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和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

新聞購読予定。

2008-12-01 | Weblog
今月から、読売新聞は購読をやめることにする。
新聞は産経新聞と房日新聞(地方紙・4㌻)。
あとは、読売新聞の月曜日・毎日新聞の日曜日。
以上を購読することにする
(読売の月曜日は歌壇・俳壇が読みたいから。
毎日の日曜日は読書欄が読みたいから)。
白井新聞屋さんに行って、お願いしてくる。

それから、朝日の古新聞を毎回もらって読む。
できれば、読売と日経の古新聞ももらってくる。
ということで。

お正月は(まだ早いか)元旦から5日ぐらいの
各新聞を読みたいなあ。と思っているので、
また新聞屋さんに無理をお願いしようと思っています。

さてっと。
昨日はNHK日曜大河ドラマ「篤姫」を見ました。
「無血開城」で、西郷隆盛と勝海舟が話し合う場面。
その日の毎日新聞(11月30日)仲畑流万能川柳に、
「 去年まで篤姫なんて知らなんだ  和歌山 破夢劣徒 」
というのが、ありました。
そういえば、最近読んだ本で
養老孟司・竹村公太郎対談「本質を見抜く力」(PHP新書)のなかに
こんな箇所がありました。

【竹村】・・日本の幕末では、フランスが幕府を支援し、イギリスは薩長を支援しました。英仏がその気になれば、デバイド・アンド・ルール(分割統治)が始まっていたと思います。ところが、その前に徳川幕府が大政奉還をして権力が一つにまとまってしまった。英仏は驚いたと思います。何だこの国はと。その結果フランスが撤退し、イギリスは残りますが日本を支配しようとはしなかった。権力が一つにまとまっている国を植民地とするのは欧米列国にとっても困難なことだった。このように権力が一つにまとまることができたのは、江戸時代に日本人のアイデンティティが形成されていたからです。」(p87)

この箇所が印象にあります。
続いて連想したのが、
岡崎久彦・渡辺利夫対談「中国は歴史に復讐される」(育鵬社)でした。

【渡辺】・・・地方の暴走にもう歯止めがきかなくなってしまっているというのが現状ですね。その意味で中国の経済はある種の無政府状態に陥りつつあるのじゃないかと私は見ています。私自身、小渕元首相の時代に発足した『日中環境開発モデル都市構想』の日本側の代表となって様々な交渉に関わってきましたが、そこでわかったことがありました。それは、環境対策において決定的に強い力を持っているのは地方政府であり、中央政府にはほとんど何の力もないということでした。日中環境協力の原資は円借款ですが、対中環境借款の最後の返済保証をしているのは地方政府なのです。中央政府ではありません。
ということは、日本は三十一の行政単位(省・市・自治区)を国だと考えて外交しなければならない。それぞれと個別交渉しなければ、話が前進しないということにならざるを得ません。そう言いたくなるほど地方が強く、中央が弱い。・・・中央と地方の関係をどう見るかは、チャイナウォッチャーの大変重要なテーマとなっていかなければならないと考えます。」(p76~77)
「日本人が知っている中国の法律の数は、中国に現存する全体の法律の数の半分にも満たないという話があります。また、中央政府の法律は日本人にもわかっています。しかし、地方が独自の法律を持っており、それらの詳細が完全に見えていません。そうすると、日本企業がうっかり地方に出て行った場合に、きわめて悲惨な状況に陥る恐れがあります。
中央政府認可のもとで進出した日本企業と、地方政府認可で進出した日本企業とを比べてみると、後者に非常に多くのトラブルが発生しているのはそのためでもあります。」(p91)
この前後のページを読むと危険性の所在がはっきりとしてくる感があります。
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活字の魅力。

2008-12-01 | Weblog
雑誌「諸君!」1月号が今日発売。
巻頭の「紳士と淑女」をまず見る。
テレビとかの解説者などから、けっして聞けない言葉が、ここにはある。
ありがたいと思いながら、まずは麻生・小沢の箇所を引用。

「日本では麻生太郎首相が世界の金融危機回避で忙殺されているスキを見て、小沢一郎代表は再び行脚に出かけた。胡と通じるものがある。鳩山由紀夫幹事長は、定額給付金を指して『究極のばらまきだ』と攻めた。小沢の地方選挙区行脚の方が、よっぽど『約束のばらまき』ではないのか。
給付の所得制限や辞退者の扱いをめぐって閣僚からも異論が出た。鳩山は『自民党は末期症状です』と嘲った。議論百出して揉めることこそ民主主義であるのを知らないのか。代表様が何か仰れば、全党員これに従う。異論は一つも出ない。それって金正日将軍様と朝鮮労働党の関係にそっくりじゃないか。独裁者を戴く全体主義だよ。出ているときは攻撃的だが、小沢はときどきフッと消える。どこかに何か用があるらしいが、新聞も問題にしない。次の選挙で圧勝する民主党は小沢を官邸の主人にすると(今は)言っている。官邸からも、ときどき消えるのか。小沢と日本国民の関係は、将軍様と彼をサッカー観戦中のスチル写真でしか見ない北朝鮮人民に似たものになるのか。
そんなに反対なら国会で党首討論をやろうと、自民党は申し入れた。民主党は、やるんなら与野党全党首の討論にせよと言って断った。一度の国会開会中に、所信表明演説と代表質問を二度ずつやれと言うのと同じである。小沢は、自分の指定した土俵でしか相撲を取りたがらない。
処置なしだなと思っていたら、民主党側が言い出し自民が応じて、その日のうちに二党の党首会談をやった。初めて麻生と対座した小沢は、第二次補正予算案をいまの国会に出せと要求した。『ただいま編成作業の真っ最中だ』と麻生が突っぱねると、小沢はそれじゃ参院での『インド洋給油』の採決に応じないと畳みかけた。衆院ではロクな審議をしなかった法案を、参院ではとことん粘ろうというのだ。
次の総選挙は『最後の一戦だ』『政治生命すべてを注ぎ込む』と、小沢は繰り返し言う。世界中が金融危機の突破に四苦八苦している最中に、己の政治生活しか眼中にない。物に憑かれたように『解散を一刻も早く』と求める。
民主党の『次の内閣』の経済産業担当である増子輝彦参院議員(61歳)は、マルチ企業の監査役だった。民主党のパーティ券も買ってもらっていた。小沢代表様は問題なしとの見解のようだが、総選挙に勝って増子を大臣にするつもりか。」

どうも、テレビや新聞には、こうした意見が、聞けない。
テレビの司会者やコメンテーターとやらは、麻生首相に対して、
どなたも弁護にまわらない意気ごみで、検事側の証人ばかりで
何ともつまりませんなあ。言葉が偏ってしか伝わらない。
そんななかで、活字の魅力を、あらためて噛みしめながら、引用しました。
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