放置プレイ。

放置違反金の納付書が届いた。

納得がいかない。


家の近所、
車の通行が少ない広めの片側二車線の道路、
ものの１０分も駐車していない。
文房具屋にホッチキスの針を買いに行っただけ。


なのにこれだ。


渋谷や銀座ならともかく、
いったい誰が迷惑したと言うのか、
できたら名乗り出てほしい。

迷惑をかけたなら、
すいませんでした、と、
素直に従うが、
取り締まられる理由がわからない。



最近、厳しくなっているのは、
ニュースで知っていた。
反則金不足で、
交通警察官に課せられているノルマがきつくなっているらしい。

いいことじゃないの～、
反則がすくないのって。

金のためじゃなくて、
違反を少なくするために、
取り締まってるんじゃないの～。


サッカーの試合と同じで、
カードを連発していたら、
つまらない試合になる。


法令も上手に使っていただきたい。


廊下を走っただけで、
親が呼び出された、
小学生の気分である。

はちみつぱい。

紫陽花の花が
六月の雨に濡れているよ
だから窓を開けて
だから窓を開けて

薬屋さん/はちみつぱい


１８歳のとき、
東京で初めて買ったアルバムが、
はちみつぱいの「センチメンタル通り」。

梅雨時になると、
聴きたくなる。


都会の唄というと、
カラッと乾いた歌が多いなか、
湿り気を帯びた、
東京風景が心地よい。


アメリカにもイギリスにもない、
粘着質の味噌醤油ロック。
本来のJ-POPとは、
こういうものなんだろうな。


風土が唄をつくる。

鬱陶しい雨もまた良し。

飽きた。

日曜の午前の政治番組、
なるべく見ています。


最近の政治のあれこれは、
コメディみたい。
しかし、
笑ってばかりいられないなぁ、と、
モーニングコーヒー。


民主党の経済指標の財源があやふやだ、と、
自民党は主張する。

なるほど、
無駄遣いは省くべきだが、
それだけで、
10兆円、20兆円、
簡単に捻出できるとは思えない。


でも、
でもね、
それができなくても、
いいの。

飽きたの、
自民党政治。


中学生のとき、
徳川幕府って、
長すぎてつまんねぇなぁ、
と思った、あの感じ。

緊張と弛緩。
ゆーるーいの、もう飽きた。


刺激が欲しい。
熟年離婚みたいなものです。


お父さんが何を言っても、
心に響きません。

ソバ屋のラーメン。

岩手シリーズは終わるが、
麺類シリーズが続く。


味噌が食べたいとき、
とんこつをグビっとしたいとき、
体調によって色々あるが、
基本は東京醤油味。

ラーメンブームのせいで、
一杯1000円近いのもあらわれ、
立派な庶民として、
そういう店は、
フンっと一瞥して通り過ぎることにしている。

立派な魚だしなどいらぬ、
適度な身近さこそがラーメンの真髄。


そこで新宿更科。


海外帰りで、
醤油の味がたまらなく欲しくなったときなど、
成田から直行でここに来る。

ソバ屋のラーメン？
と敬遠されがちだが、
連れてきた友人たちはみな、
うまいうまいとハフハフした。


俺の一押し。


別注文の、かやくご飯と一緒に味わうと、
口の中から、
Are you happy?
と声がする。

もちろんですとも。
I am so happy.

中辛。

しつこく、
岩手シリーズ、
もう一題。


盛岡冷麺。


同級生の畑山くんは、
「冷麺を食べるとイヤなことを忘れる」
とおっしゃった。

高校生の彼にどれほどイヤなことがあったのか、
今では推し量るすべはないが、
確信に満ちた言葉に、
はははっと、
ひれ伏した。


以来、
イヤなことがあると、
冷麺を食している。


で、
イヤなこと消し去りランキングで言うと、
盛楼閣＞ぴょんぴょん舎。

ローカルな話でごめんね。


両店とも美味いが、
イレース能力は、
盛楼閣に軍配があがる。


ぐびぐびっとキムチ味テールスープを飲んだ瞬間、
失恋の傷みは雲のかなた。


ほんとうです。
信じないなら、
ためしに、、
失恋してみるといい。

ケセラセラ、
恋なんてなるようになるわ、
と、
フランス人になれます。


この話、
信じなくていいです。

岩手山。

岩手シリーズをもう一題。


深い緑と残雪の岩手山。

小学生の時に青木君といっしょに登ったが、
キツくて楽しい山行だった。


岩手の自然にふれるたび思うのは、
それを心から愛した、
宮沢賢治のこと。


県内のあちこちに、
賢治の足跡が残っていて、
目を細めながら、
景色を眺めていたであろう、
彼の横顔がしのばれる。


風が吹けば又三郎、
星の夜にはカンパネルラ。


賢治が残してくれた作品は、
岩手の風土と寄り添いながら
やさしく輝いている。

温泉三昧。

盛岡に帰ると必ず訪れる、網張温泉。


我が家から岩手山に向かって車をとばし30分。
温泉施設に到着。

そこからさらに鶯の鳴く山道を５分登ると、
滝つぼとともに姿を現すのが仙女の湯。


おぉっ！
しかも入浴客ゼロだ。
ひとりじめだぜ、イェー!!!


乳白色のお湯につかって青空を見上げる。
滝つぼを覆った原生林が、
青と緑のドームをつくる。


し.あ.わ.せ.だ。


子供のころは温泉の良さなど分からなかった。
サバやコハダの旨さが分からなかった。
蕎麦の味わいを知らなかった。

大人になってよかった。


凝り固まった肩が、首が、腰が、
うれしい悲鳴をあげている。


くやしいから、
もう一度言う。


大人になってよかった。

エルボー。

本日帰京。

温泉につかり、
美味いものを食らい、
友人と杯を交わし、
充実の故郷だった。


が、
それらすべて吹き飛ばす、
悲しいニュースが届く。

三沢光晴、急死。


なんてことだ。
あの受け身の達者なレスラーが、
こともあろうに試合中亡くなるなんて。

よほどの心労、ストレスがあったんだろう。
プロレス人気の落ち込みはそれほど酷い。


馬場、猪木の時代を経て、
マスコミ全盛の時代には、
週刊プロレス、週刊ゴング、紙のプロレス、を読みあさり、
CSでみちのくプロレスまでチェックしていた、
そんな俺も、
ほとんどプロレスを観なくなってしまった。


その理由は、
実は三沢が興したノアにある。


もともと新日本ファンだった俺は、
テレビ中継で観るノアの試合の凄まじさに圧倒され、
情けないぞ新日本という敗北感を抱えて、
対岸でプロレスを眺める傍観者になってしまった。

皮肉だが本当だ。
プロレスを観なくなったきっかけはノアにある。
そういう人、
新日本ファン、
多いんじゃないかな。


あのときスライドしてノアのファンになっていれば、
こんなことは起こらなかったのかもしれない。


なんだか自分が加害者のような気がしてしまう。


今、あらためて思う。

全日本の後期と、
ノアで見せてくれた、
三沢の試合は凄かった。
素晴らしかった。

もういちど、
プロレスを観てみようと思う。


子供の頃、
強い男に憧れたのは、
プロレスがあったからだ。


無念である。
合掌。

入梅。

へんな言葉だ。
入梅。


さぁこれから雨がザブザブ降りますよ、
そんなしるしの言葉なのに、
じっと見ていると唾液がわいて来る。

みんなもやってごらん。


お昼くらいまでは雨がぱらついて、
梅雨入りしたんでしたね、
どうぞどうぞと、
覚悟を決めていたのに、
午後はカラッと晴れて、
拍子抜け。
ひざカックン。


来るぞ来るぞ来るぞと、
なまはげを待つ子供の気持ちでいたら、
煙突からサンタクロースが降りてきた。


まぁ、
いつも、
梅雨入りです、
用意スタート、
ザーッ、
って言うわけでもないか。


さて本日夕方、
新幹線で、
盛岡へ向かう。

故郷は、
２０度くらいの過ごしやすい季節のはず。


おいしい空気日本酒冷麺温泉じゃじゃあ麺ジンギスカン三陸海の幸で、
少々サビを落として参ります。
雨降らないこと願う。


さらばじゃ、
入梅の東京。

食べない豚はただの豚だ。

ポークカレーを作る。
　
一時はチキンカレーが定番だったが、
最近はポーク。


なんとな～く世の中番付には、
ビーフ＞チキン＞ポーク、もしくは、
ビーフ＞チキン＝ポーク、
という順位が存在している。

「へぇ～おまえんちのカレー、ポークなんだ」。
ふかわりょうがヘアバンドしてダンスする絵が見えてくる。


だが、よ～く考えてみよう。
カレーの本場インドでは牛は神様。
食することはない。

つまり、
ビーフカレーは、
邪道中の邪道、
大仁田厚もびっくりのレシピなのだ。


てなことを考えながら作ったのが写真右、
アサリの味噌汁。

一口飲んだら肝臓が谷村新司になって、
「ありがとぉ！」と言った。


健康は食から。
みなさんも身体を大事にね。