福井県動物愛護センターで1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします!
【福井県動物愛護センター 本所】
電話番号:0776-38-2212
収容日:2023年7月5日
保護場所:坂井市三国町緑ヶ丘 付近
種類:柴犬風
性別・体格:メス・中型
年齢:不明
毛色:茶白
赤白紺の縞模様の首輪着用、赤白の縞模様のリード付き
公示終了:2023年7月10日
福井県動物愛護センターで1匹の犬が保護・収容されています。
飼い主の方至急センターへ、そして心当たりの方々のご協力お願いします!
【福井県動物愛護センター 本所】
電話番号:0776-38-2212
収容日:2023年7月5日
保護場所:坂井市三国町緑ヶ丘 付近
種類:柴犬風
性別・体格:メス・中型
年齢:不明
毛色:茶白
赤白紺の縞模様の首輪着用、赤白の縞模様のリード付き
公示終了:2023年7月10日
吉村大阪府知事、虐待疑い動物の行政による緊急一時保護可能な法整備を要請 西村環境相に面会
2023年6月21日(水)
大阪府の吉村洋文知事は21日、東京・霞が関の環境省を訪れて西村明宏環境相に面会し、ブリーダーが逮捕されるような警察が介入するケースに限り、虐待が疑われる動物の緊急一時保護を行政で対応できるような法律や制度の整備の実現をするよう、要請した。
西村明宏環境相(右)に要望書を手渡す大阪府の吉村洋文知事(撮影・中山知子)
今年2月、大阪府寝屋川市で、病気などの犬10匹に適切な保護を行わなかったとしてブリーダーが逮捕される事案が起きた。
吉村知事は「虐待が疑われる犬が多数いる中で、逮捕は突然だった。逮捕されたオーナーが身柄を拘束された場合の、残された犬たちへの保護に関して法の不備がある」と指摘。
「本来は行政が一時保護できる法律が必要だが、今は(憲法上の)所有権があり、本人の同意がない限り、さわれない。逮捕されるような虐待が疑われるケースに限っては、緊急一時保護を認める法律が必要だと思う」と訴えた。
寝屋川市の事案では、府の職員が逮捕された側に所有権の放棄を交渉し、動物愛護団体などと協力しながら計200頭について対応ができたとしたが、「所有権の放棄がなければ、放置せざるを得ない。大阪だけに限らず全国で(同様の事案が)出ており、警察が介入した悪質な事案に限っては、行政が緊急一時保護できる規定が必要だ」と、繰り返し訴えた。
面会後、取材に応じた吉村知事は、西村環境相は「問題意識としては共有している」としつつ「憲法上の所有権の制約があり、その中でどうするかを考えていかなければならない」との認識を示したという。
吉村知事は「取り残された犬たちはどうしたらいいのか。そういう時くらいは、行政が緊急一時保護できる規定をつくることは、動物愛護法の精神にも基づく。大阪以外でも起きる問題で、これからも国会にも働きかけをしていきたい」と話し、法律や制度の整備に向けた国側への働きかけを、継続する考えを示した。
【中山知子】
「猫が顔を洗うと雨が降る」という言い伝えの意外な背景
猫のお手入れについて獣医師に聞いた
2023年6月19日(月)
猫が日常的にするしぐさに「顔を洗う」しぐさがあります。
念入りに顔周りをフキフキしてように見えますが、猫は何を気にしているのでしょうか?
「猫が顔を洗う」しぐさの意味を、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に伺いました。
洗顔するひなたくん(ラガマフィン)
猫はひげのお手入れのために顔を洗う
――猫が「顔を洗う」理由を教えてください。どういう気持ちで洗っているのでしょうか。
白山先生: 「猫が顔を洗う理由のひとつとして、ひげのお手入れがあると考えられています。猫のひげはとても敏感で、大切なセンサーの働きをしています。このセンサーが汚れていては困るため、お手入れをするのでしょう」
――ひげのお手入れ以外には、どんな意味があるのでしょうか。
白山先生: 「きれい好きな猫の場合は、食後、口周りについた食べかすをキレイにするために顔を洗うとも考えられています。また、ストレスなどから逃れるため、顔を洗うことで気持ちを切り替えようと行うこともあります」
――顔を洗うしぐさで、猫の顔はどれくらいきれいになるのでしょうか。
白山先生: 「気持の切り替えのために顔を洗っている場合には、『きれいにする』という目的ではないため、『ずっと顔を洗っていたのに全くきれいになっていない』ということが起こります」
――なるほど。このときの猫の目的は、「気持ちの切り替え」ですものね……。
白山先生: 「猫の顔を洗うという行為は、人の考えている『顔を洗う』という認識とは違う場合が多くあるのです。ひげのお手入れで洗っている場合には、私たちにはわからないような繊細な変化が起きているのでしょう」
――「猫が顔を洗うと雨が降る」という言い伝えは本当なのでしょうか?
白山先生: 「大切なセンサーであるひげは、温度や湿度も感知しています。雨の前には湿度が高くなり、猫のひげがセンサーとして感知するため気になって、ひげのお手入れをするのでしょう。これが顔を洗うしぐさのため、『猫が顔を洗うと雨が降る』ということがいわれるようになったのだと思います」
猫の顔を洗うしぐさには、センサーでもあるひげのお手入れが重要な意味をもっていそうです。
猫が顔を洗っていたら、どの理由があてはまるか観察してみると面白いでしょう。
「顔を洗う」猫たち
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
ねこのきもちWeb編集室
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高齢者の生活にペットが及ぼす影響を考察した調査結果
2023年6月23日(金)
カナダでの60歳以上のペットの飼い主へのインタビュー
犬や猫などのコンパニオンアニマルと暮らすことは、身体面やメンタルヘルスの面で多くのメリットがあるという調査結果は数多く報告されています。
中でも高齢の方については、孤独感を癒したり地域社会との接触を増やしたりというメリットは重要なものです。
一方で、高齢の方が健康上の問題で動物の世話ができなくなったり、施設に入居するために動物を手放さなくてはならないという事例も数多くあります。
カナダのカルガリー大学地域健康科学の研究者は、高齢者とコンパニオンアニマルについての研究を長年に渡って継続しており、この度は60歳以上の飼い主14名へのインタビューから分析した結果が報告されました。
◆ペットがくれるもの、ペットでは満たせないもの
この調査では社会/経済的に多様な参加者を募るために、シニアセンターや公立図書館でのポスター、動物保護施設でのチラシ、口コミなどの方法で、60歳以上でペットと一緒に地域で自立して暮らしている人を募集しました。
調査のためのインタビューには14名が参加し、このうち12名が一人暮らしでした。
14名のうち7名が猫、6名が犬、1名が犬と猫とウサギを飼っていました。
このインタビューでは、過去の高齢者とペットの研究では対象となることがなかった社会/経済的に困難な立場に置かれている参加者の声が聞かれました。
参加者のうち2名は「猫たちは孤独な私に大きな癒しを与えてくれる。しかし猫たちでは満たせない孤独もある。」「昼間は愛犬とドッグパークに行き他の人々との交流もある。でもパークから帰る時に、他の人たちと違って家に帰っても家族がいないと思うと辛くなる。」と、猫や犬のおかげで孤独から救われているけれど十分ではないと話しました。
また別の2名の参加者は、さまざまな事情で賃貸住宅を引っ越さなくてはいけなくなった時に、飼っている犬や猫のために新しい住居が見つからず困難な状況に陥っていることを明かしています。
高齢にさしかかると身体面での不安や病気を抱える人も多くなります。
治療費など経済的な不安も重なる中で、犬や猫の世話をすることが最大の心の拠り所になり、困難を乗り越える支えになったと語った人も複数いました。
最も現実的な問題として、ペットの世話にかかる費用のために自分自身の生活の質を低下させていると語る参加者も複数いました。
インタビューからは、人生の後半において動物と暮らすことのポジティブな面とネガティブな面の両方がうかがえます。
参加者全員が、コンパニオンアニマルが孤独を和らげ、他者をケアするという機会を持つことができ、深い感情的なつながりをもたらすというポジティブな面を認めています。
しかし個々の事情や状況によっては、ポジティブを上回る負担があることも事実です。
◆高齢者とペットの問題は当事者だけでなく社会全体の問題
上記のような事情を踏まえて、「だから高齢者は動物を飼うべきではない」というのは簡単なことですが、社会正義の観点から言えばそれは不当でもあります。
社会正義という言葉や概念は18世紀のヨーロッパで生まれたもので、社会の構成員である人々が平等に扱われ、社会全体の福祉の保証と秩序の維持を実現すること、とされています。
この研究はカナダのアルバータ州カルガリー市で行われたものですが、高齢者のためのペット可住宅や手頃な価格の住宅の不足や、そこから来る継続的な社会的不公正は日本においても共通しています。
「高齢者はペットを飼うべきではない」というのは、動物福祉からのみの観点です。
高齢者向けのペット可住宅の不足は、動物福祉が全く欠けた観点です。
このように高齢者とそのコンパニオンアニマルをバラバラに扱うのではなく、動物福祉と人間の社会サービス機関を結びつける努力が必要であると研究者は強調しています。
動物福祉と人間の社会サービス機関を結びつけるためには、公的私的両方の住宅提供者、獣医師、医療提供者、フードバンクや動物保護などのチャリティ団体、地域の条例担当者などが、セクターを超えて協力し合える環境を作ることが理想です。
高齢者は動物と暮らすことで得られるメリットがあり、行き場のない動物にとっては保護者が得られるメリットがある。
これらは当事者以外にも地域社会にとって間接的なメリットであり、そのためのセクターを超えた支援策は政策レベルで検討する価値のあることです。
◆まとめ
高齢の方にとって、コンパニオンアニマルは心身両面の大きな支えであると同時に、費用面からの生活の質の低下や住宅問題への直面など、切実なリスクも伴うことがあるという調査結果をご紹介しました。
実際にこれらの問題に対処するには、自治体など政策レベルでの支援がなくては不可能です。
このような問題を明らかにし社会全体に訴えるために、今回のような調査研究が行われているのは心強いことだと思います。
日本でも政治家や福祉関係者の皆さんが、このような研究に目を向け参考にしていただければと強く願います。
《参考URL》
https://www.cambridge.org/core/journals/canadian-journal-on-aging-la-revue-canadienne-du-vieillissement/article/considering-cats-dogs-and-contradictions-pets-and-their-relational-influence-on-experiences-of-aging-in-place/58F748578E9FBF2A0CE63F575C636975
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牛を蹴り、目を指でえぐる…虐待動画が拡散
農場の元従業員は「牛に蹴られて腹が立った」「後で動画を見てイライラを解消しようと思った」
2023年7月4日(火)
島根県大田市の農場で、従業員が牛を蹴る動画がSNSで拡散した問題で、大田警察署は3日、動画を撮影した男性と、男性が働いていた農場を動物愛護管理法違反の疑いで書類送検しました。
動物愛護管理法違反の疑いで出雲区検察庁に書類送付されたのは、島根県大田市の無職の男性(26)と、男性が働いていた大田市内の農場です。
大田警察署によりますと、元従業員の男性は6月3日午後5時16分頃から午後5時19分頃までの間、農場の搾乳施設で牛2頭に対し、顔面や首を蹴ったり殴ったりしたほか、目を指でえぐるなどの暴行を加え、愛護動物の虐待を行なった疑いが持たれています。
「SNS上に動物を虐待している動画がある」
6月10日、一般の人からこうした通報が複数あり事件が発覚。
こうした様子が撮影された動画は、SNSで批判の声とともに拡散されました。
農場には、情報を受けた島根県畜産課が6月12日に立ち入り調査を行って事実確認をし、警察への情報提供を行っていました。
男性は外国籍で、動画は自らが撮影し、投稿していたとみられます。
警察の調べに対して男性は、「牛を蹴ったり殴ったりしました。牛がケガをするかもしれないと分かっていました」と話しているということです。
なぜ牛を蹴り、その様子を撮影したのかについては、「作業中に何度か牛に蹴られて腹が立ち、我慢できなかった。後で自分で動画を見て、イライラを解消しようと思った」などと話しているということです。
また、SNSにアップした行為については、「何も考えていなかった」といった内容の供述をしているということです。
農場の会長は以前の取材で、この男性従業員について、次のように話していました。
Q「暴力が日常的にあったかどうかはどうでしょうか」
農場の会長 「いや日常的には、他のスタッフが2人入っていますから他のスタッフが止めますよ。ただ動画は日常、普段でも撮ったことはあったようです、他の作業をしている時に。それで先輩に、「そんなもん仕事中に撮るな」って言って注意はされていたみたいです」
農場は調べに対し「牛2頭への虐待は業務中にしたことである。指導不足、監督不行き届きだったと言われればそうである」と容疑を認めているということです。
農場は6月14日、ホームページに「弊社従業員の著しく不適切な行為及びSNSへの動画投稿について」としたコメントを掲載。
乳牛への虐待があったことを認め謝罪していました。
【写真を見る】牛を蹴り、目を指でえぐる…虐待動画が拡散 農場の元従業員は「牛に蹴られて腹が立った」「後で動画を見てイライラを解消しようと思った」
山陰放送
【虐待行為】「あり得ない行為」牛虐待動画で関係者謝罪 従業員が牛を蹴るなど 従業員の解雇を検討 島根県大田市 - YouTube
「牛を蹴る動画」について解説しました - YouTube
愛犬が認知症、激しい夜鳴きに眠れない日々続きうつ病寸前に…
「ペットの終活」多様化で問われる飼い主の選択
2023年6月14日(水)
「ペット=家族」という考えは広く定着し、人間と同等にあつかう家庭も増えているようだ。
しかし一方で、ペットの老いや介護について、真剣に向き合っている飼い主は、どのくらいいるだろうか。
愛犬が認知症を患ったという今西乃子さんは、夜鳴きで一晩に何度も起こされ、パニック障害とうつ病寸前にまで追い込まれたという介護生活を発信している。
犬や猫の平均寿命が大きく伸びている中、「かわいい」だけでは済まされないペットの「老い」について、今西さんに話を聞いた。
右目負傷、右後ろ足切断の状態で今西さんに引き取られた未来ちゃん
■ご近所中に響き渡る大きな声で夜鳴き、「迷惑をかけている…」飼い主のストレス
──犬の平均寿命が14歳とされる中、愛犬の未来ちゃんは17歳7ヵ月という“超高齢犬”で、今年2月に亡くなったそうですね。
【今西乃子さん】
主人の腕の中で眠り、そのままスーッと息を引き取りました。
その日はいつも通り、朝のお散歩をして、夕食も食欲旺盛だったんです。
生後2ヶ月(推定)の頃に動物愛護センターから引き取って、おそらく虐待のせいで右目負傷、右後ろ足の足首から下が切断という状態で我が家にやってきた未来でしたが、最期まで元気いっぱい。
私たちも、最期の日を迎える準備をしていたこともあり、心穏やかに未来の死を受け入れることができました。
最期は、眠ったまま天国に旅立ったことで、ベットロスにもなりませんでした。
これまで私たちに、たくさんの幸せをくれた未来には感謝しかないですね。
命を預かった責任を全うできた気持ちです。
──16歳ごろから“老い”の兆しが見え始め、やがて認知症を患ったとのこと。
【今西さん】
認知症といっても、身体自体は健康そのものでした。
筋肉は衰えていましたが、それは年齢からくるもの。
ただ、足が踏ん張れないので、ウォーターボウルに顔を近づけると、足がハの字に開いてしまう。
ようは水を飲むだけで、顔を突っ込んで溺れてしまう危険があったんです。
これはきっと、老犬あるあるだと思いますが…老犬の病気の原因の多くは水不足なので、最後の1年ほどは、2~3時間おきに介助しながら水を飲ませていました。
──犬の認知症は、どんな症状ですか? 人間と同じなのでしょうか。
【今西さん】
症状は、人間に近いと思いますよ。
壁に向かってボーッとしたり、落ち着きなく歩き回って徘徊したり、昼夜逆転したり、トイレを失敗したりなど…。
ただ、これらは、飼い主が受け入れればいいだけの問題。
一番困ったのは夜鳴きです。
これも“犬の認知症あるある”なのですが、とくに未来の夜鳴きは、ご近所に響き渡るほど激しく、自分たちが眠れないストレスに加え、ご近所に大きな迷惑をかけてしまっていました。
そのことが、本当に心苦しかったです。
■「私が倒れたら、愛犬の介護ができなくなる」自分のために“生活の質”を意識
──今西さんは、児童文学作家として活動する傍ら、動物愛護を伝える講演なども行っています。過去に愛犬を看取った経験もあるのに、それでも老犬介護のご苦労は多かったのですね。
【今西さん】
私自身の体へのダメージは初めての経験でした。
病気が原因の介護は、もちろん辛いですが、獣医さんのアドバイスもあるので、先のことがだいたい分かるんです。
ただ、認知症の場合は「昨日できたことが今日できなくなる」ことが多く、戸惑うことがたくさんありました。
とくに最後の1年ほどは、一晩に5~6回も鳴いて呼ぶので、私もそのたびに起きて…。
そんなある日、突然、原因不明の恐怖に襲われ、胸が苦しくなって息ができなくなってしまったんです。
──夜泣きで熟睡できない日々が、1年も続いたんですね。
【今西さん】
ええ、メンタルクリニックでパニック障害だと診断されました。
それまでは夜鳴きも、「自分さえ我慢すればいい」と思っていましたが、私が倒れたら愛犬の介護もできなくなる。
愛犬のQOL(=生活の質)を考えるなら、飼い主のQOLも大切だと痛感しましたね。
それからは、介護も頑張りすぎず、自分たちだけで抱え込まず、獣医さんやシッターさんといったプロに、積極的にヘルプを出すようになりました。
同じように、認知症の子をお世話している「犬友だち」の存在も心強かったですね。
──ご近所へのフォローは、ペットを守ることにも繋がりそうです。
【今西さん】
向こう三軒両隣に、菓子折りを持参してご挨拶に伺いました。
夜鳴きについて、「大丈夫だよ」とおっしゃってくれていましたが、ご迷惑をかけていることは事実。
心からお詫びを申し上げるとともに、暖かく見守ってくれていることへの感謝をしたためたお手紙も同封しました。
愛犬を受け入れてもらうためには、自分自身がご近所に好まれる飼い主であることって、実はとても大切だと思うんです。
──今西さんのこうした日々は、著書『うちの犬(コ)が認知症になりまして』にも綴られています。重た過ぎないタッチでユーモアを交えて伝えていますが、とくに介護経験で「これをやってよかった」と思えたことは何ですか。
【今西さん】
ライフステージによって、愛犬にとって「何が必要で、何がベストか」が変化するので、先入観を持たず、愛犬が快適に過ごせる工夫を、必要に応じて臨機応変にすることが大切だと実感しました。
例えば、オムツやサークルなどを上手に利用する、ということ。
当たり前だと思うかもしれませんが、ポイントは「上手に」利用する」という点です。
また我が家では、愛犬を迎えると必ず「愛犬貯金」をしています。
「未来ちゃん預金」は、生後2ヵ月から17歳まで、毎月の積立貯金で続けていました。
幸いなことに、若い頃はほとんど病気をしなかったので、けっこう貯まります。
愛犬の介護は、シッター料など、お金もかかる。
慌てないために日ごろからの愛犬貯金はぜひ、お勧めです。
■ペットにとって何がベスト? 「動物愛護ではなく“福祉”でとらえて」
──最近は、「ペットとの暮らしが、高齢者の心と健康にいい」といった意見を聞きます。
【今西さん】
それは間違いありませんが、高齢者のペット飼育は、あくまで人間側のメリット。
もしも、飼い主自身がお世話できない状態になったら…。
そう考えると、安易にオススメしていいか疑問です。
仮に誰かが引き取ってくれたとしても、ペットにとっては「誰でもいい」わけではなく、やはりこれまで一緒に暮らしてきた飼い主と一緒にいたいと思うはず。
そう思うと、ペットの看取りは絶対的な飼い主としての責任です。
ただ、子ども世帯と同居している高齢者がペットを飼育するのは、とても理想的だと思います。
──老犬ホームなどの施設も増えているようですね。飼い主の「価値観」も多様化しているということでしょうか。
【今西さん】
個人の考え方なので正解はないと思いますが、施設に頼るということは選択肢のひとつだと思います。
ただ、「動物愛護」という言葉が浸透していますが、個人的に「愛護」では、人間の自己満足の範囲を超えないと思うんです。
つまり、動物を大切にしよう、命あるものは守ろう、ということではなく、相手(ペット)にとって何がベストなのか。「福祉」の考え方でとらえてほしいんです。
そのうえで、飼い主が愛犬の老後をどうすべきか、選択すればいいと思っています。
──たとえば大病を患った老犬に、手術をするのかしないのか、判断は飼い主に委ねられます。賛否はありますが、安楽死という選択もあると思います。
【今西さん】
ペットは、飼い主の判断を受け入れるしかありません。
だからこそ、その子にとって何が一番いいのかを、とことん考え抜くこと。これってすごく苦しいし、切ないんです。
でもそれが福祉であり、本当の動物愛護だと思います。
そしてとことん悩んで決断したら、あとは後悔しないでほしい。
もちろん、「これでよかったのか」「もっと別の方法があったのでは…」と悩み、苦しむ方も多いと思います。
ただ、飼い主がその子のために決めたことを後悔したら、それを受け入れたペットはどう思うでしょうか。
大好きな飼い主さんが一生懸命悩んで、考えて決めたことは、その子にとってベストな選択だと思います。
──とはいえ、ペットの死を受け入れるのは辛いものです。
【今西さん】
ペットが10歳を過ぎた頃から、その子の最期をイメージしておいたほうがいいと思います。
辛いし悲しいし、できれば考えたくないですよね。
でも老いは、生きているすべてのものに訪れる現実です。
それは人間も動物も同じことですが、ペットの看取りは飼い主の責任で、飼い主がいろんなことを決めなくてはならない。
いつかは必ず向き会わなくてはならない時のために、家族でそのことを話し合っておくことは大切で、それが命を預かった責任だと思います。
──著書では、「犬って老いれば老いるほど、ますます愛おしくなる」と、明るく語っています。
【今西さん】
老犬って本当にかわいいんですよ。
そして、愛犬の老後とは、これまで築き上げた飼い主との信頼関係を「確認する時間」なんです。
ですから私たち飼い主も、以前にもまして安心を与えてあげたいですよね。
「あなたのことをこれまで以上に愛しているし、大切な存在」なんだと。
また、飼い主にとって老犬のお世話は大変ですが、さらに愛しさが増す時期でもあるんです。
「老犬介護=大変・辛い」ではなく、これまでの楽しかった思い出を振り返って温かな気持ちになったり、笑いがあったり…。
この本も、それを知っていただきたくて、明るく綴りました。
すべてのペットが、飼い主さんたちと最期の日まで幸せに過ごすことを、心から願っています。
■
『うちの犬(コ)が認知症になりまして』(著)今西乃子(外部サイト)
5月22日発売/1540円(税込)(C)青春出版社
すべての愛犬に訪れる「老い」にどう備えるか…17歳の超高齢犬・未来(柴犬・メス)との“ますます愛しくなる介護”をユーモラスにつづったエッセイ。認知症対策や介護の知恵、老犬と楽しく幸せに暮らすコツなど、「老いじたく」のヒントが満載。わんこ大好きなマンガ家・あたちたちによる描き下ろし4コママンガも掲載されている。
●著者プロフィール
今西乃子(いまにし のりこ)/児童文学作家。(公財)日本動物愛護協会常任理事。著書『ドッグ・シェルター』(金の星社)で、第36回日本児童文学者協会新人賞を受賞。執筆の傍ら、動物愛護センターから引き取った愛犬・未来をテーマに、全国の小中学校を中心に「命の授業」(講演会)を展開。主な著書に、『犬たちをおくる日』(金の星社)をはじめ、累計45万部突破のロングセラー「捨て犬・未来」シリーズ『捨て犬・未来 命のメッセージ』『捨て犬・未来、しあわせの足あと』(岩崎書店)ほか、『捨て犬未来に教わった27の大切なこと』『いつかきっと笑顔になれる 捨て犬・未来15歳』(小社刊)など多数。
今西乃子さんのホームページ(外部サイト)
ホームセンターの猫が見るたびに値引き「可哀想で見るのが辛い」
売れ残った猫は…葛藤の末の決断
2023年6月16日(金)
ペットショップやホームセンターで行われている生体売買に対し反対の声も
ペットショップで猫を購入するのはいけないこと……?
ホームセンターで売られていた猫を購入すべきか悩む愛猫家の投稿が、ネット上で話題を呼んでいる。
近年、保護猫活動の啓発が広がり、猫を飼うなら譲渡会でという機運が高まりつつある。
それとともに、ペットショップやホームセンターでの生体売買に対する反対の声も広がっている。
今回、葛藤の末に生後7か月のメスのヒマラヤンをお迎えしたえみまるさんに、決断の経緯と投稿の反響を聞いた。
葛藤の末に購入したという生後7か月のメスのヒマラヤン【写真:ツイッター(@emimaru_g_g)より】
「保護猫派なんですが悩んでます よく行くホームセンターでは動物販売していて猫ちゃんがいるんです 最初27万で売られていたヒマラヤン この前みたら20万になってたのだけど、今日見たら10万になってた もう結構大きい 可哀想で見るのが辛い 旦那様は飼う?と聞いてくれました 答えがわからないです」
今月12日、猫の購入に迷いSNS上に意見を募ったえみまるさんの投稿は、2000件を超えるリツイート、4万件以上のいいねを集めるなど話題に。
続く投稿では
「ちなみにうちには既に3匹保護猫がいます 猫達の相性も不安です」
「今日の夕方主人と一緒にホームセンターへ行ってみる事になりました 悩む私を見て、行こうと誘われました 店員さんに聞きたい事もあるので、行ってこようと思います」
「例のヒマラヤンさんです ペットショップのケージが今日リフォームされて広くなってました 天井が高くなってました」
と揺れる胸中をつづっている。
えみまるさんの投稿には
「私は保護猫にしてもショップ猫にしてもご縁が全てだと思ってお迎えします。だって約20~30年これから暮らすのですから」
「酷な話にはなりますが、すでにいらっしゃるのであれば買わないことをおすすめ致します。ペットショップ個体は寿命も短く病気リスクも高いです」
「ペットショップにいる子たちを見ると本当に冗談抜きで胸が張り裂ける思いです」
「売れ残った子は繁殖の他、どんな選択肢があるのかは不明です。お迎えする事は根本的な解決にはなりませんが、その子の安全は見過ごせないと思います。難しいですね」
と賛否両論のさまざまな意見が寄せられている。
最初の投稿から3日目の15日、えみまるさんは「ここ数日沢山の方に見守って頂きありがとうございました 沢山考えました 木を見て森を見ずとのご意見も沢山頂きました それ以上に家に迎える事に賛同して頂けた事にも驚きました 出した結論は家族になってもらう 一生幸せにします です 今まで気にかけて下さった方々、ありがとうございました」とヒマラヤンの購入を報告。
腕の中に収まる愛らしい表情を投稿している。
“家族になる”ヒマラヤン…3匹の先住猫との最新ショット
「生体売買には反対で、猫は保護するものだと思っていた」という投稿者
元々実家で保護猫を飼っていたというえみまるさん。自身の保護歴は4年で、雨の日に車道の脇で拾ったハチワレ、お店の裏で骨と皮だけにやせ細っていた黒猫、車のボンネットに潜んでいたサバトラと、これまでに3匹の野良猫を保護し育てているという。
一連の経緯について、えみまるさんは「猫たちのおやつやご飯を買うホームセンターで2か月ほど前に子猫を見かけ、『うわー、ブランド猫ってこんなに高いんだ』『良い家族にあえるといいね』と思いながらも、最初は特に気に留めていませんでした。それが見るたびにちょっとずつ大きくなっていき、ある日27万円の値札が20万円になり、生後7か月になる頃には10万円に……。段々と、狭いケージでいつも寝ている彼女がかわいそうで、見るのがつらくなってきて。行くたびに、今日はいませんように、新しい家族に迎えられていますようにと思っていました」と説明する。
見かねた夫から「飼う?」と聞かれるも、「すぐに返事ができませんでした。店頭での生体売買には反対で、猫は保護するものだと思っていた」。
売れ残った猫はどうなるのか調べたところ、殺処分にはならないものの、ブリーダーに返品され繁殖用にされたり、譲渡会に出されるという事実を知った。
「ここで買ってしまったら店頭販売はなくならない」「買ってもすぐに新しい子が来る。その後ろにはさらにケージに入れられる子がいる」「全ての売れ残った動物を引き取ることはできない」「先住猫たちはどうなってしまうんだろう。うちでうまく暮らせるだろうか」。
いくら悩んでも答えは出ず、SNS上で意見を求めたという。
「同じように売れ残った子を購入した人たちからの『うちも同じです!』というコメントを見て『だから店頭での生体売買がなくならないんだ』『私も今同じことをしようとしている』と思ってしまったり、『生体売買につながるから反対だ』という意見に正論だとも思いました。もう頭の中はぐちゃぐちゃで、たくさんの方が今の生体売買の制度に思い悩んでいるのだと感じました。全ては救えない。最終的に行き着いた答えは、今目の前にいるこの子を幸せにしたいということでした」
今回の投稿と、それに寄せられた反響を受け「今回のことがきっかけで、たくさんの人に生態販売について考えてもらい、良い方向に向かっていけばいいなと思います。血統書付きが悪いとは思いませんし、良いブリーダーさんもたくさんいます。飼いたい人は、面倒でも良いブリーダーさんから直接購入してもらいたいです」とえみまるさん。
ペットビジネスにどう向き合えばいいのか。
答えのない問いは続いている。
ENCOUNT編集部
生き物をおもちゃにするのが教育?
保育園の指導方針に疑問の声…市は「厳重注意」と回答
2023年6月29日(木)
保護者からの飼育セットの寄付や生き物の世話の申し出を「飼育のためではない」と固辞
茨城・結城市のある市立保育園で、「子どもは生き物をおもちゃにして遊ぶことが教育」という指導方針のもと、生き物たちのずさんな管理が行われているという相談がENCOUNT編集部に寄せられた。
いったい何があったのか。
告発した保護者と保育園を管轄する結城市に事情を聞いた。
(取材・文=佐藤佑輔)
保育園での生き物たちのずさんな管理が問題に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
問題となった保育園に5歳の娘を通わせる保護者の男性によると、園では散歩中にオタマジャクシやカエル、カブトムシなどの生き物を子どもたちが捕獲。
男性は「水を張っただけのバケツや砂場の砂を敷き詰めただけの飼育ケースにそれらの生き物を放置したり、時には泥団子に入れて投げつけたりして、次の日には死んでしまうということが常態化している」と保育園のずさんな管理の実態を語る。
見かねた男性が「水槽や飼育セットを寄付します」「生き物のお世話もこちらでやります」と申し出たところ、保育園の所長から「飼育するために捕まえてきているわけではない」「幼児は自分より弱い生き物をおもちゃにして遊ぶことが大事な教育。うちの園ではそういう方針でやっているので」と断られてしまったという。
「子どもが遊びの中で虫を殺すことはありますし、飼育の仕方が間違っていて死なせてしまうことも仕方がない、子どもたちにとってはそれもいい経験になると思います。ただ、大人の側が『子どもは生き物を殺すことが教育』と言い切ってしまう姿勢はどうなのか。自分も子どものころに虫を殺したことがありますが、少なくともそれは親や先生の前ではやってはいけないことだと思っていました。虫をいじめていたら『かわいそうだからやめようね』とか、死なせてしまったら『次は死なないように工夫してみようか』とか、命の大切さを教えることこそ教育ではないでしょうか」
男性はその後、保育園を管轄する結城市の子ども福祉課にも相談したが「市役所では教育のことは分からない」との回答に留まった。
保育園の所長と市の職員、男性の三者での話し合いの場を設けてもらえるよう掛け合っているが、先送りの状態が続いているという。
保育園を管轄する結城市役所子ども福祉課の担当者は、ENCOUNTの取材に対し「当該保育園(回答では実名)にて『子どもにとっては生き物を殺すのが教育』という指導方針のもと生き物を飼育しているとの情報についてでございますが、本市では、そのような教育方針のもと指導は行っておりません」と文書で回答。
「今回の件に関しましては、保護者様と保育所との生き物の飼育についての話し合いの中、職員の対応から誤解が生じ、保護者様にご心配をおかけしたものでございます。具体的に申しますと、児童が散歩中に捕まえたオタマジャクシやカエルの取り扱いについて、その体験を通しての興味・関心を育てることの大切さを重視して説明したこと、捕まえた後の対応について軽率な言葉での不十分な説明によるものでございます。決して『生き物』や『命』を粗末にする意図はございませんでした」と釈明しつつ、「このような情報提供があったことに関しましては、市として大変重く受け止めており、今後このようなことがないよう再発防止に努めてまいります」とつづっている。
また、今後の対応については「今回、保護者様に疑念を抱かせることになってしまった職員につきましては厳重に注意し、今後、保護者様への説明時に誤解を招くことのないよう指導を徹底してまいります。現在、今回の対応について保護者様におわびし、誤解が解けるよう再度ご説明をさせていいただいているところです」としている。
佐藤佑輔
「子どもは生き物をおもちゃにして遊ぶことが教育」という指導方針?
この、えっ?と思う信じられない発言!
まさに精神異常者のような発言!
保育園児に誤った教育をするような保育園の所長、非常に情けない完全にズレた指導方針です。
こんな責任者に子どもたちを預かる資格はありません。
生き物の命を重んじる情操教育は子どもたちを預かる職員の義務です。
このような誤った感覚を教えられた子どもたちが成長する中で虐待などをする人間になることが非常に危惧されます。
行政機関として、何故こんな人間を保育園の責任者にしたのか理解できませんね。
子どもを預かる職員の資格ゼロ!どころか犯罪に関係してくるのでは?
感覚がマヒしている。
行政機関として正常な体制づくりを早急にやるべきです。
(byぬくもり)
最後の力を振り絞って子猫を託しにきた母猫、
保護主のもとに運び終わると……
命を懸けた母の強い愛に涙が止まらない
2023年6月27日(火)
最後の力を振り絞って子猫を助けようとした母猫がTikTokで紹介されています。
動画は記事執筆時点で16万再生を突破、7400件を超える“いいね”を集めています。
ある日野良の母猫が……
投稿したのは三重県を中心に動物保護活動をしているワンニャンプロジェクト(@wan_nyanproject)さん。
今回、5匹の子猫の引き取り依頼があったそうです。
依頼者さんは1匹の野良猫に毎日エサをあげていました。
その猫は骨が浮き出るほどガリガリな状態。
食べたらどこかへ行ってしまい、保護することができませんでした。
そんな矢先、その猫は依頼主さんの家へ、小さな子猫を1匹ずつくわえながら運んできました。
5匹目を置いた途端、母猫はその場に倒れてお空へいってしまったとのこと。
きっと最後の力を振り絞り、いつもエサをくれた人のところに5つの小さな命を託しにきたのでしょう。
依頼主さんは高齢だったため、同会の代表さんに保護を依頼。
代表さんは母猫の必死な思いを受け止め、幸せにつなげたいと思っているそうです。
TikTokのコメント欄には
「お母さんは最後の力を振り絞って、最後まで運んだんだね この子達の未来が輝きますように……」
「読んでて涙が溢れました。どの生物にも母の強さはあるんですね、この子達がお母さんの分も幸せになりますように」
といった声が寄せられています。
ワンニャンプロジェクトさんは、ワンちゃんや猫ちゃんの預かりボランティアや里親募集などの活動をしている団体。
TikTokの他、Instagram(@wan_nyanproject)でも情報を発信しています。
TikTokの投稿には、ワンちゃん&猫ちゃんの情報がいっぱい。
譲渡会の様子なども見ることができます。
画像提供:ワンニャンプロジェクト(@wan_nyanproject)さん
私どもの活動においても同様の出来事がありました。
動物たちの母親は、自分が犠牲になってでも子供たちをなんとか救いたい、という強い心を持っています。
我々人間はどうでしょうか・・・
子どもへの虐待事件が頻繁に発生、猫への虐待も多発している日本社会の現実、非常に情けなく思います。
動物たちを見習い、精進する姿勢を持ちなさい!
(byぬくもり)
ウクライナでけがを負った軍用犬がハンガリーで再出発 その仕事とは
2023年6月18日(日)
TBS NEWS DIG Powered by JNN
ロシアによる砲撃により大けがを負ったウクライナの軍用犬が、ハンガリーで再出発です。
ハンガリーの首都、ブダペスト。
警察官に撫でられているのは、イヌのランボー君です。
よく見ると右耳を失っています。
ランボー君はもともと、軍隊で警戒や捜索を行う軍用犬で、ロシアによる侵攻が続くウクライナ東部の前線で兵士に同行していました。
その後、砲撃により生死をさまよう大けがを負い、手術で一命をとりとめ、ブダペスト警察に引き取られました。
ブダペスト警察犬部隊 デスコ中佐 「訓練を行っていると、精神的な傷をかかえているであろうことに気がつきますし、今後のトレーニングの中でさらに見つかる可能性もあります」
訓練開始からわずか2週間ほどで、警察犬になるために必要な最低限の技術を身につけたというランボー君ですが、働く前に別の役割を与えられることになりました。
それは、子どもたちや障害者、高齢者と接し、学んだ仕事を披露すること。
ランボー君の回復に携わった警察関係者は、「彼の存在を通して、けがをしたり、見た目が違っても、ほかの犬と同じように働くことができるのだと知ってほしい」と話します。
傷を負ったからこそ伝えられることがある。ランボー君の新しい「仕事」は始まったばかりです。
TBSテレビ