VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

逗子市ほととぎす隊

2009年01月18日 | 湘南・逗子の暮らし
地元逗子市でまちづくりの市民活動に私が参加している団体の一つ「ほととぎす隊※」は   
[逗子市まちづくり基本計画]を遂行するめに、行政と協働する市民組織。
今日は総会と新年会を、葉山の関東学院大学セミナーハウスで実施。 ※逗子市の花&逗子縁の徳富蘆花「ホトトギス」から
 
議題の一つにフォレストベンチ研究会の栗原光二氏による「フォレストベンチ工法」の紹介があった。
国土の70%が傾斜地の日本で、国が災害対策として進める‘コンクリート擁壁’固めは
緑の自然景観をどんどん失われていく工事で、多くの市民が危機感を感じている。
そこでこのフォレストベンチ工法は、斜面地を安全で活用できる緑のベンチ(階段)状に造成する手法として事例紹介。
 ザル状のネットで引っ張り支える、
水も透過するので水圧がかからずコンクリートより安全という側面も紹介された。

以前、住文化研究協議会のシンポジウムで東洋文学研究者のアレックス・カー氏が、
川も海も山も全て護岸・擁壁工事でコンクリートに固めてきた、日本(建設省)の土木事業を非難したのを思い出した。

さて、新年会の部に。 
今井ほととぎす隊会長の挨拶に始まり、平井逗子市長はじめ市の幹部も参加。乾杯は喜寿の梅村さん。
   
地元選出の近藤神奈川県議会議員や伊藤副市長、村上教育長も今日はカジュアルルックで登場。
  
このような市民活動組織は、リタイアした元気なオジサマ(オジイサマ?)が中心。副会長とは言え私などは浮いた存在・・・
市民活動が活発な逗子市の歴史は、約30年前の池子米軍住宅建設問題で市民の結束が高まり
以降、環境やまちづくりなど行政への市民参加が定着しているようだ。
  
 
そんな逗子の歴史をメンバーの方々に教えて頂きながら
新参者の私も次の30年に向かって、皆さんと理想を掲げながらまちづくりに関わらせて頂いている。
地元での活動は、東京での仕事とはまた違った面白さや充実感が得られるものである。


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