さこういっぱく

「左後一白」は名馬の証です!

8.6,8.9に思うこと

2013-08-09 | 今日のコメント
1945.8.6 広島
1945.8.9 長崎

日本人として忘れてはならないのが太平洋戦争であり原爆です。
約70年も前の話で、私の周りでも戦争を体験した方は殆どいません。
私自身戦争を知らない世代=平和な世の中しか知らない世代なので、
ついつい、忘れてしまいがちです。

世界で唯一の被爆国で、その惨劇は言葉では言い表せないくらいだったと思います。
今でも被爆で苦しんでいる方々がおられると聞きます。
それだけ原爆というものの影響力は凄まじかったのだろうと思います。
今の日本はどこへ進んでいくんだろう?と日々不安に思います。
原爆を体験し、3.11では原発事故が起こっています。
「ただちに健康被害はありません」当時枝野幹事長が言いましたが、
被爆の恐怖は「ただち」におこるものではなく、
時間が経たないと発生しないこともある、サイレントキラーです。
原爆の反省が、そして原発事故の終息がなされてない「今」、
政府は海外に原発を輸出し、国内の原発を再稼働させようとしています。
本当にこんなことでいいのか!と言いたくなります。
現在も広島や長崎、そして福島の方々は恐怖に襲われている中での決定に呆れてモノが言えません。
民主党政権が原発事故関連で叩かれています。
叩かれて当然です。時の首相は特にです。
ただこれが自民党政権だったらどうだったでしょう?
結果は同じだったと思います。
今の安倍政権がしようとしていることを見れば、いとも簡単に想像がつきます。
福島の事故はどのようにするつもりなのか?
再稼働するということは更に使用済核燃料が増えるということでもあります。
どう処理するつもりなのでしょうか?
未だに処理方法が見つかっていないのに。
使用済核燃料は使用中の核燃料よりはるかに高い放射能を出すと言われています。
全てが未来の人たちへの置き土産になるだけです。
私には2人の娘がいます。
このかわいい娘たちにこんな土産は置きたくありません。
娘たち、将来であうであろう孫たちの苦しむ姿など見たくありません。

70年前に国のために亡くなった数多くの先人たちのおかげで平和な今日があります。
原爆の被害者だけでなく、軍に召集された方、神風特攻隊、各地で起こった大空襲。
罪もない多くの方々が虫けらのように殺されました。
中には素晴らしい才能をもった方もいたでしょう。
世界に誇れる日本人もいたかもしれません。
実際に野球選手、金メダリストなども犠牲者となっているのですから。
それが戦争という人間が最もしてはいけない行為によるものです。
もちろん日本だけではありません。
相手国の方々も日本ほどではないにしても犠牲者が出ており、
また日本が他の国に対して行った行為により犠牲になった方もいます。
それらの方々の中には将来を担う逸材もいたことでしょう。
命ほど尊いものはありません。

戦争はすべきではない。言葉で言うのは簡単です。
今こそ、日本がリーダーとなり、平和へのかじ取りを行うべきなのではないでしょうか。
今も続く領土問題も簡単に解決はできないでしょうが、
どうか武力で解決するようなことがないようにしてもらいたいです。

こうやって毎週のように競馬を野球を楽しむことができるのも平和な世の中であってこそです。
今こそ、平和について一人一人が感謝し、いかにして平和を維持するかを考えるべきだと思います。

私には何ができるのだろう?
大したことはできないけど、祖父や祖母から聞いた実話等を通じ戦争の悲惨さを子供たちに少しでもわかってもらうこと。
そして、戦争を起こしてはいけないということをまずは自分の娘たちにわかってもらうことではないかと思います。
長女は小学2年生です。少しずつ世の中が見えてきている年代です。
今日も少しお話をしました。
これからも少しずつしていくつもりです。

永遠に平和な世の中が続きますように・・・。