VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

Paris-5 週末はVOLTAIRE大通りにも、蚤の市

2008年09月20日 | France2008
朝、ジョギングに出たら・・・アパート側のCharonne駅からVoltaire駅までがMache蚤の市になっていた!
思わず走るのを止めて、宝探しに予定変更!

かなりのガラクタから、民族工芸、アンティークものと多種多様な露天が軒を連ねている。
朝早かったので、まだお客さんは少なくてゆっくり物色。

アンティークのレースが付いたお洋服や、帽子、ジュエリー、家具、シルバーウェア、ガラス工芸など素敵なものが一杯!


と思えば、昔の広告イラストや、誰かが送った絵ハガキ(個人名・住所入り!?)も絵柄や年代毎に分けて売られている。(この感覚はヨーロッパ人ならでは?)

ぐるりと1周往復して、今回のお土産に決めたのは‘フック’。 このお姉さんのお店で購入(10ユーロ也)、実用的&日常目に付くものを思い出に・・・


そして,いつも買うのはご当地のインテリア雑誌。今回は「MAISON FRANCAISE」、メインタイトル記事は‘どこで住みたい?’(5ユーロ)

Paris-4  家電ショップ de 買物

2008年09月19日 | France2008
パリでアパートを借りていて気付いた・・・ヘアドライヤーが無い!
(部屋を借りたNicoleはベリーショートヘア、ドライヤー要らずのスタイルだった)。
パリで買おうと、Velibステーションを探している途中でセーヌ沿いにあった「CONFORAMA」という店に入って見た。

パリ中心地にあるが、割安そうな店内。家具や家電、キッチンセットまで販売している。
ビルトイン型の洗濯機、食洗器、オーブン・コンロ(IHヒーターも増えている)や冷蔵庫。

ミーレやボッシュなどヨーロッパ各社、サムソンなど韓国製も多い。
SONY BRAVIAも!
キッチンも小ぶりの割安なセットは、こんな所で買うんだ・・・ミラノサローネと違う世界のキッチンがここに。


お目当てのドライヤー、一番安いのでOK。税込み約16ユーロ也。これで今夜、髪が洗えます。

変圧器を日本で買うのと同じくらいの値段なので、持ってくる荷物の手間が省けたかも。
コンセント・プラグも日本とは違うので、このドライヤーはフランス友人宅に置いて帰ることにしよう、‘ドライヤーのキープ’だ。


アパートとバスティーユ広場の間にあるLAPPE通り界隈はオシャレなCafeやBarで有名、夜に賑わう通り。



Paris-3 レンタル自転車[Velib]に挑戦!

2008年09月19日 | France2008
パリらしい、素敵な滞在の始まり。 さて、芸術のパリから都市計画のパリへ頭を切り替え! 
お天気も良いし、昨年7月にスタートした貸し自転車システム「Velib」へ挑戦だ。
(JCDecauxによるAd)

まずその概要を。 パリ市役所の発表では、[Velib]この1年間の成果として以下

●27万人以上の[1週間]利用者、368万人以上の[1日]利用者
●2600万台以上の自転車がレンタルされた(平均利用時間18分/回)
●1200ヶ所のレンタルステーション、08年末までに1451ヶ所に増設
●1.6万台の自転車台数、08年末までに2.06万台に増設
●400kmの自転車レーンがParis市内に整備、100kmのバスレーンも共用

2001年から2007年で、
●自転車利用者は94%増加、自動車交通量は20%減少
走行占有面積は車と自転では大きく違うので、都市空間の再配分を目指した成果は大きいと思う。
利用者プロフィールは、
26-35歳が利用者の33%を占める。長期利用者は男性が58%・短期利用者は女性が65%。
長期利用者の61%は、通勤・通学の日常利用、
94%のVelib利用者が「サービスに満足」と研究機関の調査に答えている。

Velibは観光客にも奨励されているので、Let's try! まず、ステーションで借りる為の登録。
一応Webでガイドを読み、日本語を含む8ヶ国語表記と書いてあったが、実際は5ヶ国語。

日本語は無かった・・・そのせいでPINコードの意味が分からなかったり、何度も失敗してカードもVISA・JCB3枚ほどトライしたが失敗続き。
「この機械がおかしいみたい」と、助けてくれたフランス人が言うので別のステーションに向かった。

PONT-NEUF界隈でも登録に失敗しながら2ヶ所目で、やっと成功した!
1日利用の登録は1ユーロ。デポジットに150ユーロ、でもこれは返却しないなどトラブルの際に引き落とされるもので今はかからないもの。
(ちなみに身長150㎝以上がルール、ヤバッ・・・)
Myヘルメット&グローブ持参で転倒に備える私!?
利用料は30分まで無料なので、それまでの予定でLet’s Go!
と、勇んで乗ったらペダルが1周回らない!? 故障車ダ~ 別のステーションまで片足こぎでしのぐ・・・
次は用心深く車体をチェックして、大丈夫そうな自転車を選ぶ。サドルが少々動くものの軽快、軽快! 

セーヌ川沿いをバスティーユに向かって右側通行の車道を車と並んで走る。
小さめのママチャリ型自転車だけど3段変速で結構、走れる。 ギアは世界のSHIMANO Made in Japan!.

車道幅が広いのか車線が多いからなのか、日本の道路を走るよりは危険を感じない。 
しかし! バスティーユの大きなサークルになっているロータリーに来たときは緊張!
ここはゆっくり走っていると車の邪魔になりそうなので、スピード上げて疾走する!!

ナーント、車と一緒に一気にサークルを回りイイ気分!ヤミツキになりそうな快感。 日本のルールのように横断歩道をL字に渡るのはナンセンス。

アパート近くのステーションで止めようとすると、アレっ駐輪スペースに空きが???
丁度、最後の1ヶ所しか空いていなかった。PM8時頃だったので、利用者が少なくなってきていたからだろう。
これで空きが無かったら、次のステーションを見つけるのに30分を過ぎてしまい無料でなくなるというケースも起こりうる。

そんなVelibの問題点も実感しながら、この旅の一つの目的であったVelibも体験できて有頂天な2日目だった。

Paris-2 @カフェ、画廊「Galerie Yoshii」

2008年09月19日 | France2008
ゆっくり朝からシャワーで目を覚まし、インターネットカフェ(@が看板目印)に行ってメールチェック。

ここは最新のPC機種に、椅子も良いので高いが(15分=EUR2、30分=EUR3)、何より日本語が読めるソフトが入っているので仕方なし・・・他の2軒は日本語が表示できなかった。 

ただ日本語はタイプできないので、アパートでPCに打ってファイルからコピーしようと思ったら、メモ帳では日本語がバケ文字に!? 
帰ってWordでやり直し。
2年前はカフェで自分のPCをLANに差し込ましてくれたが、今回はどこも拒否され・・・ヒト苦労。

さて、今日はまず「Galerie Yoshii」吉井画廊パリ支店を訪ねてみることにした。

シャンゼリゼのAv.Matignon、有名なクリスティーズやギャラリーが軒を連ねる‘これぞParis’といった界隈にある。

入口を撮影していたら「Do you like my painting?」と声をかけてくれたのが、今、展覧会をしている作家のWu Hao氏だった。

中国・北京からパリのボザール美術学校へ留学し、その奨学生として日本でも吉井画廊の運営する清春・ラ・リーシュで創作活動をした縁で、パリ・日本と吉井画廊で個展を開催されているようだ。

「四角形は人間の偉大な発明、自然界に無い形だよ。色は自然界のもの。人(四角)と自然(色)の調和を絵に表現しようとしているんだ」と流暢な英語で解説してくれた。(フランス語はネイティブ)

「AURA」と題されたこの作品。所謂オーラと、仏語で‘have’動詞の未来形をかけて表現するなど言葉遊びも好きらしい。
キューブがベースにあるモダンアートだけど、確かに自然を感じる柔らかな表現力が作者の人柄と重なった。

吉井社長とテニスをした話をしたら「僕もテニス大好き、でもテニス肘で故障して無茶できなくなった」と、
絵筆を職業にしている人とは思えぬスポーツ話で盛り上がった。

銀座本店より敷居が高そうな気がしたが、偶然にも作家さんと会えてお話をしたり、
上のフロアーも見せて頂いたりと、ギャラリーの皆さんの温かい対応で心地よく長居をしてしまった。3階にはCLAVEの作品が展示。


と、そこへ・・・パリご滞在中の吉井長三会長がギャラリーへ戻ってこられた。
藤原和博さん(元、リクルート・和田中校長)から、親交のある吉井会長のお話を伺ってはいたが此処で初めてお目にかかれた! 

最上階のルオーがあるお部屋にも通して下さって、記念撮影! 

シラク元大統領とご懇意で、10年前には凱旋門からシャンゼリゼ通りにロダン、ピカソなど有名彫刻作品を屋外展示する大プロジェクトを企画された。

そのパンフレットを見ながら、「セキュリティ問題で日本では美術館内でしかできなかったけどね」と聞かせて下さった。
これはマチスのデッサン。

突然の訪問であり、お忙しいにも関わらず、私が遅いランチを食べに失礼すると言ったらお店まで案内して下さった。

「時々、朝食を食べる美味しいパン屋だよ」と、トマト・ツナのキッシュ&豆サラダをご馳走になった。

私が逗子在住と伝えると、吉井会長が広島から東京の大学へ出て来られた、最初の下宿先が逗子であったという偶然!
若かりし日のことを懐かしく思い出されてお話が弾んだ。初対面の私に大変優しくして下さって、思いがけず楽しいひと時を過すことができ大感激!

「明日はマダム・カラヤン(未亡人)とお会いするのでお土産を用意にね・・・」と、エルメスへ向かわれた。 
流石、フランスから勲章も授与されている吉井会長、セレブの世界を垣間見た気がした。

シャンゼリゼのマロニエが黄金色に、恋人達が絵になる風景。実は栗とよく似ている・・・色気より食い気の私。

Paris -1 Franceに到着

2008年09月18日 | France2008
Franceに向けて出発。 ANAで成田空港の新しい南ウイングからは初めて。
スマートeチェックインをPC上で済ませているので、1時間前到着でOK。 

搭乗券の発券も自分でマシンにパスポートを読み込ませ、Get! 曇り空の東京から、パリへ向けて出発!

機内映画で「SEX AND THE CITY」を見て涙・・・アホのようですが、長年ドラマを見てきた私にとって登場人物4人は友達のようなもの!
同窓会に出席した気分で、過去のストーリーが思い出されるシーンで泣けるのです。
(この映画だけ見る人にとっては、作り的にもストーリー的にも映画館で見るほどのものでは無いですが)

食事を3度頂き、「インディージョーンズ」最新作も見ながらなかなか眠れず・・・
現地の資料を読んでいたら・・・もう12時間、パリ・CDG空港に到着だ。

今回も空港まで、友人のGastel夫妻が迎えに来てくれた。
いつも彼らがパリに持っているアパートを借りるので、CDG空港からパリまでドライブ。

Parisに入ったら、車の中から沢山の自転車に乗った人達や自転車レーン、パーキングが見えた。
これが今回、取材するパリの自転車交通システムだとワクワク。

2007年スタートから1年経った貸し自転車システム[Velib]も走っている!

大きな交差点では自動車側から見ていると、ちょっと危険な気もするが
Velibだけでなく、ママが子供を乗せて走ったり、仕事で走るおじさんなど様々なサイクリスト達が
夕方6時頃だったので、渋滞で動かない自動車を尻目にスイスイと気持ち良さそうに走行。

Charonne通りにあるアパートの側のCafeで、別の知人と待ち合わせ。

というのも、後半訪問するLaRochelleという街にも、Gastel夫妻の友人がアパートを貸してくれるという事で
その鍵を手渡して頂くために待ち合わせ。 
(仕事で来れない知人に代わって、その友人の男性が持ってきてくれた。色んな方にお手数を・・・感謝!)
LaRochelleの街について、美味しいお店やジョギングルートなどを教えてもらった。

古い港町が整備されて、歩行者道路やレンタル自転車も早くから整えられたMobility先進都市なので
非常に気持ち良く過しやすい、おしゃれな街だと力説された。

鍵を貰って、インターネット・カフェを探し(無線利用できない私のPCではNoGood!)
Gastel夫妻とディナーへと、繰り出した。

アパートからBastilleへは歩いて10分ほどで、その近くのライブ演奏が聞こえるレストラン「Le Polichinelle」に入った。

「ハンガリーの南の有名なJazzよ」、フレンチ・シャンソンも始まりノリノリのご夫妻と共に2年ぶりの旧交を温めた。
3人で牛・鴨・海老のお料理をオーダーしてシェア、Tres Bien!

デザートも、クリームブリュレ・チョコケーキ・フランボワーズと3種を分け合った! Tres content!
 
ここで、夫妻とお別れしてアパートへ戻った。
ワインのせいか飛行機のせいか、体がかなり揺れている~~長い1日を終え、ぐっすりでした。

明日からフランス視察!

2008年09月17日 | France2008
いつもの事であるが、突然にフランス行きを決めた。
7月にEuropian Mobility Week & Car Free Dayのお話を聞いた時に
その発祥の地、仏国のLa Rochelleという街が我が逗子の目標にできる街では無いかとビビッ!ときて以来
思いが募っていた所・・・地元逗子市でまちづくりの活動をしている仲間と「逗子でもカーフリーデーをやろう!」という事に。
そこで、来年の実施に向けた市民啓蒙活動のネタ研究に、私が現地へ飛び込む事にした。
(市長も「行け」とは言ってくれませんので、自腹で研究)

それが2週間ほど前なので、チケットの手配から現地の情報収集&連絡と四苦八苦!
9月はまだ燃料サーチャージも高くANAで約21.4万円。(システム障害起こすなよ~)

Europian Mobility Week & Car Free Day のサイト
 
フランス語は話せるワケでは無いので電子辞書必! 
でもラッキーな事に、友人Gastel夫妻の友人がLaRochelleにアパートを持っていると都合を付けて下さった。

Parisでは話題の貸し自転車システム『Velib』が1年経ったので、これも取材できればとパリ市役所に連絡。

日本らしいお土産を買い込みパッキングしてたら、Bethが不安そうな顔をして私を見た・・・ゴメンねぇ。
 半年で3回目の海外は多すぎだね。