高樹のぶ子のSIAブログ
カラスウリを齧りながら

朝鮮半島の緊張は続いています。
このブログを書いて居る時点では、北朝鮮は強い反応を示していません。
私の祖父は戦前、半島からの留学生を父親代わりに預かり、身元保証人として
日本の大学に通わせました。一時期は7,8人のアジアの学生(台湾や中国からも
来ていましたが、主として半島から)が、下宿していたそうです。
その一人は大変な秀才で、初代の韓国石炭公社総裁になり、お土産を沢山持って、
祖父に会いに来ました。そのとき私は中学生で、何人もの新聞記者がやってきて、
取材したのに驚きました。
すでに朝鮮戦争は休戦状態に入り、北に帰ったもう一人の秀才の所在は
判らなくなっていました。
私がSIAを始めたとき、やはり祖父のことを考えました。
けれどその祖父も、一人娘(私の母)を好きになった韓国青年との結婚は
許しませんでした。
後に、石炭公社総裁になって日本に錦の御旗を掲げて戻ってきたその韓国男性は、
いま想像するに、「嵐が丘」のヒースクリフの心境だったかも知れません。
もちろん中学生の私に、そんな気持ちの綾は、想像できませんでしたが。
あれからほぼ50年の年月が経ち、いまだに南北は対立したままです。
そして先週の発砲騒動と死者と緊張。
本当に気の毒な韓国と北朝鮮の人々。
朝鮮半島有事のとき、日本はどうするか。
政府は当然のことながら、対策を考えているでしょう。
けれど私たちも、一般国民として、在る程度の覚悟をしておくべきだと思います。
北の体制が壊れるときは、大混乱になる可能性がある。
北から中国に川を渡って膨大な数の難民が流入するでしょうし、南にも入ってくるでしょう。
そして、数は少ないけれど、海を渡って、日本にもやって来るのではないでしょうか。
静かに穏やかに、今の独裁体制が民主主義に移行してくれればもちろんそれが、
一番有り難いことですが、そうスムーズに行くかどうか。
日本人は、「難民」「亡命」などについて、リアリテイを持たないで生きてきたし、
それが可能でした。島国の恵まれたところです。ですから、そんなことは
入管の仕事で、ちゃんとやってくれると、お上に預けている。けれど想定外の事態が
起きて、しかも未来に禍根を残さないような「人道的」な対処をしなくてはならないとなると・・
命からがら海を渡ってきた北の人々にとって心安らぐ場所、しかも一定の
管理が可能な場所と言えば、 お寺ではないでしょうか。
そういう時こそ、お寺の出番です。お寺を支える檀家の人々だけでなく、私たちも
お金や物資を持ち寄り、助けてあげましょう。
日本は軍事力ではアメリカ頼みです。せめて隣国の一般人に対しては、親切にしてあげたいですね。
なぜお寺などと思いついたのかって?
実はつい最近、あるジャーナリストと話していて、お寺は宗教法人として
様々に優遇されているのだから、もっと世の役に立ってほしい、
葬儀や先祖のことだけでなく、もっと積極的に平和に貢献するべきだ、
という意見が出たのです。
わたしもそう思います。
そんな事態になれば、宗教の実践、本質が問われます。
また、日本人の本質も問われます。
まず、教会関係はすぐさまそのように、対応すると思われます。
平常時でも様々な救済活動を行っています。
でも、お寺さんは、何をしてきたのでしょうか。私の実家は曹洞宗ですが、
故郷の菩提寺ではカンボジアの平和のために、活動しておられました。
他の宗派については知りませんが、お寺の本堂を一定期間、開放して
あげることぐらいは、考えておくべきではないかしら。
そのような緊急事態が起こらないことを願っていますが、想像力が無ければ、
準備も対応も出来ません。
歴史を振り返れば、思いもかけないことの連続なのです。
(写真は山に行った人から貰った、カラスウリです。
美しいので、齧ってみました。思ったより甘かったですよ。)
高樹のぶ子
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取り敢えずの時間稼ぎだけのスタンスですね?
北朝鮮の推定難民の受け入れは、
その状況によりケースバイケースでしょう?
北朝鮮の独裁継承のケースの場合は軍事クーデターしか、
変革は有り得ず北朝鮮の軍上層部に期待しています。
それがもし成功した場合を仮定すると、
現政権の取り巻き達の難民は中国やロシアへ逃亡、
他の民衆は大きく移動しないで済む筈です。
逃亡する現政権の人達が中国政府や、
ロシア政府から入国を拒否された場合は、
行く所を無くし在日朝鮮連を頼りに、
日本に向かうかも知れません。
この場合日本政府やお寺は、
本当に受け入れる気がありますかね?
北朝鮮の場合はこのような権力継承に対し、
日頃から軍部が反感を持ってると考えられ、
そのサポートを日米韓当局は、秘密裏に進めていると思われます。
北朝鮮問題は全く前進はないと思われます。
高樹さんのご実家はやはり曹洞宗でしたか、
な~るほど、度胸だけはお有りですね?
とても朱色のカラスウリを齧ろうなどと、
僕は思ったことは有りませんね。
面白い形のカラスウリの種を、
杉並の庭に蒔くと育ち始めましたが、
花を付ける寸前にカラスウリの葉っぱと蔓が、
隣家の飼う兎が穴のあるブロックから、
庭に入り込み食べられて仕舞いました。
青いうちのカラスウリの漬物は、かなり美味しいそうです。
北朝鮮体制崩壊に伴う難民受け入れについても、国民として考えておく。。。大事なことです。
困っている人をお助けするのは、人の道。国としても、外交や自国の発展の為に、有益な行為でしょう。もちろん、なされるべきです。
一方で、破壊活動分子が紛れ込んではいけませんから、セキュリティ体制(コストがかかります)を整えるなど、「お上」の仕事とセットでなくてはなりません。自国の格差是正すらできない現状でありながら、他国民のためにお金を使うのです。
それらをふまえた上での覚悟です。
2001夏、2002春の甲子園で活躍した東洋大姫路のアン投手。長崎県で生まれ姫路市で育った彼の両親は、ベトナム難民でした。姫路市には定住促進センターがありました。単一民族意識の強い日本で、(お互いに)共生には課題が多かったことでしょう。それでもあの頃は経済が上向いていました。
経済の停滞する今は、だからこそ、アジアの一員として発展するために、共生の努力をしたいと思います。
宗教法人には、、、一時的に本堂のひさしを貸すだけでなく、恒常的な人の営みのうちに、その本領をどう発揮してくれるか、、、そう期待します。
教会がすぐにさまざまな活動に取組めるのは、信者が、他者のために働くことこそ幸せであると、分かち合っているからだと思います。それは、「教え」や「道徳」を超えた「実感」です。
しかし、キリスト信者でなくとも、そんな日本人はたくさんいらっしゃいました。そんな日本の誇りを継承し、覚悟して構築し、世に働きかけてまいりたいです。
実際に齧ってその味を聞いたのは初めてです。
そうですか少し甘いのですね。
恐るべし新子ちゃんの好奇心です。
曹洞宗の開祖道元禅師の映画「禅ZEN」を劇場で見ましたが
大変面白かったです。
病気で死にそうな我が子を助けて下さいと縋り付く母親に助かる方法を説いた場面が心に残っています。
昨今の世情を道元禅師ならどのように解釈されるのか拝聴させて頂きたいです。
http://www.state.gov/secretary/rm/2010/11/152078.htm#
日本でも尖閣ビデオの流出が問題になったばかりですが、これでは交渉事が出来なくなりますね。
私は確かに度胸で生きてきたところがありますが、それが曹洞宗と関係在るのかしら(笑)崖さんの面白い指摘に、首をかしげながら・・
曹洞宗の御開祖、道元禅師は、「甘苦上海」の最後の舞台として書いた寧波の天童寺で、修行されました。縁を感じながら取材したことを思い出しています。
相互に命懸けの事案も多く重要ですね。
抜け駆けして利を得ようとする人は必ずいますから、
太古の昔から現代も同じく人類の不条理な悩みでしょうね?
クレオパトラの親が決めた初婚の相手は、
確か不信感から弟だったでしょう?苦笑
北朝鮮ついては内部からの変革、内部の監視も厳しいでしょうが、
つまり軍事クーデターしか民主化の道はないかも。
高樹さん、是非とも秘密工作員として、
北朝鮮に出掛けて下さい?爆
米国は自らの国債と製品を中国に買って貰いたいし、
アフガンや次にイラン攻撃予定も有り、
北朝鮮は放っとけば自ら崩壊すると考えてます。
今年の米国の戦略として日本の沖縄基地の重要性を、
再認識させるだけで終わる可能性が有りますね?
曹洞宗は度胸があると言う僕の勝手なイメージは、
新卒で勤めた設計事務所の二つ先輩に、
浄土真宗のお寺の跡継ぎで現在住職の方がいて、
ある時その方がぴりぴりしている僕を心配してか、
「現代は臨済宗や曹洞宗の禅宗が時流に合う、
Tさんどう思う?
恋愛も行動して進めてから考えるタイプが強い、
それは失敗しても後で力になるからだな?」と言いました。
現在は住職の問い掛けに当時は、
禅宗は今の会社組織の中では強いと思うよ、と応えました。
事務所には同期のJ君が居て生家は曹洞宗だったし、
J君は中央線の電車の中で彼女にアタック、
その後結婚する逞しさも有りました。笑
先輩なりに浄土真宗だけでなく、
その他の宗派の教義も勉強していたのでしょうね。
浄土真宗は生臭ささが有りますが、
プロテスタントにイメージが似ているそうです。
曹洞宗は地方の豪族に浸透した宗派で、
臨済宗は中央の武士階級に浸透した宗派とか、
曹洞宗のほうが確かに野人ぽいかも知れませんね?
M83翁も曹洞宗なので甘苦上海の後半に、
曹洞宗が出て来たので苦笑いしてお喜びでした。
彼も野人ぽいところが有ります。
未だボケずに後輩の20人位の社長をお相手に、
月一の文学講座を継続しされてます。
この夏、移動書庫式の蔵書の量と、
最近購入した絵画の数を見せられ驚きました。
美術コレクションは陶芸のコレクションから入った方です。
佐倉の素封家の友人の母上に26才の頃、
檀家の為のお墓の造成と、遠方から来る住職の泊まれる、
施我鬼用のお堂を依頼され設計しました。
お堂・浄光寺として白地図に載ってます。
臨済宗です。
我が家は法然の浄土宗、
今のところ不信心で済ませてます。
大正初めに菩提寺を佐賀から、
福岡市に移した経緯が有り極〇寺です。
お寺の名が気に入りませんが、
母が盆暮れに送金してるだけです。
何れ東京近郊に移すことになりますね。
北朝鮮の金首領はどうやら焦りでしょうか、間違った方向に道を踏み外したようですね。
戦争を再開させて自爆するか、内部分裂で崩壊するかしかなくなったようです。
曹洞宗といえば、ウチもだったのですが、東京へ引っ越してきて父親の死に直面して、手近にお願いするお寺さんがなくて同じ禅宗だからと臨済宗のお寺に依存することになりました。
ご住職がすばらしい方で、お葬式のとき大音声の「喝!」に感動したものです。
ぼくはいたって小心者ですが、祖母はウチは武士の出だからと気位が高く、しかも度胸があると、子ども心に思ったものです。
今に至ってぼく自身の我が家の宗派に対する思い入れの薄さに反省している次第。
このブログももうじきクローズするとか。
こんな内輪のことまで暴露したくなるような、まさに居酒屋談議の趣を呈してきました。
途中から楽しく参加させていただいたくだけでなく、高樹先生やみなさんのお言葉を何度もマイブログに引用させていただく無礼を働きました。
ここに深くお詫びするとともに、厚く御礼申し上げます。
好奇心の塊ですね。私には真似できません。
過去には韓国人ヒースクリフがご自宅を訪れていたりして本当にドラマチック。
こういう素質と環境が稀代の小説家を生むのでしょうか。
世界を駆け回る行動力も抜群ですから、崖さんのおっしゃるように秘密工作員としても成功なさるかも?!
(ちょっとデビューするには遅いか・・・。)
ウイキリークスの流出で、中国が北朝鮮を「困っただだっ子だ」と感じていたのは、ちょっとした発見でした、というより、本心では、金体制の存続を望んでいると思っていたもので。自分たち(中国)に影響が出なければ、南が面倒を見るのが望ましい、みたいな文言もチラとありましたね。正直、中国はそんなに北への影響力を持ってないんだ、と知りました。
本当は関係国全員が、北の崩壊を望んでいない。
中国は30万人程度なら、難民を許容できるなんてあったし。
軍部のクーデターといっても、内戦状態になれば、戦火を逃れ、食べ物を求めて、国外にあふれ出してきますよね・・
「日本は拉致問題ばかりで、解決の力も無いのに、文句ばかり言う」みたいな中国の意見には、悲しいかな妙に納得。中国からでなくても、そう見えるのかも・・
ウイキリークスの情報は、犯罪ではありますし、これでは困ると思いつつ、でも、日本が外交において「カヤの外」に置かれている現実も見えてきました。
明日は東京日帰りです。
今までの始末を平和的に付けるのが筋でしょう?
壁が無くなり民主化されるので有れば、核兵器所持も由とします。
ただ北朝鮮政府の所持は、危なっかしいので御免被りたいですね。
ところでネット流出で知った日本に対する各国の認識は、
民生主義の基本的な知る権利に沿った出来事と考えたいです。
昨秋の日本の政権交代について認識は、
天皇君主制を標榜する前鳩山内閣誕生させた事実、
これを海外メディアはどのように伝えたか、
僕はよく知りませんが米国を始め、
各国はかなり日本を警戒したと思います。
日本のマスメディアは鳩山由紀夫の政治心情について、
先の衆院選で全く国内では、報道していなかったと思います。
この辺りが日本及び日本人に対し、
信頼感のない理由の一つかも知れませんね?
北朝鮮の一般の人々はなんら私達と何ら変わりありません。現体制の北朝鮮に産まれてしまった不幸な境遇に何かできるのであればできる範囲でやりたいと思います。
お寺もそうですね。もっと世の中の役に立つ存在であって欲しい。そう言う事をしないのであれば税金を納めて欲しいと思います。
目上の人を敬うとか、若い人を温かく見守るとか宗教以前の人の道のようなものが失われてきている今、一層役割があるのではないでしょうか。
見えてなかったところが見えてしまったということでしょうが、すべての団体で情報の管理を徹底するべきですね。でも、本物のスパイは最後まで分からない人でしょうね。
宗教のお話が出ていましたが、共産主義国や独裁主義国等は、一種の宗教団体のようなものとして考えて方が理解しやすいかなと感じます。
どのように展開するのか、自己矛盾で意外に脆く、内部崩壊?
「カラスウリ」食べたことありませんが。
昨日、木蓮様おなじみの夙川(阪神間の河川)公園を歩きましたがカラスウリはありませんでした。春にサクランボはありますが。
同じ紅葉の並木道でも、京都と比べると、「晩秋(初冬かも)の匂い」も希薄なような気がしました。風景がまだ人になじんでいないのでしょうか。
「文章の匂い(香り)」
昨年の9月頃のブログで、「長く小説家をやっていると、文章に書かれている中身とは関係なく、(数行の文章を読んだだけでも)匂いがあることが判ってきます。・・・(そして) ご自身も、文庫本の切れはしからでも、『高樹さんの文章の匂いだ』と判別してもらえるような、作家になりたい」と、「文学の匂い」について触れておられたことが印象に残っております。
その時に「文章(文学)の匂い」について問いかけのコメントいたしました。
「統計学」を活用すれば、「言葉」と「その使い方」を分析すれば、誰の作品か判別することができるようです。(実際にどなたかがされていました)
通常の「匂い」においては、N、Hなど単独の原子では匂わないものの、NH3という結合になれば、アンモニアの分子を構成し、アンモニア臭として認識できます。
匂いの条件には、「分子量の大きさ(大き過ぎず、小さ過ぎず)=浮遊性、水溶性=吸着性」という制限があり、匂うものと匂わないものに分かれます。
「言葉」を原子、そのつながりの「言葉の一団」を「文章の匂いの分子」と考えると、その大きさは、1行半(30字)・和歌(31字)でしょうか。
また、「吸着性」は、文章の音声やリズム(韻)などの質・形とともに、読み手の感性や肌合いでしょうか。
統計学を使わなくても、感性や体感というフィルターを通して、柔らかくした心に吸着できたものが文章の匂いとして認識できるのかもしれませんね。
どなたかご意見・ご教示ください。
「日中韓 東アジア文学フォーラム2010in北九州」
次の日曜日は、フォーラムで「恋愛と文学」をテーマに報告されるそうですね。
歌手兼務の川上未映子先生の朗読や魅力的なテーマで、もう少し近ければ参加したいところですが、やはり福岡県はアジアへの窓口ですね。
「愛の概念」
以前に各国の文学に見る「愛」の概念の違いなどご紹介いただけるのでしょうか。
韓国の「恨」と「愛」の関係や他の国や地域での特徴についてなど。
ブログで、SUMMARYなどご紹介くださることを楽しみにしております。
ご盛会をお祈り申し上げます。
めざすは核を保持した<強盛大国>で、イランと同じ自立です。その辺は中国も分かっているのでしょう。
現状の危機を解決するには金体制崩壊しかありません。
その上で中国が傘下に置くのか、韓国が引き受けるかの道が残されますが。
日本はどうあるべきか。
北朝鮮問題に関して言えば、先ず核保有を断念させることが先決です。
それに成功するということは金体制が崩壊するということであり、自ずと拉致問題に解決の道が開けます。
今の国際政治力学から言えば、一般的には日本も核を保有しなければ発言力は得られないというのが現実です。
しかし、現実はムリだすし、人間社会の目指す方向にも逆らうことになります。
<核廃絶>はムズカシイとは思いますが、国際政治力学の象徴である<核>の廃絶を訴え続けることで、持たない国々を糾合し、それなりの発言力を持つべきです。
アメリカの核に守られている日本がそんなこと言う資格がないなどという向きもありますが、現実的対応と目指す理想は別問題です。
単なる理想平和主義とは異なる、現実的平和主義に徹する理念を日本は世界に向けて発信すべきです。
そうすることで日本の発言に<芯>ができます。
いずれにせよ、今回の事件を発端に金体制は崩壊する道へと歩みだしました。
しかし、核保有をしていない日本が、民主主義国家なら核保有を容認しようなどと言うのはバカみたいです。崖さん。
上のタイトルでウェブ検索してみました。
3月の韓国の哨戒艇爆破沈没事件について、
米韓軍の合同演習中の事件だったそうですね?
5月20日前後のlivedoorニュースに拠ると、
米軍が誤射若しくは発射し、撃沈させた可能性が強いです。
それに哨戒艇の生き残り乗組員は、
マスメディアから隔離されているそうです。
事の真偽はそのうち「ウィキリークス」でも公にされるかもね?
北朝鮮の韓国の哨戒艇撃沈となれば、
即日、開戦行動を取るべきだった事件、
やはりこれ幸いと米国と韓国とが捏造し、
日本政府の沖縄基地への取り組みに対し、
強力な圧力を掛ける意図の事件だったと思われます。
ヒラリー・クリントンも苦境に立ち、
これからも米国外交は色眼鏡でしか観られませんね?
現在の核保有国の国際体制である限りにおいては、
僕は核兵器が必要な各国は皆さん所持すべきだ思います。
学生時代、確か小型核兵器は60万円で、
製造可能と聴いていますね?
現在でもソ連崩壊で流出した濃縮ウランが出回り、
1億も有れば可能な筈です。
日本は今のところ持つ必要はないと思いますが、
昔から親日的なイランはイスラム国家の代表として、
早急に核保有国となる必要が有ります。
既に濃縮ウランは貰い物で製造した、
核兵器は所持しているでしょう。
隣接するインドもパキスタンも所持しているので、
イランは核兵器を持つ必要が有ります。
核保有国が核兵器拡散問題を、
論ずる資格は全くないと思います。
何故って富裕層が貧民層にお金を持つのを、
拒否してだけのようなお話でしょう?
ところで日本全体があらゆる分野で沈滞していますが、
曹洞宗のイメージに叩かれても叩かれても立ち上がる習性は、
今の日本人が見習うべき習性だと思います。
あらゆる分野とは、例えば高性能の新機種のこの携帯は、
国内でしか売れず高価過ぎて、殆ど輸出はされてないそうです。
でも東京は、紅葉、黄葉が、いつになく綺麗でした。
「夢の中へ」さんが、匂いについての昔のブログを思い出して下さってますが、たぶん、明日アップになるはずの、サイアバリ島の映像でも、主役は「匂い」です。
また、日中韓のフォーラムでの、基調報告の原稿を、終わり次第、このブログ上でも、読んでいただけるように努力します。
関係各位のお力で、大きな催しになりそうです。
私も明日夕方からのレセプションに参加して、中国韓国の作家たちを、歓迎する予定です。
今年は何処も紅葉が冴えてるようですね。
「ウィキリークス」の漏洩は大部分東京からの情報だったそうです。
「ウィキリークス」の選択された漏洩情報は、
米国の擁護のスタンスで中国や、
相手国の批判のネタだけを抜粋されてるとか。
またNYタイムスの論調を踏襲し、
それに呼応した情報のみを選択し、
漏洩している傾向があるそうです。
この二つを念頭に漏洩情報を、読み解く必要があるとのことです。
北九州市での文学イベントはメンバーを拝見すると、
盛り上がりそうな面々ですね?
(不遜な表現になりますが)ようやく日本語でもウィキリークスが話題になった、と感じました。7月末のイラク米軍情報漏洩時点で世界は大騒ぎしているのに日本語メディアは関心薄のようで、興味のある人は、直接wikileaksその他英語情報に頼りました。
「日本がカヤの外におかれる」現状には、日本語メディアにも責任があると思います。NYTの何倍もの発行部数を誇っているのに、国際感覚に疎い、(政府の意向に沿った)内向きの記事に偏ってはいませんか。
これは記者クラブ等に守られた報道組織への叱咤ではなく、常に「ジャーナリズムとは」と自問しながら職務に励んでいらっしゃる志高いジャーナリストの方々への激励です。
内部告発サイト。
人間の歴史とは、懐で孵したものに慌て続けてることなのかもしれませんね。
ウィキリークスが、地球上の国家という枠を外して、「人」の共同体だけを存在させる、という「理想」に基づいて、情報を共有する使命を果たそうとしているのなら、その理想には共感します。ただ、まだ現実に国家が存在している中では、高次元の編集責任を負わない限り、却って人への危険が増すだけ。とはいえ、NYTが掲載した内部告発「ペンタゴンペーパーズ」がベトナム戦争終結に果たした役割は小さくありません。今回WSJやCNNは掲載を見合わせたけど、NYTは政府に英国紙からの流用記事を再編集し、政府に相談した上で掲載しました。ジャーナリズムへの背信との批判を受けつつも、内部告発サイトをジャーナリズムに使命に照らし合わせて、論議を深めようとしています。
米国は力のある国ですが、その力は、政府は政府、報道は報道、その他それぞれの立場で高度な職務遂行がなされることによって生み出されているように感じます。強烈な愛国心に基づきながらも、一枚岩ではなく、個々が真摯にそれぞれの使命を追求している成果でしょう。
NYTだけが米国の論調ではありません。また、NYT内でもジャーナリストによって色々です。すべて署名記事。
私は新聞が大好きです。家族で活用したいので、日経もネットから紙へ再購読しています。情報は操作されるものだと思っていますから、どう操作されているかを推し量りながら読んでいます。
政府は機密管理を徹底してください。
一方でメディアは、権力に対峙するものとして、知る権利に支えられていることを自覚してください。
それは、単なる暴露や、言葉尻を捉えて騒ぎ、煽るのが目的かと思わせるような低レベルの報道ではなく、果敢な取材と高度な検証、分析を経た報道を望んでいるということです。時には政府の利害と相反することもありますが、ジャーナリズム精神にのっとる、責任を自覚した活動ならば支持します。
無臭の原子が、結合の形により「匂いの分子」(特有の性質とともに)を構成するように、この度のフォーラムの参加者の皆様も、「平和と友愛の匂い」を発することができるような、かつ視覚にも訴えるような形の結合を、模索、形成していっていただけたらと願っております。産業クラスターのような関連性のある「文化クラスター」というのも一つの形態でしょうか。
人間の前に立ちはだかる硬く固まった制度・体制・社会の不条理に対して、文化は一見無力に感じられますが、人間の魂に働きかけるような普遍的な情念を持ってすれば、耕し(cultivate)、溶解させていくことができるものと思います。
また、対外的にも、日本は独善的になることなく、相手が匂う(感じる・認識)ことのできるような「形」を形成して情報発信しなければ、「素通り」されるのはやむを得ないことと、反省することも必要ではありませんか。なぜ素通りか。民族のエッセンスを含んだ文学の出番ですね。
ご案内いただいたバリやフォーラムのサイトアップは楽しみですが、ご多忙中くれぐれもご自愛ください。
シンポジウム(要申込み、入場無料)のどのテーマにも、朗読会にも、惹かれてやみません。あぁ。
「人間の普遍性」「魂に働きかける普遍的な情念」を求め、分かち合う集いにて、様々な結実があり、どのような香りに包まれるのでしょう。。。
夢の中へ様のご案内は、なんとも魅惑的。
皆さまの思いが実り、芳しくも豊かな会となりますよう、心よりお祈りいたしております。
相手に感じてもらえる発信を、文学と、文学以外にも期待しつつ。