パスワード引退

シルクパスワード　／左前脚繋靱帯の不安を発症し、経過を確認しておりますが、
　　　　　　　　　　致命的な疾病ではないものの、ここまでの回復具合などから
　　　　　　　　　　レースに使える状態になるには、相当の時間が掛かると判断
　　　　　　　　　　しました。また、近走のレース内容なども総合的に考慮して、
　　　　　　　　　　誠に残念ではございますが、このまま引退させることと致し
　　　　　　　　　　ます。近日中に抹消の手続きが取られる予定です。

＠パスワード
ついに引退の時がやってきました。もっと走ってもらいたかった気持ちも強いです。というか２勝でターフを去る馬じゃなかったと今でも信じています。何とかもう一花咲かせたかったです。ですが満身創痍とも言えるくらい常に脚元の不安が付きまといました。いつでも勝てると思いながら、いつしか年齢を重ねていき、競走馬が最も充実する年齢を休養という形で過ごしたために、完全に勝てる時を逃してしまいました。
パスワードのデビュー当時のインパクトは私にとって凄まじいものがありました。管理していただいた目野先生にしたっておそらく私と同じ印象を持ったと思います。それくらい凄かった。必ず将来は大きな仕事をしてくれると思いましたもん。
一番印象に残っているレースは、優勝したレースではなく、１番人気で２着に敗れた５００万下のレースです。９番人気ミッキーシャーマンに敗れた悔しさと、愛馬シルクホルダーも出走していたレースで、結果的にホルダーのラストランとなったレースです。私の愛馬の世代交代だったように思います。そういや、ホルダーも満身創痍だったなぁ。
先週愛馬アーネストが２着と好走し、獲得賞金でパスワードを上回り、こちらも世代交代の鐘がなった後に引退宣言。なんといっていいか・・・歴史は繰り返すってことでしょうか。

そのアーネストは次走、京都新聞杯かプリンシプルＳに登録するそうです。１勝馬のアーネストに陣営が駆ける期待が伝わってきます。素直に嬉しいのですが、今日はパスワードの思い出に１人乾杯しようと思います（元愛馬リベラルも会報で取り上げられていました。こちらも乾杯ですね。）

今まで沢山の希望と思い出をありがとう、パスワード！！