木曽越峠の仙人日記

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エビスグサ、の薬効

2020年08月23日 05時45分37秒 | 薬草

8月23日

「エビスグサ」、マメ科

生薬名 : 決明子  ケツメイシ    (種子)




(エビスグサ)と言う名前は余り馴染みが無いが

(ハブ茶)の材料で、(決明子)と言う名前を聞いた事が
有ると思います。





原産地と栽培適地
中央アメリカ原産、1,739年ころに中国経由で渡来

関東以西で栽培され高温を好む植物で

過湿、陰地には適さない。





薬用部位と採集
秋ごろから、下の方から順番に豆果が黄色く熟すので

採取して乾燥する、最終の豆果を採取するのは
11月頃になる。




若いマメ果、この中に種子が約50~70個ぐらい
入っている、1本に100個ぐらい豆果が生ります

乾燥した豆果は叩いて種を取り出す
此れには、手間暇がかかる。




薬効
決明子は、緩下、整腸、健胃、強壮、利尿薬に。




取り出した、エビスグサの種子 (決明子)

薬用法
一般には「はぶ茶」の名前で良く知られた薬草です

1、 便秘、腹部膨満整腸に、煎じて服用する、

便秘の強い時は、濃く煎じたものを服用する。





2、決明子は、漢方の古典に「肝を清め、腎を益し、
目を明らかにし解熱する」と書かれている。

腎臓や肝臓を強くするので、慢性肝炎,黄疸にも。

3、動脈硬化症や高血圧症にはぶ茶を煎じて服用する。




(焙煎した決明子、玄米を少し入れると
香ばしくなる)。

4、 眼病や目の疲れ、充血に煎じて服用する。

5、 お酒の飲み過ぎや二日酔いに煎じて服用する。





漢方薬として :熱さまし、目の病、腸の病、便秘に
処方されている。
                                                 参考文献     日本薬草全書

※ このエビスグサ、栽培は非常に簡単です(雑草なみ)

爺は20年前から栽培して決明子として飲んでいます。

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