高樹のぶ子のWEB SIA(SIA=サイア)〜アジアの心の情報を発信する〜

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高樹のぶ子のSIAブログ

2010年11月22日 / 最近の出来事

日本の技術の素晴らしさと、当ブログについてのお知らせ

日本中が「ハヤブサ」の快挙に湧いたのは確か6月でした。
イトカワの物質も、ちゃんと持ち帰っていましたね。
きっとすごい技術なのでしょうね。


あまり話題になっていませんが、ヤマハピアノについての快挙をお知らせします。
今年がショパン生誕200年の記念イヤーということで、クラシックのコンサート
でもショパンのピアノ協奏曲を何度聴いたことでしょう。
私もジョルジュ・サンドとの関わりを中心に、ノアンやマヨルカを訪ねて、
本を作りました。


そして今年は、5年に一度行われるショパンコンクールの年でもありました。
今年は小山実稚恵さんが審査員となられました。
繭玉のような音をふわーっと空に拡げる、日本が誇るピアニスト小山さん。


これは世界でもっとも権威のあるピアノコンクールの一つで、
かつて、ユンデイ・リやポリーニ、そしてアルゲリッチなどが優勝して世界に
羽ばたきました。


My Book「ショパン奇蹟の一瞬・・PHP出版」はアルゲリッチと、
このコンクールでは優勝できなかったアシュケナージの演奏CD付きです
(ちょっと自慢と宣伝)


ショパンコンクールの優勝者は、一躍大スターとなります。
今年の優勝者は、45年ぶりの女性(アルゲリッチ以来)で、ロシアの
ユリアナ・アヴディエヴァさんで、来年早々、福岡でも演奏が聴けます。
芥川賞選考会の翌日ですが、何とかして聴きたいと思っているところです。


ピアニストには、こうしてスポットライトが当たりますが、その音楽を表現する
のはピアノです。
ピアニストは、もっとも自分の表現に合ったピアノを選びます。
F1でもレーサーとマシーンが噛み合ってこそ結果が生まれますが、あれと
同じですね。


このショパンコンクールでは、主催者が「使用ピアノ」を指定します。
許可されたピアノしか使えません。


ショパン・コンクールは1927年の1回目から、スタインウエイ(アメリカ)と
ベーゼンドルファーが使われていました。
1985年の11回から日本のヤマハとカワイが加わりましたが、王者は変わらず
スタインウエイでした。
ただそこで、ヤマハやカワイで人生の勝負をかけるピアニストも生まれたという
ことです。


第11回で優勝したブーニンは、現在はイタリアのファツィオリを演奏会場に
持ち込みますが、(演奏会が終わって間近に見せてもらったことがありますが、
内側にハービーハンコックのサインがありました。)
このファツィオリも今回から「使用ピアノ」として許可されました。長い道のり。


そして今年です。


ファイナルに残った10人の演奏者のうち、4人がヤマハのCFXを使い、
ユリアナ嬢もヤマハを弾いて見事優勝しました。
このヤマハCFXは二千万円近くしますが、この事実は世界のピアノの頂点に立った
と言ってもよい快挙です。
宇宙技術だけでなく、「美しい音」を生み出すことも、人間の能力フル稼働の
技術なんです。
ヨーロッパの長い音楽史のなかで、東洋の日本の楽器がここまで来たことを、
誇りに感じませんか?
王者スタインウエイ(アメリカ)を抜いたと見ることも可能な出来事なんです。


ちなみに、ピアノ製造は、ピアニストとともに、成長した歴史があります。
ショパンとプレイエルのピアノは、持ちつ持たれつでした。
プレイエルはショパンをサポートし、彼の表現のために、技術研鑽したと
言われています。
同時代のリストは、別のピアノ会社と組みました。


さて、お知らせです。


このSIAブログの終幕については、一ヶ月前にお知らせすると申し上げていたので、
そうさせて頂きます。


今の予定ですと、私からの最後の記事発信を、12月13日にアップいたします。
その後、12月27日まで、皆様およびブログ主も加わって、コメント欄にて、
お喋りを楽しみたいと思います。
12月27日には、幕を引きます。
それまで、どうぞ言葉の演奏、競演をよろしくお願いいたします。


(写真のピアノは、私の下手なタッチに耐えているヤマハです)


高樹のぶ子

コメント ( 22 ) | Trackback ( 0 )

« SIA Short Sto... カラスウリを... »

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コメント
 
 
 
ステータス? ()
2010-11-22 15:57:02
ショパンコンクールでYAMAHAのCFXが、
活躍したとのこと、喜ばしい限りです。
恐らく'70年代になってからだったと思いますが、リヒテルがYAMAHAのピアニッシモの音色に幅が有り豊かだ気に入り、
わざわざ製作所に顔を出すほどに熱心だったと思います。
元々若い頃のリヒテルは、ショパン弾きの名手だったようで、
彼の初のコンサートも全曲ショパン、
ピアニッシモの豊かさは不可欠だったのでしょう。


日本楽器としてのYAMAHAとは何かと縁が有り、
井の頭線でばったり会った広告代理店の、
今は亡き若い友人から依頼され、
YAMAHAの雑誌広告の仕事を丸6年間担当しました。

ただピアノや管楽器弦楽器のクラシックや教育用の楽器の、
広告制作の予算は僅かでしかも毎年使い回し年に二、三発、
主たる広告は商品として回転の早い、エレキギターやベースやドラムの広告でした。
然しながらYAMAHAはロック用のこれらの楽器も、
ステータスを持って製作や広告制作をしていました。

元来のステータスの意味合いは、
状態や状況を指していますが、
常に僅かでも前進している状況のことですね。

全く関知してませんでしたが、
YAMAHAのほかのオートバイやリゾート関連は心配。

今日の国会の議員の発言を聴いてると、
皆さんステータスのない方々ばかりに思えます。

バリ島の短編、男性には読み辛いような気がします。

 
 
 
スタンウェイってアメリカ製でしたか?! (ボニー)
2010-11-22 23:32:06
 あら、スタンウェイってアメリカでしたか~。
(知らなかった!です、)
アメリカが、ピアノとか、とにかく、楽器などという繊細な物もNO1?を作っていた、なんて逆に一寸驚き、です?!
(物知らずでスイマセン~)
 ちなみに、(ピアノとは全く違うけど、)こちらの地下鉄はほとんど川崎製鉄、だかのようですよ。
(なので、ここらはそこの社員ご家族も結構多い、)
だから、「何々線の全面的な改善」とかいうプロジェクトが起きると、必然的に川崎社員の駐在期間も延長、みたいな、、。
ヤマハホールというのもマンハッタンのど真ん中にあるようですけど、行ったことがない。
スタンウェイホールの話しは時々聞きますが(知人が演奏会するとか、)、日本人はひょっとしたら、そちらの方が好きかも?
 CD付きの、そのショパンのご本、そんなこと言われると欲しくてのどから手が出てくるではないですか~。
(紀○国や、に注文しようかなあ、、、)
音楽をやってない人(夫。音痴なんです、)にいくら音のことを言ってもわからないので、時々欲求不満です。
でもそういった音楽関係の本を読むとかなりその不満が解消できることがありますね。

 「ハルム芳香日記」、うーん、「ヤバイ」なあ、って感じでした~、、、。
先生は、異性のごきょうだい(でも漢字で書くと「兄弟」で、
わたしとしてはそれは意味的に変と思うので、ひらがな、)いらっしゃらないですが、それでも、そう言った、深層心理、おわかりになられるのがなんともそらおそろしいような、、、。
 女性にとって年の近い「兄弟」は、この世に生まれでて最初に見る「異性」、男、なんですよね、、。
(父親もそうですが、父親は年が離れすぎてるし、ふだんの生活上ではそんなに密接でもないし、)
 なんだかヤマハピアノとは関係ない、一寸意味深な話しになっちゃいました。
 
 
 
WEB と PF (夢の中へ)
2010-11-22 23:55:23
WEB-SIA

WEB-SIAがまもなく終了とのこと。
いろいろなことにチャレンジされ、また壁に多くの穴をあけてこられてことと思います。
デザイン、一覧性、網羅性、アクセスともに容易で、そして何といっても「鮮度」が保たれ、本当によく出来たホームページだ、関係者の皆様に心から敬意を表します。

一般では触れることの出来ないような「生の情報」に接することが出来、アジアについてより立体的に色彩や香りなどもイメージできるように、生活者としての視点、皮膚感覚から、言葉を紡いで文字として、時には作家としての生の音声・映像として、伝えていただけたように思います。

でも、終了となると、何だかぽっかり穴が開いたような寂しさも感じられますね。
「SIAの集約本」が出版されて、出てからの会話が楽しみでしたが。
他にない事業ですので、今後も、何らかの形で、SIA事業を広げていっていただきたいと思います。

人生は「一期一会」ですので、瞬間瞬間を大切にすればいいと思いますが、当事業で蒔かれた文化の種が、発芽し広く繁茂していくような、心に深く「余韻」の残るようなエンディングを、「マエストロ」に期待しています。


ピアノフォルテ

1月は、ショパンコンクール入賞者ガラコンサートですね。
大阪は19日、福岡は18日でしたね。
まだCFⅢもなかったころ、ツィンマーマン優勝の本選を、宝塚の友人宅でテレビ観賞。
なぜか男の子ばっかりで、論評(2位の美人のお姉さんの方がうまいかも?とか)で盛り上がってしまったことが昨日のことのようです。
その時にも、使用ピアノについて話題(日本製がない)になり、「やはりアクションが・・・」と分かったようなことを誰かが言ってました。
当時、既に日本製ピアノの評価は高かったのですが、コンクールでの採用が少なく、文化の壁を感じていた頃でした。
20数年前にハイデルベルクの学生酒場(ローターオクセン:赤い牡牛)に行ったとき、かなり古いピアノが置いてあったのでよく見ると、YAMAHAのロゴを見つけて、驚きとともに誇らしい思いがこみ上げてきてきました。まさかドイツで。
YAMAHAがコンクールを席巻するとは隔世の感があります。

ツィンマーマンの受賞直後のリサイタルでは、初々しさにあふれた演奏でしたが、その美少年も今や本当にいいおじさんですね。(自分もね)
前回のブレハッチのリサイタルも行ったので、このたびも行くつもりですが、25日(発売日)にチケットを買えるでしょうか?
受賞早々は、評価に比べて、どうしても少々荒削りに感じられるのですが、さてこの度はどうでしょう?今から楽しみです。

「音」と言えば、キーシンですね。
ホールに備えてある普通のピアノ(普通の調律)で、どうしてあの音(大きさ、音質等)が出るのか、未だ信じられないままです。
ショパンのエイチュードのある曲が、全く別の曲に聞こえてしまうのが不思議でした。(思わず引き込まれたように会場から拍手がもれてきていました)
音と同様に、言葉も、一言一言を磨き、重ね紡いでいけば、文章や作品が生命を持ってくるようになるのでしょうね。
やはり神は細部に宿るのでしょうか。


スタインウェイについては、ハンブルグ製とニューヨーク製があります。
違いは、キーボードのピッチが、「センチ」と「インチ」で、微妙な差があり、国内のものはハンブルグ製が多いと思います。
(実は、私も、長い間違いを知らなかったのですが)
 
 
 
ショパン (高樹のぶ子)
2010-11-23 00:16:23
「夢の中へ」さんは確か福岡ご在住ですから、ブレハッチでは
同じホールにいらしたのでしょう。
ブレハッチは男性的で正確で強いショパンでしたね。
私の好みは、ユンデイ・リのあの星くずをちりばめたような繊細無比なショパンです。これは好みですね・・

スタインウエイについては詳しいことは知りませんでした。
ありがとうございます。
たしかニューヨークの空港近くに、工場がありますね。

ユリアナ嬢のショパンが楽しみですが、芥川賞選考の翌日なので、うまく戻ってこられるかどうか・・
 
 
 
2006 (木蓮)
2010-11-23 01:00:45
フェスティバルホールではないですか?ご一緒していたかも、と思うとドキドキします。
 
 
 
ショパン国際ピアノコンクール (木蓮)
2010-11-23 03:32:46
高音域のブリリアンスを改善したヤマハ新世代ピアノ「コンサートグランド」の好評に喜ぶ半面、生誕200年記念大会の盛り上がりにもかかわらず、日本人は17名中6名が2次予選通過したのが最高で、3次予選にも進めなかった結果は残念でした。1980年からは毎回入賞者を出し続けましたから、厳しい現実といえましょう。もちろんそれがすべてではないけれど、プロの登竜門であるならば、日本の現状を象徴しているように感じていました。
冒頭でミスタッチをしたアブデーエワが優勝。クラッシック音楽界は、過去の名録音にはない「新しい表現」を欲しているのでしょう。
そうなれば教育システムが問われます。世界の潮流に外れ、過去の成功体験に捉われて、取り残されてはいないだろうか。。。録音技術の発達に同調した指導は試みられているのだろうか。。。どうか、努力する前途有望な若きピアニスト達が、日本から羽ばたいて行けますように。

(夢の中へさまは、学生時代も関西にいらっしゃったのですね。ご友人宅へは今津線かしら?すみません、なんだか懐かしくなったものですから。)
 
 
 
ピアニストなど (夢の中へ)
2010-11-23 15:17:18
残念ながら、私は兵庫県在住です。防府と同じような気候の瀬戸内。
母方の曽祖父(豊前系かも)が福岡県庁勤務で、祖父の代からは、東京と関西に移転しています。
マイマイ新子の顕微鏡のところで、自分も小学校入学時の祖父からのプレゼントが「顕微鏡」だったので、そんなお家もあったんだなぁととても親しみを感じました。まだ置いてありました。
木蓮様のお察しのとおり、線路がまだ平面交差でガタガタいっていた頃の阪急今津線で行きました。なぜ皆で日曜日の午前中に行ったのかは思い出されませんが。

「ブレハッチ」は、日程関係で、西宮の芸術文化センターのリサイタルでした。
佐渡さんの方針で、希望者全員にサインされていましたが、間近に見ると男性的な演奏に反して華奢に感じられました。
先生も、木蓮様も、同じく空間と音を共有できず、残念です。

「ユンディ・リー」がお好みとの事。
以前ブログにも書きましたが、実力、将来性ともに№1の一人で、どこまで伸びていかれるのか楽しみです。
「あの星くずをちりばめたような繊細無比なショパン」という表現、よく分かります。
1音1音がきらきら輝きをもって、絡まり広がっていくような感じですね。
「星くず」と言うのは、奥行き、深みが感じられるいい表現ですね。
ユンディ・リーを初めて見た時、そのような芸術家を生み出せるような社会に中国が変化したことを実感させられました。
いずれコンクールも中国人の争いになる時が来るんでしょうね。

ショパンの演奏に関しては、中高校時代によく聴いていた「アルトール・ルビンシュタイン」が自分の基準になっているのかなぁと思います。
やはり、ショパンは、男性的に、堂々とした演奏を通じて、繊細な部分を際立たせるような演奏がいいのではないかと思います。女性だったらアルヘリッチですね。。
写真や音楽を通じての私のイメージでは、ショパンは、意志の強い、少し頑固な性格だったのではないかと思っています。

30数年前に聴けてラッキーだったのが「アシュケナージ」です。もう聴けないでしょうね。
特に派手さのない演奏ながら、丁寧に音を一つ一つ作り上げていき、絡まりあった音が急激に膨らんでいくような拡張感は、魂が内から弾ける様な感動を覚え、今でも耳にこびりついています。幻想ポロネーズもそうでしたね。
アシュケナージの演奏スタイルは、高樹先生の作風に似ていませんか?
大江先生の選評にあったように、ひとつひとつ丹念な記述で人間観を表現していかれるというような。

審査員
やはり審査員は凄いと思いました。
5月に、ツィンマーマンに優勝をさらわれた美人のお姉さん「ディーナ・ヨッフェ」のリサイタルを聴きました。
技術的には№1であったのかもしれませんが、音の広がりか何かプラスアルファ的な部分を審査員は評価したのでしょう。後付理論とともに、実際に聴いてみて、納得しました。
でも、今でも、二人とも優勝にしてあげてほしい気持ちは変わりません。(男の子はきれいなお姉さんに弱い?)

お奨めは、「ぜひキーシン」ですが、来年も、機会があれば原田さんや多くのアーティストの演奏も聴いてみたいです。

いずれにしても演奏は一つのアプローチ、切り口ですので、いろんなスタイルの演奏を楽しみながら、ショパンの魂の本質を垣間見させていただきたいと期待しています。
音楽ファンの皆様とは、どこかの同じホールでご一緒しているかもしれませんね。
 
 
 
戦いと滅びのショパン。 ()
2010-11-24 04:42:31
北朝鮮と韓国の戦争状態、11月末は色んな事変が有りますね?
NY株はかなり下がってます。

先日、アジアは米国を必要としていると、
オバマ大統領は言っていたようですが、
又々軍事力ではしょうがないですね?

近年の中国が北朝鮮を以前より擁護しているのが、
僕には何のメリットがあるのか、どうも腑に落ちないです。


クラシックは中学2年の頃、父親のSPレコードの中に、
物凄い迫力のハンガリアン ラプソディ(オーケストラ盤)を見付け、
10年近くもリストに好みが偏向していましたね。

当時は米国発のニールセダカやポールアンカが流行り、
あの音楽への対抗心からだったかも知れません。

リストが今のパンクロックのように、
僕の心にド~ンと響いて来ました。
未だ本格的なジャズ音楽は知らない頃でした。

大学の後半になって大学の先生や、GF(ベートーベン好み)の影響で、
月二回はクラシックの演奏会に7年間位通いましたが、
その後は年に二、三度出掛けた程度です。

夢の中さんのお住まいがいつの間にかお二方のお話で、
福岡になって来たのでちょいと驚きましたが安心しました。

近年のユンディ・リーやキーシンは聴いたことがないので、
YouTubeで少し音色を想像しながら聴いてみました。(携帯YouTubeの音色ですから、音色の想像力が必要です。苦笑)

どうなんだろう、ピアノ弾きは色んな芸術にも、
興味を持って欲しいと常々思います。

学生時代、40代のリヒテルのレコードジャケットを見て、
やり手風の人相に少したじろぎました。

ところが初来日した時に大小のホールでも聴き、
既に56、7才になっていた間近のリヒテルを見て、
意外にもゆったりした物腰を見て感動しましたね。

彼は若い頃から文学や絵画も自ら熟し、
交友範囲の広いピアニストだったそうです。

リヒテルのせめて30代の若い頃の、
ショパンの演奏を聴いてみたいものですが・・、
現存しているリヒテルのショパンは、
あまりにもマニアックで戴けないようです。

ショパンは美しい滅びの旋律だけに、
ピアニストが深めるには難しいのでしょうか。


反戦について。

木蓮さんはお子さん達が戦地に行き戦いたいと云えば、
お子さんの考えを尊重され送り出されるとか?

恐らく僕も妻も子供を説得し阻止するか、
出来なければ親子の縁を切ると思います。

木蓮さんの世代の祖父母さん達は、
無責任に若者を前線に送り出した世代だったのかな?

終戦時に士官学校に居た親しいM83翁のお話しだと、
全く軍の上官達は責任を取ったり、あの反省記も残してないそうです。


 
 
 
ピアノ (ひかる)
2010-11-24 13:41:43
ピアノって素敵ですね。

ピアノは高いので不況の影響とかでピアノレッスンを受ける生徒とかも昔より減ってるのかな。
 
 
 
コントロール (高樹のぶ子)
2010-11-24 17:09:25
再び朝鮮戦争の様相で・・困りますね・・
株も下がっているようですね。
中国は北朝鮮のコントロールを、上手くやって欲しいのでに、
どうも、中国の姿勢が良くわからない。

「夢の中へ」さん、住所のこと失礼しました。勘違いでした。
 
 
 
アイルトン・セナ (浜田英季)
2010-11-24 20:05:14
確かに、ピアニストとピアノメーカーの関係は、F1レーサーとエンジニアの関係に似ていますね。私は幸運にも故・アイルトン・セナとホンダのエンジニアの戦い(切磋琢磨)を何年も見てきたのでそれを実感しています。ポールマッカトニーもスタインウェインが好きなようです。
 
 
 
祈念 (木蓮)
2010-11-24 23:12:04
また血が流れ、尊い命が犠牲になりました。黙祷。

ボズワース北朝鮮担当特別代表による(北朝鮮核問題についての)日中韓の調整作業、及び、北朝鮮のウラン濃縮施設について深刻な懸念を表明した直後の砲撃でした。また核問題解決が遠のきます。体制移行期の北朝鮮に対して国連安保理はどう対応していくのでしょうか。日米韓に露を引き込み、結束して、中国に(コントロール!)メッセージを送るのでしょう。国連事務総長が当事国出身だから困難は増しますが、どうぞ、よき解決がなされるよう、それぞれの立場で一線に立たれている方々の献身に感謝しつつ、念じております。
 
 
 
上海 (サイヤ)
2010-11-25 18:19:56
もう最後の記事のアップまで半月足らずですか。

寂しいかぎりです。
先生をはじめ皆さんから何らかの反応を頂戴できたりしてとても刺激になりました。
ありがとうございます。

いつもながら脈絡を考えずに投稿します。

ようやく上海蟹を食べてきました。

娘が結婚する前の家族の記念旅行。

娘との婚前旅行?は、とても印象深い旅になりました。

家族写真を見返すと背景はヨーロッパの町並みのよう。

小籠包の名店などにも立ち寄りましたし、アナベル・リーの本店と新天地の店も覗いてシノワズリ雑貨も若干購入しました。

中国人の現地ガイドが同行したので、尖閣列島のことを聞いたら、憮然としましたが、反日デモは中国のどこかではあっているようだが、上海ではないと断言していました。

中国民主活動家のノーベル賞受賞については、「うそ!」という反応。まったく知らされていないようでした。

仮に反日感情が昂揚しても、私は日本人と中国人を区別することはできませんでしたから、街中で日本人に危害を与えることは難しかろうと感じました。

万博が終わって森ビルやナイトクルーズに参加する観光客も激減したと言っていました。そのぶんゆとりある観光ができました。

タクシー代が安いのでどこに行くのもタクシー。
ただ、雑技団のような曲芸運転で怖い思いをしばしば味わいました。

人々の活気のなかで、知らないのもシアワセなのかもしれない。そんな風にも感じて帰国しました。
 
 
 
神風? (高樹のぶ子)
2010-11-25 22:35:04
北朝鮮の攻撃は、菅政権にとって「神風」で、汚名返上のためにいつになく張り切っている、というような意地悪い産経新聞のウエブ記事を読んで、何ともイヤな気持になりました。
朝鮮半島の悲劇を、現政権批判にひたすら結びつけて、政局に利用しています。

尖閣の問題も北方四島の問題も、外からの問題をひたすら政権攻撃にしているそのいやらしさに、うんざりしてしまいます。

半島の死者に対して、そしてこれから何が起きるかわからない状況に対して、これで良いのでしょうか。

自民党政権に対して、民主党が同じ攻撃を掛けても、やはりイヤな気持になるでしょうし、「野党的立場の無責任さ」を感じます。

別の新聞が、こうした与野党の攻防を「コップの中の嵐(問責決議の件)」で、いまはそれどころじゃないだろう、と社説で書いていました。

「神風」という言葉を、このように使うことにも、違和感があります。神風とは恩寵を意味しています。これは悲劇であって恩寵ではないでしょう・・

隣の家が燃えているのに、口きたなく相手の非をあげつらっている夫婦みたいです。

「環太平洋の時代」だと前のブログにかきましたが、残念なかたちで、それが現実になりつつあります。
管総理は、全党首を集めて懇談したようですが、野党は何か力を貸すことが出来たのでしょうか。

 
 
 
あと、半月? (satoko)
2010-11-25 23:40:41
寂しいですね。
毎日の楽しみでした。

サイヤさんのお嬢さん、おめでとうございます。ご家族でのよい思い出になったことでしょうね。我が家も次女が、近日中に結婚します♪ 寂しくなります。

このサイトに書き込むのは、ちょっとドキドキでした。時々皆様のおっしゃる意味がよく分からないままに直感だけで参加させていただいていたような有様です。

先生にも容認?していただいて感謝です。
書くことは唯一の「私の」自己表現だと、気がつきました。
政治、経済は苦手な分野でしたが、でもこの場で大いに勉強になりました。
この国は、政治家、マスコミを含めてきわめて自虐的な方が多いように思います。この国の体質なんでしょうね。
でも、私はこの国を愛しているんです。
いろいろとおっしゃる方々も心底では同じだと思います。

抽象的なことを言っても始まらないのですが。

先生がおっしゃるように反対ばかりではなく、みんながこの国のために、どうしたら一番良いか知恵を出し合うようになれれば良いですね。
全体主義というのとは違うと思うんですが、人のやることは、どうしてこうもギクシャクするのか、ため息です。

ある意味、まだまだ平和ということかも知れません。

上海での紅子さん、あれからどうしているのかしら。
颯爽と上海の町を闊歩しているか、あるいはもうとっくに上海を離れて、違う都市に住んでいるかも。日本ではなくて。

そうでした。私は今日、生まれて2度目のエステにいってきました。
取り留めのないことばかり、失礼しました。





 
 
 
危機対応、音楽等 (夢の中へ)
2010-11-26 01:18:27
「危機対応等」
詳細は分かりませんが、神風発言は、新聞ではなく民主党内の一部の議員から出た発言と報道されているようですが。
政権追及逃れ程度の感覚だとしたらお粗末ですね。

韓国も初動の遅れで被害を増大させた責任(1時間ほど無防備であったとか)で、国防相が辞任したとのことです。
わが国も自衛隊への支持が遅れていた(自衛隊からの対応伺いがされていたのかどうか分かりませんが)ようですし、与野党ともにもっと緊張感を持ってほしいと思います。ほとんどの権限を国会等に委ねられている現状をもっと重く感じ、まず国民と国益を守ることを考えてほしい。

しかし現政権にも物足らなさを感じます。
「日本国民は、恒久の平和を念願し・・・・・日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」という『日本国憲法前文』に即した内容の声明は、第一声で出すべきであったと思います。そのような国家運営に努めていないのかという疑問が抱かされます。(国家よりも議員数と政権維持に関心?)
平和憲法と実績をアッピールできるチャンスでもあったと思いますが。《平和憲法も武器!》

この機に、世界情勢について、表面的な部分ではなく、潜在している本質を厳しく見極め、現状をリセットして、刻々と変化する世界情勢に柔軟に対応してほしい。
そして、「ぶれる」という批判語は、与野党政治家、マスコミともに使用を慎ん出ほしい。
戦略や政策目的はしっかり見据えたうえで、刻々と変化する情勢や前提に対して、朝令昼改でも朝改でもいいから、最適な施策を実行していってほしい。
「居着くは死ぬる手」にならないように。

でも最近は、自民党も少しは変わろうとする兆し(ディベートの勉強会をしたり)も伺えるので、民主主義的に実りある議論が展開されることを、期待を持って見守っていきたい。


「音楽」
私も兵庫県民とはいえ、1/4は福岡市民の血が流れていますので、間違われても光栄です。
福岡は街に活気があり、駅近にいいホールもあっていいですね。大阪のホールは駅から遠いですからね。
24日は、西本智実さんのコンサートが開催されたようですね。東京や大阪から、あの追っかけおば様方が行かれているのかと姿が目に浮かびます。特に舞台上では颯爽としてかっこいいですね。きっと観客も指揮されて、音を聴いているのでしょう。

本日会員売り出し日に、やっとの思いで1月19日シンフォニーホール(大阪)開催の「ショパンコンクール入賞者ガラコンサート」のチケットを入手しました。
ピアコンが2曲もあるので、演奏時間が3時間近くになるのではとのことでした。当日ホールでご一緒する方もおられることと思いますが、このブログで音楽談義できないのが残念ですね。

ところで、着メロ(シューマンの献呈)の一つがユンディ・リーでした。星屑でも天の川のように、朗々と歌うように、まさに彼ならではですね。
 
 
 
Yahoo!ニュース ()
2010-11-26 01:42:09
中国で開催中のアジア大会で日本サッカー優勝〓〓

ところで国会では野党の自民党議員達が、
随分はしゃいでる印象を受けますが、
極東の緊張で民衆が保守的になり易く、
これを確信しているものと思われます。

携帯のYahoo!ニュースでは毎日・産経・時事・共同の各社、
どれもが似たようなスタンスの酷い報道です。

中国は北朝鮮の同盟国なのか知りませんが、
中国と北朝鮮は度々首脳陣が面談し、
日米韓に対し戦略的画策を打ち合わせ、
綿密に状況を読みながら行動してます。

状況によっては日本は沖縄基地を狙われますから、
細やかな防御体勢を構築して措く必要は有ります。

北朝鮮と米韓との戦いですから、
日本は韓国の内政干渉しないで、
あくまでも軍事の実行は、
米韓に任せるべきだと思います

中国との対策で日本の取れる、
スタンスはかなり難しいでしょうね。

 
 
 
山口市と阿東町 (高樹のぶ子)
2010-11-26 22:21:22
今日は、ダブルヘッダーの講演会でした。
山口市の教頭会のみなさま、そして阿東町のみなさま、お世話になりました。
頂いた大きなお花を抱えて、新幹線で戻ってきました。
サインのしすぎで、右手が使い物になりませんが(笑)

satokoさんはお嬢様が結婚・・ということからご年齢を推察。そのお嬢様ぐらいの年齢の方かと想像していました。とても初々しい、優しい感性の方なので・・おめでとうございます。

西本智美さん、私も聴きましたが・・指揮者踊れど楽団はあまり踊ってくれなくて・・確かにファンの方々が沢山でした。ミッシャ・マイスキーのチェロも、ちょっと不満。ヨ-ヨー・マの暖かい音が懐かしい・・

サイアさん、上海がに、うらやましい。赤いかに味噌が美味しいんですよね・・確かオスとメスの美味しい時期が違うんですよね。
 
 
 
オス、メス (サイヤ)
2010-11-27 00:13:39
先生お帰りなさい。

10月はメスの、11月はオスの旬と言われているようです。

家内と私はメス、娘はオスを食しました。

かの中国人ガイドにどちらが美味しいかと聞いたら、いまはどちらも美味しい時期と百点の回答でした。

去年、室見川のモクズガニを食べる機会があったのですが、それも結構美味しかった。上海がにの味を覚えている間に食べ比べてみようかな。

ところで、米韓合同軍事訓練の始まる28日は心配。北朝鮮は何をするか分からない。
 
 
 
Unknown (gohan)
2010-11-27 15:49:42
図書館で借りた「耳と文章力」に先生のインタビューがあり、参考になりました。

今夜はクラシックcdかけてみます、マルタアルゲリッチのショパンコンクールのもの持ってるので久しぶりに。
 
 
 
独裁政治 (昭和のマロ)
2010-11-29 10:17:10
 北朝鮮は再来年に「強盛大国の大門を開く」と国民に公言しています。
 軽水炉の建設、ウラン型核兵器開発につながるウラン濃縮施設の公開、核実験の準備とも取れる動き、韓国哨戒艇の沈没、延坪島の砲撃、これらの一連の事件の目指す先は一点に集約されているように見えます。

 つまり、穿った見方かもしれませんが、2012年には韓国の戦時作戦統制権が米国から韓国に移管されることを見計らって事を起こす(韓国本土を襲う)という目標を立てているのではないでしょうか。

 そういった事態を恐れる韓国内の人々や、米国、それに中国
も含め全ての国々に揺さぶりをかける戦略だと思います。

 金正日の健康問題を考えると、金正恩に対する引継ぎを迅速にスムースに行わねばならないという現実があります。
 <先軍政治>を標榜する金政権としては、今や軍の力を得て国を取り仕切るしか、飢えた国民をコントロール術はないのでしょう。

 日本では政治にリーダーシップが欠けていることが問われていますが、むしろ強力な個人的リーダーシップに振り回されて、狂気とも言える政策がまかり通ることほど恐ろしいことはないと思いますが。
 
 
 
ピアノ (山本)
2010-12-14 23:36:50
24Hテレビで息子が賞を頂いた際にサインを頂いた者です。高樹さんもピアノを弾かれていたとはびっくりしました。私の息子もバイオリンとピアノをやっていますが、実は私も二年前よりピアノを始めました。40を過ぎてから初めて楽譜を読み発表会にも
二度ほど出てホイットニーのナンバーなどを演奏しました。スタンウェイなどグランドは憧れですが高樹さんはどんな曲を弾かれていますか?私の夢はショパンの幻想即興曲が弾けるようになる事です。
 
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