VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

La Rochelle-5 FIAT500も電気自動走行車で登場

2008年09月23日 | France2008
「Automation for Urban Transport」と題した国際セミナーがモビリティーウィーク期間中の19日に
La Rochelleで開催され、次世代の電気自動車や先進の都市交通手法の進捗と成果が発表された。

私はセミナーには間に合わなかったが、それと平行して市内の中心部広場で行われている
次世代交通システムの公開デモンストレーションを見学に行った。
 
[CityMobil and CyberCars2]というプロジェクトは、EUが推進する環境都市における自動交通システムの意識構築を目指している。
ロンドン・ローマ・バルセロナとデモンストレーションは展開されて来たようだ。色んな[CyberCar]が展示されていて、女子大生達も興味津々。
  
個人用から公共輸送用まで様々な仕様が検討されている。
自動走行自動車システムを模型でプレゼンしていたのは、上海交通大学の学生。
  

さて、伊FIAT社が自動走行車の試乗会をしていたのでTryした!
市販されているPandaに後付けで、自動走行システムを取り付けたもの。(Fiatの研究センター、Murdocco氏はトリノから)
自動運転に切り替え「ほらハンドルを放すよ!」と、ハンドルフリー走行を見せてくれた。
  
道路には分かりやすく黒線で引かれている、センサーの誘導ペイントは本来無色のものということ。
後付けシステムは、500ユーロで搭載できる。ミラー横のBoxと車の鼻先にセンサーが。(オプションで搭載の新車は40000ユーロ)
 人や車が近付くと自動停車した

そしてこちらが、ルパン三世でお馴染み『Fiat500(Cinquecento)』。可愛いサックスブルー!
 「CyberCars2」のロゴ付き
自動走行システムが装備された仕様。内装は赤白で、コントラストがイタリアらしいデザイン。
  
フランス人Nicoleと日本人の私にイタリア人と、3ヶ国のなまった英語ながら車内は盛り上がり楽しい試乗だった。
 「Grazie! Ciao Ciao」

環境と安全に大きなインパクトを出せるこのシステムは、先進都市の車として理想であるとFiat社。特にシニアの運転援助には効果大。 
また、La Rochelleでも推進されているカーシェリング・システムにおいて
車が効率的に配置されるよう、自動で移動することが可能とうたわれていた。車が無人で道路を走るワケ?
もうそこまで来ている世界感のようだ。


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