VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

ヘーベルハウス3階建てで攻める!  

2010年01月07日 | 住宅業界
なかなか今年も厳しい経済環境であることは変わりない住宅業界であるが
そろそろ、守りから攻めへ舵を切る年になる気配も。
デフレからの脱却、‘テキサスバーガー’で話題のマクドナルドに負けず住宅業界も単価UPを目指す企業が出てきた。

住宅で単価が高いと言えば3階建て。そこに新商品を投入してテコ入れする動きが
今日の旭化成ホームズ、ヘーベルハウスの発表会。
波多野社長は「満を持した建替え戦略」と重量鉄骨3階建ての新商品投入に意気込みを語られた。

新CMも始まるようで、都市部の3階建てに強いヘーベルハウスが先陣を切って需要開拓する姿勢に期待が高まる。
既に構造改革によるコストダウン効果により減収でも増益の体制が整い、受注が上向いて来た中で建替え戦略に着手できるという背景も。
これにより「現在50%を切っている建替え比率を60%まで引き上げて行きたいと」う事だ。

新商品『FREX G3』の紹介は山岸商品開発部長。15年前の阪神大震災時にも耐えた実例で耐震・耐火力の高さをアピール。
                       ※私は当時、神戸市東灘区岡本で被災!早いもので15年・・・

都市密集地の建替えに対応できるよう20坪程度の敷地プランから用意。
重鉄のシステムラーメン構造ならではの、ワイドスパン構造(最大6405㎜)による大開口が特徴。

3階にリビングルームを設定し‘スカイリビング’とネーミング。
ファサードには蔓性植物をつるす‘グリーンフレーム’で省エネ・環境景観を創造。(太陽光発電4.4kw搭載可能)

このように緑化されたファサードが揃えば、街並みとしても美しい・・・・分譲地で展開する予定は無いというので
1軒受注したら、お隣に「お宅もいかが?」とドミノ式に建て替われば、この街並みが実現するかも!

プロトタイプ(述べ床41.47坪)3870万円 ※エレベータ含む・太陽光発電無し

3階建ての市場規模は約14000棟(H20年)、旭化成ホームズがトップシェアで8-9%。これを15%にと
「市場は減少しているがニーズが無い訳ではない」という意志を込めた目標である。 


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