さこういっぱく

「左後一白」は名馬の証です!

愛馬物語28

2010-12-04 | 愛馬物語
続き:愛馬5頭(エディフィス/1勝、イノセント/1勝、パスワード/1勝、チャプター/2勝、リベラル/未勝利)

一口人生初のG1(秋華賞)に登録したシルクチャプター。芝のレースを走ったことがないのに陣営が登録してくれたことが嬉しかった。結果的に登録のみで終了したのだが、漸く一口の醍醐味を少しだけ味わったかのように感じた。

そんな折、私の人生も大きな転機が訪れる。初仔?の誕生である。私のようなデタラメな人間も一人の親となったわけだ。初仔が生まれる2日前にエディフィスが出走。前走で見せた能力は500万下のそれではなく、明らかに上級条件を思わせるものだった。しかもまだ1勝馬(中央)だったために、もう一度500万下でレースができる。これはもらった!
しかし、この日のエディフィスはいつもと違い、前々で競馬をすることができなかった。重馬場が影響したのか?京都コースが影響したのか?中段からのレースのまま結果は6着。単に着順だけ見れば十分な内容だったものの、前回同じ条件で優勝していることを考えると残念な結果だった。

初仔が生まれた週にはイノセントが秋元湖特別(福島)に、秋華賞の出走をやめたチャプターが河口湖特別(府中)にそれぞれ出走。愛馬が揃って特別レースに出走することになった。多分2連続で愛馬が特別レースに出走したことはこれが初めてではなかっただろうか。しかも自分自身にも初仔が生まれた週である。何かある→優勝する?そう感じた。
まずはイノセント。前走初ダートを使われて殿負けを喫していたためか、陣営からの勝負気配も感じられない。今回芝に戻ったにもかかわらず、鞍上には武英智。明らかに今までの鞍上からはレベルダウンが否めない。芝なら勝負になると感じていただけに、この采配には?であった。10番人気と評価は落としていたものの、イノセントは頑張った。馬券には絡めなかったものの、5着と健闘。チャプターにバトンを渡した。
チャプターの出走する河口湖特別は新宿の場外で見たことを記憶している。確か、生まれた初仔に会いに行く途中だったような気がする。そしてパドックにチャプターが現れるのだが、どうしたことか馬体重が-20キロでの出走。輸送が響いたのか?調整ミスか?ただ、ダートでは安定しているし、ここも通過点だと信じていた。レースは積極的に攻めていくが、やはりマイナス体重が影響したのか直線でバッタリ止まり、初の2桁着順(12着)という大敗を喫してしまったのである。期待が大きかっただけに落胆も大きかった。
この後イノセントもチャプターも引き続き使われたのだが、両馬とも輝きを取り戻すことなく、2005年を終了した。

期待の2歳リベラルも順調に使われているのだが、精彩を欠き入着もできない状態でこの年を終了。大将格であったパスワードも放牧から帰厩し、12月に復帰戦を迎えたが、6着まで。
エディフィス・チャプターの活躍があり秋祭りの兆しがあったが、残念ながら続くことはなかった。

リベラルの世代から数年、世代1頭の出資となるのだが、リベラル以降はこの時出資していなかった。1頭のみと決めていたことも出資検討に時間を要した。2004年産駒募集では、芦毛のミシル産駒に心を奪われていた。のちにシルクミサイルと名づけられることになる馬である。が、1歳時にノド鳴りの症状が現れたことが公表されたことにより、出資を断念。ノド鳴りは実に厄介な病気のひとつであり、ホルダーのことが頭をよぎったことは言うまでもない。またこの世代には出資意欲を掻き立てる馬が少なかったようにも思う。例年は、5頭以上はいるのだが・・・。

結局、2005年はチャプター2勝、エディフィス1勝の計3勝止まり。目標の4勝には届かなかった。この4勝という数字。以降数年目標の数字となった。

続く:愛馬5頭(エディフィス/1勝、イノセント/1勝、パスワード/1勝、チャプター/2勝、リベラル/未勝利)