2024年9月9日(月)晴れて暑い日でした。いつまでも暑い。
自民党総裁選と立憲民主党党首選で日本(テレビ)がにぎやかになっている。
DNA分析結果
縄文時代の人骨のDNA
愛媛県の上黒岩岩陰遺跡、富山市の小竹貝塚、千葉県の古作貝塚などの人骨のDNAの鑑定では、場所はまちまちでも大陸の人骨とは異なる独自の遺伝情報を持っていたようだ。
愛媛県の上黒岩岩陰遺跡、富山市の小竹貝塚、千葉県の古作貝塚などの人骨のDNAの鑑定では、場所はまちまちでも大陸の人骨とは異なる独自の遺伝情報を持っていたようだ。
弥生時代の人骨のDNA
長崎県の下本山岩陰遺跡では、縄文人が持つ遺伝情報に加えて、現在のロシアのバイカル湖や中国の遼東半島周辺の「北東アジア」にルーツを持つ集団の遺伝情報が含まれていたことから、少なくとも1回、この段階で日本列島に渡来した人たちがいたと考えられている。
古墳時代の人骨のDNA
金沢市の岩出横穴墓では、「縄文」と「北東アジア」に加えて中国の黄河流域など「東アジア」の広い地域にルーツを持つ集団の遺伝情報が加わっていることが分かったそうだ。
古墳時代の人骨のDNA
金沢市の岩出横穴墓では、「縄文」と「北東アジア」に加えて中国の黄河流域など「東アジア」の広い地域にルーツを持つ集団の遺伝情報が加わっていることが分かったそうだ。
DNAの割合
弥生人には北東アジアのDNAが約40%入り込んでいる。縄文人のDNAが半分近くに減ってくる。古墳時代には、東アジアにルーツを持つ集団が一気に60%を超えてきている。縄文人と北東アジアルーツのDNAは約20%づつと減少している。
古墳時代は徐々に混血が進むというより、一気に大量の移動があったと考えられる。推測にすぎなかった古墳時代の謎の集団の流入があったことがはっきりした。戦乱の東アジアの大陸から逃れた様々な地域の人たちか?
しかし、この時代の解明が進まない。大きな混乱があったのか?
DNAによる分析 その他
同じ場所で数体の人骨を発見したものを分析すると、血縁関係がなかった。古墳時代の岩出横穴墓、縄文時代の小竹貝塚で同じ結果がみられている。
血縁関係もない人が同じ場所に葬られる場合があることが何を意味するのかも今後の研究に生かされる。
日本の歴史が浮かび上がってくる・・・。
富山県埋蔵文化センターで撮影
富山県 小竹貝塚発掘 28号埋葬人骨
推定年齢16歳-20歳 推定身長157.3㎝
参考:NHK サイカルjournal