跳箱

跳び箱でも飛箱でも飛び箱でもとびばこでもいいけどそこはそれ跳箱なんです。体育日和のお供にどうぞ。

大きなお友達、コミュニケーション論を語る。

2005-07-24 02:28:40 | ひやかし
はてなの「大きなお友達」ことはてな代表取締役の近藤氏がほぼ一週間ぶりにブログを更新した。

情報共有 - 「自分のこと」を「あなたと私のこと」に変える方法と題しているのでコミュニケーション論というか了解可能性の問題というかに正面から切り込むのか?なんだかんだ言ってもやっぱ一社を代表する人物だなぁ、あんまり馬鹿にしたもんじゃない、と目を通し始めた跳箱はやっぱし甘かった...。

曰く、

問題に関する情報を嘘をつかずに誠実に伝え、その結果想定される批判やトラブルについては自分の責任の上で処理をすることを受け入れる、そういうことがいつもできるようになりたいものです

どうもはてな社員は報(告)連(絡)、相(談)がきちんとできないらしいです...。

社内では各社員が常にこうしたコミュニケーションを、必要以上に感情的になったりせずに行えるように、少しずつ心がけていければと思っています

どうもはてな社内では、感情的な言い合いは別に珍しく無いようです...。

なんていうか、小学校か幼稚園の指導計画の打ち合わせを聞かされているかのような内容にげんなり、っつうかぐったりしました。これは実態がその通りだからしかたないのか、それともそのような比喩に例えないと問題(だか課題だかお題だか)を了解できない近藤氏の内面に真の問題があるのか謎ですがどうも、はてなという会社はそういう会社らしいです。(シャチョーさんが言うんだもん、そーなんだろ?)

ちなみにどーでもいいんでコメントするのもめんどくさいですが、

仕事の話を夫婦でする、しない、というようなことは問題にすらなりませんでしたが、はてな創業の前に別の仕事をしていた時も色々と仕事の話を家庭で共有していましたし、自分が最近何に夢中になっているのか奥さんはよく知らない、という状況はあまり想像できません

近藤氏個人の乏しい実体験と想像力においては「あまり想像できない」としても特別職の国家公務員とか世の中には嫁さんに自分の仕事を話したくても話せない人とか、自分の仕事を嫁さんを含む他者に話したくない事情がある人とかざらにいるんだろうな、くらいのことは普通に想像して欲しいものです。

親しい人間とどのようなコミュニケーションを行えるかは、それより大規模な組織やシステムでの情報共有の成功に関係する問題だと感じています

どうもはてなでは離婚や家庭内別居したりする社員は査定上不利になる可能性があるみたいですな。以下事例として恋人との待ち合わせに遅れた場合のケーススタディが行われていますが、事例で説明されている当事者二名の背景情報も制約条件もまったく明示されないままに、近藤氏の都合のいいように展開されているので、それによって何が証明できるのか、もしくは何が説得できるのかまったく理解できません。こんなことをしても、そうだそうだ、という思考停止した賛成意見表明と、いや、これこれこういう背景があるかもしれないからその仮説はまちがっている、という反対意見が延々出てきて収拾付かなくなるのがオチでしょう。

まあ、それも最初の例が食いつきたくなるほど面白ければ、なのでこのような説教じみたつまらない事例に何人乗ってくるかはそれはそれで興味があるのでカウントしてみようかなぁ、とは思いますが...。

要するに、報連相をきちんと感情的にならずに実行でき、円滑に情報交換を行うことのできる従業員は家庭円満である、という説を唱えていると言ってもあまり近藤氏の主張をゆがめてはいないんじゃないかと思うのですがそーゆうことを本気で考えているとしたらかなりアレですなぁ。(まあ、ある種幸せな人生送っているのかもしれないけどね)

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