思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

2012年の重大ニュース

2012-12-30 23:59:59 | 普段の生活(日常)

僕の今年の重大ニュースは以下のとおり。

●一般

1 地元からロンドン五輪金・銀メダリストが誕生
2 東京スカイツリーが開業
3 金環日食
4 オスプレイの普天間基地配備
5 アミューズトラベルが旅行業の登録抹消
6 中央自動車道・笹子トンネルの崩落事故
7 那智の滝登攀で逮捕騒動
8 地井武男逝去
9 立川明日香氏の新座市議選の当選取り消し
10 マクドナルドのメニューが消える問題

本ブログであまり触れていないことについて5点。

5、11月の中国・万里の長城のツアー事故により、3年前の北海道・トムラウシ山遭難からの教訓が活かされていないことが露呈し、アミューズトラベルは結局は廃業となった。まあ登山業界内の批判も多かったから、当然の流れでしょう。それなりに利益はあったのだろうから、それをもっと安全管理に注いで改善すればよかったのに。あの会社を率いていた人々は登山や歩く行為をなんだと思っていたのかなあ。今後、同業他社は気を引き締めてほしい。
こういった登山初級者向けの登山ツアーの状況把握のための潜入調査もやってみたい、という意欲も3年前からあるので、それも追々なんとか。

6、中央自動車道は、クルマには乗らない埼玉県民の僕個人的にも関越自動車道に次いで高速バスの移動などでたまに利用するため、他人事ではない事故で。崩落した天井板を支えるボルトの金属劣化とかその天井板のコンクリートの劣化(それ以前に板生成時の配合率が悪くて手抜き加工だった?)とかトンネル周りの岩盤の浸透圧が近年の地震によって変化したとか、崩落発生の原因は報道でもいくつか挙がったが、全部ひっくるめてのあの惨状だろう。
来年早々には全面復旧すると思うが、他地域のトンネルの点検にも(予算的に)力を入れてほしい。日本人は新たに何かを創る・造ることに関しては長けているが、それを維持管理してゆくことに関しては下手な気がする、とは前々から思っている。僕の身近なところで言うと登山道の指導標や環境省の長距離自然歩道や河川のダム・堰も含めて、公共事業は尚更。一度手をかけたモノは継続的に面倒を見ていかないとねえ。今後はそのためのメンテナンスの仕事や維持管理のための草の根的ボランティア作業がもっと重視されるべき、と願う。

8、今年も著名人や芸能人の逝去の報道はいくつもあったが(芸能界ではここ1か月は森光子と中村勘三郎が特に話題になったか)、僕は地井武男が最も残念であった。好きな旅系のテレビ番組のひとつだった『ちい散歩』も途切れてしまったのがなあ。最近もたまに、録画したその追悼番組を観ている。今後、地井氏ほどの“いぶし銀”という表現がぴったりの名脇役は現れるかなあ。(僕個人的に主役よりも気になる)ここ数年の活躍が目立つ脇役では、中原丈雄、平田満、光石研、相島一之、六角精児、田中要次、甲本雅裕、津田寛治、小市慢太郎、佐藤二朗、平山浩行、山中崇、新井浩文、浅利陽介、染谷将太、あたりに注目しているが、彼の後継と成るかどうか。

9、今年上半期のウチの地元の市議選で“美人すぎる市議”で話題となった立川氏だが、住環境というか居住実態の問題で当選取り消しで。で、取り消しの取り消しを求めて係争中だったが、今週になって小耳に挟んだ話ではこの年末に市役所で記者会見を開いて市議を辞職したそうで。若い女性目線で少しは期待していたのに、1期4年も保たずに10か月で職務放棄とは、市民からするとなんだかなあの事態ではある。たしかに美人だが、この有様では売名行為と言われても致し方ない。結局はどこの自治体でも良かったのかねえ。

10、今夏からだっけか、全国のマクドナルドでカウンターでの注文時に台に敷いてあったパウチしたというかシート式のメニュー表が消えて、カウンター後方上のメニューをいちいち見上げるようにして、しかも利益率の低い単品メニューの表記は控えめにしてセットメニューが主体の表記に変えて客になるべく後者を促すようなカタチに変えて利益を追求、という姑息? とも言われる手段に変更した。ただ、見えにくい・わかりにくいとメニュー表を撤去したことへの批判もあってか店舗によってはカウンター脇にメニュー貼り出していたりという便宜を図っているところもあるが、たしかに、単品はどこにあるの? と注文時に戸惑う客も上半期に比べると若干増えた。
そんなことで既存・新規の客が離れる可能性を高めるよりも、低予算でもより多くの客が来るようにメニュー撤去なんてやめればいいのに。そんなにたいした手間の違いはないし。利益を考えるとむしろ、たまに実施するハンバーガー無料券みたいなのをやめるほうがよい気がする。(今年でほかにはコーヒーのおかわり無料の廃止策も含めて)この弱者締め出し? の策は僕のように(金欠のときは)コーヒーやホットティー1杯で長時間居座る利用客への対策でもあるのだろうけど。要は回転率を高めたいんだね。でも駅前型店舗はともかく、回転率は常にとても良いとは言えない郊外型の店舗もあるんだよなあ。まあ後者も休日の日中や時間帯を問わないドライブスルーの需要はそれなりにあるけど。
そういえば回転率で思い出したが、先日、東京都・渋谷駅前のやや混み合う時間帯の店舗で友人と1時間ほど食べながら話しているときに、基本的には片付けもセルフサービスのはずだが食べ終わったトレーを店員が目ざとく見つけて勝手にさっさと下げられて長居を妨害される? ような冷たい対応も見られたが、まあ混雑率の高い店舗では致し方ないのか。うーむ。


●個人

1 365日ダテメガネ
2 高尾山でプロトレック紛失
3 ノートPC買い替え
4 近所の郵便ポストの収集が1日1回に縮小
5 2月の沖縄県で右足首捻挫
6 マンガ『岳』と『華麗なる食卓』の連載が終了
7 1月の旭川でマイナス19度の野宿
8 自宅にネズミ発生(初)
9 BD-Rを買うために秋葉原通い
10 フェイスブックを始める

個人的なことのほうも5点。

1、ダテメガネは2年前から春の花粉症対策として導入しているが、その延長でほかの時季にも使っていると、主に強風時や自転車での移動のときの目の保護にかなり役立つことがわかり、とりわけ冬場は風を切って前進するときにも随分ラクになった。だから今年、100円ショップで買えるような安物のメガネであっても1年を通じて使い続けてみると、いろいろ助かる場面は多かった。
しかも、校正という目を酷使する仕事柄、特に重要な目の保護にも力を入れてみるかと今年の年始から思い始めたため、尚更手放せなくなった。今後も場面によってはダテメガネを使い続けようと思う。視力はまだ裸眼でも大丈夫で老眼でもないが(年配の同業者と仕事で一緒になると、老眼で細かい文字は特に辛い的な話題を耳にする機会は年々増えているけど)、ゆくゆくは度付きメガネに切り替わる可能性もそろそろマジメに考えてゆかなければ。校正者は、目が命。

2、11月上旬に高尾山へ行ったときに、実は登頂したすぐあとに山頂付近で気温を計ろうとプロトレックを腕から外してデイパックのショルダーベルトにしばらく掛けていたが(気温計測は腕に装着したままだと体温の影響で正確な数値は出ないので、外す必要がある)、ベルトがうまく留まっていなかったのか、何かの拍子に外れてしまったようで。で、落としたのに気付いたのは日没直後の薄暗いときだったこともあって、その可能性のある場所を捜してもダメで、結局はヘッドライトを駆使しても30分ほど捜して真っ暗になったところで断念した。
そういえば現在のプロトレックは大半が電池交換不要のソーラー発電を導入しているが、僕のは12年前に買ったまだ電池交換式のモノで、実はそろそろ買い替えどきかなあとちょうど思っていたところなので、交換時期が来たのかもしれない、と思い込むことにした。
もし誰かがそれを拾ったとしても、主に山で12年も酷使したせいでガラス面もバンドも傷だらけで、しかも約2年ごとの電池交換で防水検査込みで2500円近く出費することもあり、他人が所有していても良いことはほとんどないだろうなあ。
そのため、現在は登山するさいの必需品であるプロトレックなしで特に高度計測ができない状態はとても困っていて(特に雪山登山と沢登りでは欲しいところ)、新品購入を検討中。でも現在は種類は豊富になってはいても安いモノでも2万円近くする商品のため、何はともあれお金なんだよなあ。

3、10月下旬にノートPCを新たに買った。まあそのきっかけは6月にも触れた、これまで使ってきたソーテックのノートPCの不具合発覚で、それに3年ほど前からたまにその使用中になんの前触れもなく画面が消えて勝手に再起動してしまう症状も現れて、実は使い続けるうえでのストレスは年々溜まっていた。やはりPCのような繊細な電化製品は進化と劣化が年々激しくなって、水モノやねえ。
先日買ったのは東芝のBDも扱えるWindows7モデルで、WordとExcelのそれぞれ2010も付いて5万円未満だったので、かなりお買い得かと思う。でもまだ全然触っていない、使える状態ではないけど。
来年はまずはそれを使える状態にして、今のPCを別モデルに交換できるらしいのでそれに応じて、交換したモノを予備扱いにして2台持ちにする、というかできるといいな。

4、郵政民営化からしばらく経ってはいるものの、毎年末の年賀ハガキの宣伝に力を入れている様子以外に僕が日常で民営化を実感する機会はほとんどなかったが、今年になってようやく? そのひとつが近所で起こった。
これまでは1日2回の収集だった自宅から最も近い場所の郵便ポストが、平日も休日も1日1回の収集に減った。これは他人からするとだからどうした的なくだらない? 変化に見えるだろうが、地元で30年以上もそのポストにお世話になっているひとりとしては回数が減ったのは大ショックで、(おそらく僕が産まれる前からあった)このポストの設置以降の歴史に思いを馳せても、かなりの大事件であろう。土地の広い町村レベルの自治体の山間部などでは1日1回はよくあるが、人口15万人超の市の一角でもこうなっちゃうのはなんでだろう、いわゆる合理化というやつか。まあそう考えると致し方ないとは多少思いますけれども。
とはいえ、(ウチの場合は)10分くらい自転車を走らせて郵便局へ行けば平日は相変わらず2、3時間おきくらいに郵便物の収集は行なっているから実際にはたいした悪影響はないが、体調不良などなんらかの理由で郵便局にまで足を延ばすのは億劫で、でも(年末年始の年賀状など)郵便物を出さなければならない必要があって自転車を飛ばせば3分ほどのところにある郵便ポストで済ませたいときもあるではないか。人間だもの。そういうギリギリの状態のときに、この変化は慣れるまではちょっと面倒に思うかも。

9、昨年末からハードディスクレコーダーを日々活用している影響でその容量も油断しているとすぐに尽きそうになるのだが、なんでもかんでも録画した番組のBD-Rへの移動というか記録にも忙しく、そのため空のBD-Rが常に必要で、ちゃんと数えていないが今年だけでおそらく100枚近く買っていると思う。で、その大半を秋葉原で買っていた。大概は『あきばお~』で。そのほうがヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店よりも若干安いから。ちゃんとした日本メーカーのモノが。ちなみにウチの近所に幸いにも「PC DEPOT」もあるので、ここでも台湾製だか中国製だかのノーブランドで割安のBD-R・BD-RE・DVD-Rも買っている。それも含めると全部で150枚は超えているかなあ。
まあ秋葉原に通うといっても3か月に2、3回くらいの頻度で、しかも東京都内に何か用事があるときのついでに行っていたが、いつもは秋葉原で途中下車してAKB48関連や午後の歩道上に点在するメイド服でチラシ配りの娘になんか目もくれずにBDだけ買ってすぐに別の場所へ移動、という感じだけど。今後もこんな感じで秋葉原通いは続くと思われ、このペースで増え続けるとせっかくVHSの頃よりも収納に場所を取らなくなって幾分ラクになったはずなのに、増えすぎてえらいことになるなあ。

という感じの1年であった。


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