今月から、読売新聞は購読をやめることにする。
新聞は産経新聞と房日新聞(地方紙・4㌻)。
あとは、読売新聞の月曜日・毎日新聞の日曜日。
以上を購読することにする
(読売の月曜日は歌壇・俳壇が読みたいから。
毎日の日曜日は読書欄が読みたいから)。
白井新聞屋さんに行って、お願いしてくる。
それから、朝日の古新聞を毎回もらって読む。
できれば、読売と日経の古新聞ももらってくる。
ということで。
お正月は(まだ早いか)元旦から5日ぐらいの
各新聞を読みたいなあ。と思っているので、
また新聞屋さんに無理をお願いしようと思っています。
さてっと。
昨日はNHK日曜大河ドラマ「篤姫」を見ました。
「無血開城」で、西郷隆盛と勝海舟が話し合う場面。
その日の毎日新聞(11月30日)仲畑流万能川柳に、
「 去年まで篤姫なんて知らなんだ 和歌山 破夢劣徒 」
というのが、ありました。
そういえば、最近読んだ本で
養老孟司・竹村公太郎対談「本質を見抜く力」(PHP新書)のなかに
こんな箇所がありました。
【竹村】・・日本の幕末では、フランスが幕府を支援し、イギリスは薩長を支援しました。英仏がその気になれば、デバイド・アンド・ルール(分割統治)が始まっていたと思います。ところが、その前に徳川幕府が大政奉還をして権力が一つにまとまってしまった。英仏は驚いたと思います。何だこの国はと。その結果フランスが撤退し、イギリスは残りますが日本を支配しようとはしなかった。権力が一つにまとまっている国を植民地とするのは欧米列国にとっても困難なことだった。このように権力が一つにまとまることができたのは、江戸時代に日本人のアイデンティティが形成されていたからです。」(p87)
この箇所が印象にあります。
続いて連想したのが、
岡崎久彦・渡辺利夫対談「中国は歴史に復讐される」(育鵬社)でした。
【渡辺】・・・地方の暴走にもう歯止めがきかなくなってしまっているというのが現状ですね。その意味で中国の経済はある種の無政府状態に陥りつつあるのじゃないかと私は見ています。私自身、小渕元首相の時代に発足した『日中環境開発モデル都市構想』の日本側の代表となって様々な交渉に関わってきましたが、そこでわかったことがありました。それは、環境対策において決定的に強い力を持っているのは地方政府であり、中央政府にはほとんど何の力もないということでした。日中環境協力の原資は円借款ですが、対中環境借款の最後の返済保証をしているのは地方政府なのです。中央政府ではありません。
ということは、日本は三十一の行政単位(省・市・自治区)を国だと考えて外交しなければならない。それぞれと個別交渉しなければ、話が前進しないということにならざるを得ません。そう言いたくなるほど地方が強く、中央が弱い。・・・中央と地方の関係をどう見るかは、チャイナウォッチャーの大変重要なテーマとなっていかなければならないと考えます。」(p76~77)
「日本人が知っている中国の法律の数は、中国に現存する全体の法律の数の半分にも満たないという話があります。また、中央政府の法律は日本人にもわかっています。しかし、地方が独自の法律を持っており、それらの詳細が完全に見えていません。そうすると、日本企業がうっかり地方に出て行った場合に、きわめて悲惨な状況に陥る恐れがあります。
中央政府認可のもとで進出した日本企業と、地方政府認可で進出した日本企業とを比べてみると、後者に非常に多くのトラブルが発生しているのはそのためでもあります。」(p91)
この前後のページを読むと危険性の所在がはっきりとしてくる感があります。
新聞は産経新聞と房日新聞(地方紙・4㌻)。
あとは、読売新聞の月曜日・毎日新聞の日曜日。
以上を購読することにする
(読売の月曜日は歌壇・俳壇が読みたいから。
毎日の日曜日は読書欄が読みたいから)。
白井新聞屋さんに行って、お願いしてくる。
それから、朝日の古新聞を毎回もらって読む。
できれば、読売と日経の古新聞ももらってくる。
ということで。
お正月は(まだ早いか)元旦から5日ぐらいの
各新聞を読みたいなあ。と思っているので、
また新聞屋さんに無理をお願いしようと思っています。
さてっと。
昨日はNHK日曜大河ドラマ「篤姫」を見ました。
「無血開城」で、西郷隆盛と勝海舟が話し合う場面。
その日の毎日新聞(11月30日)仲畑流万能川柳に、
「 去年まで篤姫なんて知らなんだ 和歌山 破夢劣徒 」
というのが、ありました。
そういえば、最近読んだ本で
養老孟司・竹村公太郎対談「本質を見抜く力」(PHP新書)のなかに
こんな箇所がありました。
【竹村】・・日本の幕末では、フランスが幕府を支援し、イギリスは薩長を支援しました。英仏がその気になれば、デバイド・アンド・ルール(分割統治)が始まっていたと思います。ところが、その前に徳川幕府が大政奉還をして権力が一つにまとまってしまった。英仏は驚いたと思います。何だこの国はと。その結果フランスが撤退し、イギリスは残りますが日本を支配しようとはしなかった。権力が一つにまとまっている国を植民地とするのは欧米列国にとっても困難なことだった。このように権力が一つにまとまることができたのは、江戸時代に日本人のアイデンティティが形成されていたからです。」(p87)
この箇所が印象にあります。
続いて連想したのが、
岡崎久彦・渡辺利夫対談「中国は歴史に復讐される」(育鵬社)でした。
【渡辺】・・・地方の暴走にもう歯止めがきかなくなってしまっているというのが現状ですね。その意味で中国の経済はある種の無政府状態に陥りつつあるのじゃないかと私は見ています。私自身、小渕元首相の時代に発足した『日中環境開発モデル都市構想』の日本側の代表となって様々な交渉に関わってきましたが、そこでわかったことがありました。それは、環境対策において決定的に強い力を持っているのは地方政府であり、中央政府にはほとんど何の力もないということでした。日中環境協力の原資は円借款ですが、対中環境借款の最後の返済保証をしているのは地方政府なのです。中央政府ではありません。
ということは、日本は三十一の行政単位(省・市・自治区)を国だと考えて外交しなければならない。それぞれと個別交渉しなければ、話が前進しないということにならざるを得ません。そう言いたくなるほど地方が強く、中央が弱い。・・・中央と地方の関係をどう見るかは、チャイナウォッチャーの大変重要なテーマとなっていかなければならないと考えます。」(p76~77)
「日本人が知っている中国の法律の数は、中国に現存する全体の法律の数の半分にも満たないという話があります。また、中央政府の法律は日本人にもわかっています。しかし、地方が独自の法律を持っており、それらの詳細が完全に見えていません。そうすると、日本企業がうっかり地方に出て行った場合に、きわめて悲惨な状況に陥る恐れがあります。
中央政府認可のもとで進出した日本企業と、地方政府認可で進出した日本企業とを比べてみると、後者に非常に多くのトラブルが発生しているのはそのためでもあります。」(p91)
この前後のページを読むと危険性の所在がはっきりとしてくる感があります。