3月最後の週末は季節が逆戻り。
もうご用済みと、しまいこんだ冬のコートをまた引っ張り出して着るほど
寒すぎる花冷えとなった。
寒暖の差が激しい春の天気、29日は初夏を思わせる陽気で、
花見に出かけた山梨では気温23℃と、暑いくらいだった。
以前から気になっていた韮崎の一本桜「わに塚の桜」が
満開を迎えたとの情報に、今年はチャンスを逃さず行ってみることにした。
とくに慌てて家を出たわけでもないのに、
走り出してからいくつか必須アイテムの忘れ物に気づいたが、すでに後の祭り。
・まず、マスク、忘れちゃいけないダイジなものなのに、、、
(花粉にやられ、一晩中ハナをかみ続けて眠れない仕打ちを受けた)
・つぎに、おにぎり、
(食べようとして、あ、ない!と気づいたときの空しさったら、、)
・そして、目的地までの行き方をメモった紙
・さらに、ケータイまで忘れて~ナビも使えない。
(でも、忘れっぽいアタマではあるけど、見た地図がスポンと見たまま記憶される
便利な機能が備わっていて、目的地にはスムーズに到着。アタマは常に鍛えねば、、、)
臨時駐車場に向かう県道から、たわわに花をつけた桜が!
キャパ15台くらいの臨時駐車場は朝の時点でほぼ満車。ここから農道を歩いて桜に向かう。
遠くの山をバックに
畑の中にすっくりと立つ、美しい樹形のエドヒガンザクラ、わに塚の桜。
田んぼの畦道の先に鉄パイプの柵があり、その後ろにカメラ持った人たちが集まっている。
この場所からは、右に望む八ヶ岳を入れた「わに塚のさくら」定番写真が撮れる。
あいにく空は春霞でもやっとしていて、八ヶ岳もぼんやりとしか見えない。
枝の先々まで麗しく花を咲かせ、見る者を魅了する一本桜。
サクラにショッカサイ、スイセンの
コラボも春の里山らしさいっぱい
樹から離れないと全景を写すことができない大きな桜、
上から下まで淡いピンクの花であふれている!
桜の根元にある「わに塚」の解説板を
読んでみると、韮崎段丘の中央にある塚は、「日本武尊」の王子「武田王」の墓
ともいわれることから「王仁塚」、また一説には、塚の形が鰐口に似ているので
「鰐塚」などの諸説がある。
一本桜の樹齢約320年、樹高17m、根回り3.4m、幹囲3.3m。
夜にはライトアップされるそうだけど、月明かりにほの白く浮かぶ
わに塚のさくらを見てみたいと思った。
桜の周囲をゆっくりとまわり、立ち止まっては眺め、その美しさに酔いしれる。
心に残る春の一景、わに塚のさくら。。
おっしゃるとおり存在感ありあり、すばらしい桜でした。
エドヒガン特有のふわっとした花の質感は、遠目からもそれがよく見てとれ、軽やかに景色にとけこむところが好きです。また間近で見ると、豊富な花をつけて舞うように枝垂れる枝は、たしかに妖艶さをも秘めていますね。
数ある花のなかでも、日本人ほど「さくら」に愛着を感じる民族もいないようで、それぞれの想いを寄せて花に見入る、、、すてきなことですね。。
この巨大な「わに塚の桜」、エドヒガンの花色や枝振りって・・光線の具合により、昼でもすっごく妖艶♪な雰囲気が醸し出されますね~!
そんな風に僕は昨年目にして感じたのですが、今年wakangaさんが正にそのイメージピッタリな描写を~~\(^o^)/ワーイ♪
たとえ遠望利かない日でも~こうした存在感ある桜は・・或る春の日にふっと何かしらの心象風景浮かび上がらせる力がありそうですねっ(^_-)-☆