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青空ーすべてはバランス

呼吸ーミトコンドリアは何者?

2022年5月23日(月)晴れ。
昨日の夜、突然雷が鳴り強い雨が降り、強風が吹き、とんでもないことになった。でも朝には、そんなことがあったとは思えない良い天気となっている。
今日はよく見える。




前回はミトコンドリアの中でエネルギーが作られている仕組みを理解した。ミトコンドリアは人間が生きていくエネルギーを握っている。呼吸で得た酸素や食事で得た栄養素をエネルギーに変えている。それだけでもすごいけど、もっと何か特徴があるのか?

mtDNAを持つ
ミトコンドリアは私のブログでも時々出てきた。DNAに関する記事でmtDNA
(ミトコンドリアDNA)という言葉も出てきている。
つまり、ミトコンドリアもDNAを持っている。

細胞の核の中に納まっているDNAは一つでも非常に多くの情報を持っているが、ミトコンドリアは1個の細胞に数百個存在し、ミトコンドリア1個にミトコンドリアDNAが五、六個あるため、組織から大量に収集することができ、分析しやすくなっている。しかも塩基数(文字数)が16,500文字しかなく調べやすい。
そして、このmtDNAは、母親のものだけが子供に伝わり、父親のミトコンドリアDNAは次世代にはまったく関与しないという。だから、生物進化の研究では女性(メス)だけをたどっていけるという特徴がある。

過去の正体

細胞の中に核があり、その中にDNAがおさまっているのが真核生物。細胞はあるが核を持っていないのが原核生物
原核生物のDNAは、核がないので、ある程度まとまって細胞の中にある。

原核生物としては細菌がある。そして、酸素の存在下で正常な生活を営むことのできる細菌を好気性細菌(逆は嫌気性細菌)というようだ。

なんと!

地球に酸素ができて増えていき、酸素を使ってたくさんのエネルギーをつくりだすことができる生き物が地球上に現れた頃、それが細胞に取り込まれ、住み着いてミトコンドリアになったと考えられているそうです。
これを細胞内共生説と言われている。
つまり、原核生物のひとつの好気性細菌が、真核生物の細胞に取り込まれてできあがったと考えられているそうだ。 

なぜそう思われているのか?


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