木曽越峠の仙人日記

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薬用植物 「アオキ」の薬効

2020年04月12日 07時33分05秒 | 薬草

4月12日

当地の朝は曇り



「アオキ」、ミズキ科、の花

和名 : (アオキ)・枝の青い事に基づいて付いた名前



生育地と分布地

日本原産で、本州 (関東地方以西)、四国、九州の林地に普通に生える



林床などの日陰か半日陰で、やや湿気の有る肥沃地を好み

乾燥を嫌う、又多くの園芸品種が栽培されている



アオキ属はヒマラヤから東アジアにかけて、3種が分布している



類似植物

ヒメアオキ : 北海道と日本海側の多雪地帯に産する

シナアオキ : 中国の中部~南部および台湾にかけて分布する

ヒマラヤアオキ : 東部ヒマラヤ地域の海抜1,500~3,000mに分布する



薬用部位と採集

生の葉を必要な時に採取して使用する

薬理作用  ・抗炎症作用



薬効

解毒・活血去痰薬



薬用法、 ( 民間薬 )

民間では、生の葉を金網の上に乗せて、弱火であぶる、黒く変色した葉を

霜焼け・火傷・おできの患部に貼る事により

痛みを和らげ膿を出すことが出来る

※  胃腸薬として有名な「陀羅尼助」「百草丸」はキハダのエキスで作るが

アオキを加えて制する事により、より色艶が良く真っ黒となる

                                                                 参考文献      日本薬草全書


アオキの赤い果実は3~4月に落ちるが、落ちずに初夏頃まで付いている木も有る

赤い果実と花が一緒に楽しめるので、庭木として人気が有り

日陰 (庭木の陰)の方がよく育つので喜ばれている

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