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和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

養老三冊。

2008-12-14 | Weblog
今日の毎日新聞(12月14日)。
その読書欄は特集「2008年『この3冊』」。
各執筆メンバーが3冊を選び、お薦めのコメントを添えております。
う~ん。何か食堂のメニューを眺めながら、どれにしようかなあ。
と迷うような気分。目移りするのですが、豪華なご馳走はお腹にもたれるし、ここはひとつ、サラサラと読める新書がいいなあ。
などと食堂メニューからさがしたりするのでした。
そういえば、産経歌壇(11月30日)の小島ゆかり選に
こんなのがありました。

 秋風にぶるとわが身震はすとき深大寺脇の蕎麦が食ひたし
            横浜市 大建雄志郎

食堂のメニューに迷った時は、深大寺ならぬ養老孟司氏の「この3冊」。
ということで、養老さんの選んだ本とコメントを引用。

 気骨の判決  清永聡著(新潮新書)
 奇跡のリンゴ 石川拓治著(幻冬社)
 自然な建築  隈研吾著(岩波新書)

さて、コメントも全文引用。

「いつも重厚な本になってしまうので、新書を選んでみた。
『気骨の判決』は、学校で現代史を習わず、戦前の記憶がない若い世代にぜひ読んで欲しい本の一つである。裁判員制度も動き出すことだし。今年は森に関する本が多く出たし、来年も出ると思う。70年代の拡大造林の結果が出てくる時期になり、石油問題もあって、これからは林業の時代になる。『奇跡のリンゴ』は農業だが、木の話だから、似たようなことであろう。面白いから読んでみたらいかが。森の話は木をどう利用するかという、川下の話と切り離せない。建築家の隈研吾の考え方に注目する。」

さてっと。
食堂の定食メニューを見て、結局食べずに帰るという手もあります。
私などは、家に帰って備蓄してある食べ物を食べてから(笑)。
まずは、その保存食をたいらげてからにしたいのですが(笑)。
ですが、滋養と強壮によさそうな「養老三冊」でありますなあ。
今回は、がまん。
ここに、こうしてメモして、いつか古本で会いましょう。


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