12時半 「小島屋」 東京都東村山市
俺はうどんが好きです。ラーメンより好きかもしんない。
世の中には食べたいうどんが沢山あります。
例えば山梨の吉田うどん。三重の伊勢うどん。富山の氷見うどんなど。
中でもその筆頭は東京の武蔵野地方でしか食べられない「武蔵野うどん」でございます。
何かの記事で読んだと思うんやけど、武蔵野うどんはとても興味深いのです。
武蔵野の地粉で作る薄茶色の麺を、あったかい豚肉入りの肉汁に浸けて食べる。
そのお味ですが「強靭なコシ」という表現がよく使われています。
どんなうどんなんやろ?気になって仕方が無いのです。
しかもそれ系のお店は平日+土曜の日中しか営業して無いらしい。
これっち讃岐みたいやん!ただただ、強く惹かれるのです。
信じ抜けば夢も叶う物です。遂に東京へ行く用事ができたので、
それと抱き合わせで武蔵野うどんを食べに行く事にしました。
羽田から志村けんのホームタウン「東村山」まで直行。
あの飛行機に乗ってた人で、東村山に直行したのはきっと俺だけでしょう。
親切な事に羽田までasumicさんが迎えに来てくれていました。
そして阿佐ヶ谷からF町一家と合流し、国分寺から西武国分寺線に乗り換えて、いざ東村山。
東村山に着きました。これといって何も無い所です。曽根の方が栄えています。
そこからタクシーをひっかけ、最初の目的地である「小島屋」を目指しました。
AM7:00、山口宇部空港with二日酔い。
むーねのしんずく打ち明けた♪by旭
阿佐ヶ谷初上陸。
着いたさ、東村山。
お店に着きました。ボロボロの民家調です。
田舎者の俺は「東京にもこんなお店があるんや・・」と少しショック。
店のおばちゃんも強烈に気さく。俺の東京に対するイメージがちょっと変わりました。
店内に入り、左奥の座敷に着陸。とりあえず白菜漬けとビール大瓶×2を注文しました。
全員武蔵野うどんの代名詞である「肉汁うどん」を注文しました。
美味しい白菜漬けを食べながら、ビール飲んで。。。。。
そうこうしているうちに憧れのうどんが来ました。
俺の目の前にうどんが着てから、俺は暫くうどんを見つめました。
気持ちは初めてのベッドインですよ。
とりあえずお椀に入った肉汁を飲んでみる。甘辛い。実家のすき焼きに近い味。
東京でもこんな甘い食べ物があるんや!とこれまたショック。
麺を箸で摘み上げてみた。麺自体、かなりゴワゴワしているから沢山の麺が一緒に着いてくる。
ドキドキしながら口の中に入れてみる。うーん、普通の味。美味しくもその逆もない。
瞬間的に思ったことは「うどんと認めてよいのか?」と「小倉にこれができても受けないだろうなぁ・・」の2つ。
とにかく武骨な感じがする。
俺がイメージするうどんよりほうとうやだんご汁の方が近いと思う。
ゴワゴワとしており、噛めば噛むほどこっちのうどんとは違う味がする。
芯まで茹でられてないような感じ。芯が残っていて、ちょっと粉っぽい。
強靭なコシはさほど感じなかった。ほどよい硬さです。
慣れてきたら美味しく感じられてきた。なんか甘い。
でも量が少なくて、3回箸で持ち上げたら無くなってしまった。
白菜漬けとビール。んまい♪(ピンボケ)
肉汁うどん(並)。
肉汁うどんのアップ。
この風情は絶品。
あー、これが武蔵野うどん初体験。酷く感動。
めでたく武蔵野うどん童貞を小島屋で喪失。
最後にこのお店の外見を写真に収め忘れてしまった。
コバルトブールみたいな色で、変わった建物だった。
しかし、お店を出たら雨が降っていて、それに動揺してしまって写真を撮り損ねた。
小島屋
http://allabout.co.jp/gourmet/udon/closeup/CU20020608kojim/
そんな感じで幸先良いスタートでしたが、次の店で全てが崩れ落ちます。
つづく。