アラ還のズボラ菜園日記  

何と無く自分を偉い人様に 思いていたが 子供なりかかな?

幻の民サンカ 其の3

2015年07月15日 | 近世の歴史の裏側

サンカに関する正確な資料、書物は数が少なく、また何人かの研究者(三角寛氏、柳田国男氏、

宮本常一氏、後藤興善氏、清水清一氏、喜田貞吉氏、荒井貢次郎氏、菊池山哉氏、八切止夫氏など)

サンカのことを研究発表した書物がありますが、手に入れるのが困難な本も多いです。

手に入れやすいところとして田中勝也氏の[サンカ研究]や佐治芳彦氏の著作にサンカに関するものが、

何冊かあります。個人的な意見ですが、五木寛之氏の小説[風の王国][戒厳令の夜]は、

サンカを題材にしたもので、資料としてだけでなく、小説として大変素晴らしく、

サンカと呼ばれていた人達の感性や魂が伝わってきます。

また[鳥の歌]は山窩の子孫とも思える主人公のひとりが、現在の中に自らのアイデンティティの確立を

模索する姿を感じたりします。また山窩を題材にした映画[瀬降り物語]にもサンカの姿をイメージすることが

できます。山窩のことに興味を持ち始めた頃に、一通り、目ぼしい文献に目を通しましたが、

何か物足りないなと思っていました。そんな時に知人から[風の王国]を、

教えられて読みましたが、小説の中に自分の求めていたものを、あまりにも感じ過ぎました。、

魂が震えるような感動を覚えました。

                                            続く



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