犬12匹放置の疑い、9匹死亡、住民を逮捕、大阪・松原
2012年3月1日 朝日新聞
ミニチュアダックスフント12匹を大阪府松原市の住宅に置き去りにしたとして、大阪府警は1日、この部屋に暮らしていた無職の堂地唯(どうちゆい)容疑者(24)を動物愛護法違反(遺棄)の疑いで2月29日に逮捕した、と発表した。
2月上旬の発見時、12匹のうち9匹が脱水症状などで死亡していた。
生活環境課によると、堂地容疑者は「閉じ込めていないし、ご飯もあげに帰っていた」と、容疑を否認しているという。
逮捕容疑は1月中旬、当時暮らしていた松原市河合2丁目の2階建て住宅に12匹を閉じこめたまま放置した疑い。
いずれも成犬で、府警が生きていた3匹を保護した。
首輪と鎖でつながれたまま死んでいた犬もいたという。
室内にはごみが散乱し、堂地容疑者が昨年12月ごろからほとんど帰宅していなかった、と府警はみている。
2月29日、捜査員が兵庫県西宮市のコンビニ前で堂地容疑者を見つけた。
保護されたミニチュアダックスフント=1日午前11時27分、大阪府能勢町