高樹のぶ子のSIAブログ
さようならを言うための時間
随分前から、私の机の上には、「さようならを言うための時間」という一冊の本があります。 著者は波多江伸子さん。 この本の帯を紹介します。 「41歳、弁護士、或る日突然、治癒不能な肺がんとわかったとき、彼は古い友人にメールした。 ライフステージの最後の時間を自分で選択するために・・・。 彼が計画した、みんなにわかれを告げるためのやさしい時間、家族と友人たちが支えた不思議に明るいホスピスラ . . . 本文を読む
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真似してはいけないアメリカ
ドキュメンタリーのマイケル・ムーア監督は、最初の作品「ボーリング・フォア・コロンバイン」でアメリカの銃社会の危険を訴えた。さらに「華氏911」でテロの問題とそれを生み出すアメリカの土壌を追及した。そして今回は「シッコ」で、アメリカの医療問題を伝えた。シッコとはsickからきた「病的な」という意味だと思う。 彼の姿勢は、一貫して「反体制」「反権力」である。 だからその分を割り引いて受け止める . . . 本文を読む
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ジャスミンホテル
本日、SIAベトナム編の短編「ジャスミンホテル」がアップになりました。 フィリップ・プライス氏の英訳とともに、お楽しみください。 主人公は全共闘世代の女性です。 10代後半から20代にかけて、学生運動とベトナム戦争の空気のなかで青春を送りました。私もそうです。 東大の安田講堂が機動隊によって「落ちた」とき、私はその号外を市ヶ谷の歩道橋のたもとで受け取りました。全身から力が抜け、情緒的 . . . 本文を読む
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勇ましい森の労働写真
暑い暑いと、愚痴言ってる自分にカツをいれるためにも、この写真をアップいたします。 どうです?とても似合ってるでしょ?勇ましいでしょ? これは、SIA台湾編で、作家シャマン・ラポガンさんに案内されて、ランユイ島の山に登ったときの一枚です。 SIA=DAYや、RKBの番組(映像で見るSIA)でも、紹介しましたが、この山は獣道ぐらいしかない、ジャングルです。いつもは、2時間ぐらい登っていくそうで . . . 本文を読む
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SIA=DAYマレーシア編のご案内
9月22日(土曜)は、第4回SIA=DAYです。 以下のとおり、ご案内いたします。 SIA-DAYのご案内⇒ 高樹のぶ子 . . . 本文を読む
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山頂とは何だろう・・
前のブログで取り上げた映画「ブラインドサイト」で、はっとするセリフがありました。 セリフというより、これはドキュメンタリーなので、登場人物(白人男性の登山家)が、なにかの弾みでつぶやくのです。 「登山で山頂をめざすのは、西欧人ばかりで、チベットの人間は、山頂になんか 関心がない・・」 そんな一言でした。 わあ・・とても大きなひとことだ・・・と思わず心にメモしました。 そう . . . 本文を読む
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ブラインドサイト
いくつかの映画祭で、受賞した作品「ブラインドサイト」をみたのは少し前です。 けれど、自分のなかで感想がつかめなくて、しばしそっとしておきました。 けれど、これはアジアの映画だ、と気がついて、書くことにしました。 舞台はチベットです。 ボランテイアというか人生をかけてこの地にやってきたドイツの盲目の女性登山家が、チベットの盲目の子供たちを、ヒマラヤに登頂させようと試みる、ドキュメンタリー映画 . . . 本文を読む
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芥川賞授賞式
今日は東京日帰りでした。芥川賞授賞式と、他に二つ打ち合わせをして・・ しかし東京も暑いですね・・ 今回の芥川賞から新選考委員が二人(小川洋子さん、川上弘美さん)が加わり、 ぐっと華やかになりました。 選考委員と受賞者、関係者は、式の前に控え室で歓談します。 芥川賞選考委員は小川さん、川上さん、黒井さんと私。直木賞選考委員は渡辺淳一さん、林真理子さん、北方謙三さんなど、賑やかでした。 . . . 本文を読む
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アジアフォーカス映画講座
今日は夕方から、福岡市立図書館で、アジアフォーカス映画祭があり、 ベトナムとフランスの合作映画「はるか遠い日」という映画の上映があり、 そのあとのお喋りが1時間15分・・・ありました。 ベトナムの映画・・ということで、私は久々に白いアオザイを着て、お喋りしました。 SIAでお世話になっているRKBの方々も来てくださり、人数は少なかったですが、 楽しい会になりました。 この映画は、農村を舞台 . . . 本文を読む
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夜のタロイモになりたい私
みなさま、夏バテ大丈夫ですか? 私、バテテます。 でも困ったことに私のワープロ代わりのPCとプリンターは、もっとバテテまして、 なかなか私の言うことを聞きません。もう・・・泣きたくなるぐらいです・・ パソコンって、暑さに弱いのですかね。 すこし精神を鍛えなおさなくては! 叱ってもなだめても、機械って、機嫌を直さないですね。 プリンターなんて、ただ汗をかいてふてくされているだけです。 かと思うと、 . . . 本文を読む
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