思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

閏年、閏日といえば

2008-02-29 09:00:39 | 自分の旅話(非日常)

まず本題とは関係ないが、前回の投稿で触れた山梨県・大菩薩嶺登山で2日目は素晴らしい眺望を楽しめたので、上の写真でおすそわけ。場所は(樹林に囲まれて眺望ゼロの)大菩薩嶺の頂上からちょい東側に下った雷岩で、撮影日は13日。
ちなみに、この写真の左手前から右奥に登山道があるのだが、前夜は降雪もあって風もそこそこあって踏み跡がちょこっと消えていて、写真でも登山道があるふうには見えにくいかもしれない。ふかふかのバージンスノーという感じであった。こういうところを行けたというのがまたご機嫌であった。これは入山者が少なめの平日の登山の特権? かもしれない。

で、4年に一度の閏年(夏季五輪の開催年でもある)というと僕の場合、これまた登山絡みのことだが、まあ他愛のない計画ばかりなのだが毎年、中部地方の飛騨山脈(いわゆる北アルプス)に登山に行くのが恒例になっていて、今夏も行くつもりではいる。もちろんその1年のあいだであればどの時期に行ってもよいことにしているのだが、先日の奥多摩の登山でも身体がかなりなまっていることをしきりに痛感したため、今夏に向けてやや計画的に再起を目指そうかと思っている。
まあほかにも身近なところで沢登りや岩登りをもっと突き詰めたいという願望もあるけど、僕のなかでの今年の非日常の催しはこれを中心にまわしていこうと思っている。

そんなことを考えるなか先日軽く衝撃を受けたのが、今週発売の山岳雑誌『ヤマケイJOY』2008年春号の8ページでモデルの杏(渡辺謙の娘、という表現はもうやめておこうか。世界的に活躍しているし)のインタビュー記事で、昨年8月上旬に友人と3泊4日で飛騨山脈の西穂高岳~奥穂高岳間のいわゆる「ジャンダルム越え」をやって縦走した、という話を挙げていたことだ。
このルート、昭文社の「山と高原地図」ことエアリアマップでも破線扱いの、結構脆い岩場が連続する一般的ではないもので、しかもこの間の西穂山荘から穂高岳山荘までの行程も10時間はかかる一般登山者にはなかなか厳しいルートなのだが、一般人以上に身体が資本? のあの娘がここを行っちゃったというのは驚いた。
僕はこの記事中の奥穂高岳と北穂高岳は大学時代に一応登ったことはあるが、それとは別にジャンダルム越えは当然やっておきたいしそのためにいろいろ調べはしたものの、まだ自分は手を出せるレベルに達していないよなあ(単独行の場合で考えている)、事故も多いし、と10年来ずっと棚上げしたままであったのだが、この記事を読んで敗北感というかしてやられた感はある。ちょっと悔しい。また奮起してこういう歯ごたえのあるルートも行ってみようかなあ、とかなり刺激を受けた。でも今夏に行くつもりなのは穂高周辺よりももうちょい北にある山のつもりなのだが。
杏はこれ以外にも幼い頃から結構登っているのね、ということがわかり、なんか新鮮な記事であった。このなかで尻のところが破れた雨具の写真も掲載しているが、やはりこのくらいの格闘? を強いられるルートなのかなあ、と参考にもなった。

それと今日の閏日だが、4年に一度しか訪れないという稀少価値から近年は何か旅絡みのことをやりたいなあとは毎回思っているのだが、なかなかできずにいる。
ちなみに4年前(2004年)の今日は、その前後合わせて期間は約3週間だったが北海道の上川・十勝地方を中心に徒歩と鉄道とヒッチハイクでいろいろな目的を達成するための旅をしていたのだが、この日はその途中で予定からはずれてヒッチハイクで紋別に行き、産まれて初めて流氷を生で目撃した結構印象深い日だったりする。
ただこのときは内陸からの風が強くて前日までは接岸していた流氷が僕が訪れた日から海のほうへ遠ざかり、流氷見物のために乗った観光船「ガリンコ号」でも港から片道30分以上走らないと流氷群を見ることはできない、という感じであった。まあ知床のほうに行けばほぼ漏れなく接岸していてそんな苦労はなかったのだろうが、ほかにも行きたいところがあったのでこのときは知床はパスした。いつかこの時期の知床方面にも行ってみたいなあ。

で、今年はどこかに出かけられる状況ではなくこんなことをつらつら書いているのだが、まあ今日は一応は夜に東京都内で地平線会議の報告会を聴きに行き(今日はシール・エミコ、スティーブ・シール夫妻の話で、最近の媒体露出の多さからもかなりの人出が予想される。最近の地平線関係の面々で世間的には最も有名人かもしれない)、その流れで今夜は野宿するつもりではいる。とりあえず、旅絡みの催しがあって良かった。


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2 コメント

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城攻めじゃ~!! (戦国高校野球部投手べっち)
2008-03-03 17:56:52
行くところがないのであれば、ワタクシと忍城攻めに行きましょう♪
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城ばかりというのも…… (わたる)
2008-03-03 20:46:20
いやいや、ひとりでも複数人でもいいから行きたいところはごまんとあるのですが、仕事の関係とか経済面とか、普段の生活においての問題がまず山積しているのですよ。
でも申し出があれば常に聴きますけどね。

ところで、べっちさんはホントに山に行く気はあるのですか。城も良いけど、城に辿り着くのが登山みたいなところもあるから、城攻め? の良い訓練にはなりますよ。
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