vagabond moon

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桜の森の満開の下。

2008-03-30 11:17:46 | 人間は考える葦である
 近所の温泉施設でひとっ風呂浴びたあと、夜桜見物。ライトアップすると白さが闇に映えて、まだらの空ができあがる。

 桜の狂気に夜の妖気が加わると、パワーが倍増するようだ。花見客の酒宴がないところなので、夜は静か、見上げた頭がクラクラ変になる。

 あぁそう言えばアロマヘッドスパなるマッサージを施されたばかりだった。血流が増えたせいで、花びらが直接脳にひらひら落ちてくる。

 あぁそう言えば枝豆で生ビール五杯いただいた。

 気持ちいいねぇ。

 そりゃそうだねぇ。

 桜の森に吸い込まれてしまうねぇ。
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ニューヨークに行くことにした。

2008-03-29 02:52:41 | 人間は考える葦である
 五月にダラスの友人が結婚するので、ついでにニューヨークに行くことにした。もう十年以上訪れていないので、旅行ガイドを買ってきた。

 東京が日々変わり続けているように、NYも形を変えているようだ。でも六本木ヒルズや表参道ヒルズなんかに行きたいわけではない。ガイドブックに載っているのは大抵そんな場所だらけで、世間と自分の距離を感じてしまう。

 ぼんやり歩いたり、美味しいコーヒーを飲んだり、珍しいギターに出会ったり、レコードを物色したり。肌に馴染む街角を探すのは旅行者の特権だ。

 住人たちには見えないものが見つけられたらいいな。
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孤高のひと、普通のひと。

2008-03-28 02:08:28 | 人間は考える葦である
 ミスターディランは田舎のひとだ。ハンチングのせた頬っぺたが、甘食みたいにふっくらで、レジが打てないバイトのフリーター。

 ミスターディランはお洒落なひとだ。スリムパンツにサングラス、レンガの舗道でダンスして、読者モデルにありがち兄さん。

 ミスターディランは元気なひとだ。あの町この町どこの町、バンドたくさんひきつれて、でたとこ勝負のパチスロ野郎。

 ミスターディランは道化が好きだ。ちょび髭生やしてダミ声で、ワンカメまわしてワンマイク、カラオケマニアの肉屋のおじさん。

 あんたが悲しむのは勝手だが俺を巻き添えにしないでくれ。

 
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ニュースの価値。

2008-03-27 00:39:23 | 人間は考える葦である
 雑談中、事務所の大内さんから、土浦の通り魔事件の報道はおかしいと物言いがつく。なぜ警察の失態ばかりに話題がいくのか、同様の犯罪を防ぐ意味からも当の金川某の非道さをもっと責めるべきではないのか、と。

 確かに宮崎勤、酒鬼薔薇聖斗の事件のあたりから、怪物をこしらえてしまった社会のひずみや防犯の甘さにばかりスポットが当たってしまう傾向にあるような気がする。ニュース解説としてはそちらのほうが番組を作りやすいのだろうし、悪人、人非人、人でなしと叫んだところで、彼等の予備軍の心には響かないのだろう。

 殺人犯の心情には詳しくないが、あれほどの殺人を夢想し実行する人間にとって「死刑」や「無期懲役」なんて言葉はリアルに感じ取れないだろうから、現行の刑罰ではブレーキをかけられそうもない。

 刑罰の中にシンガポールで行われている鞭打ち刑を取り入れるのはどうか?おそらくあまり叱られたことのない彼等にとって、痛みを伴うもののほうが恐怖であるような気がするのだが。

 人道的になんだかんだとクレームがつくんだろうな。
 
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晴天ライブ。

2008-03-22 08:34:12 | ライブ
 よい天気である。日ごろの行いがよろしいからなのだろうが、俺のではなく小山卓治の行いだ。

 小山は俺なんぞのような小悪党とは違って真っすぐな竹のような男だ。神様はキチンと見ているので、小山の記念日に青空を与えてくださった。友人として神さまにも仏さまにもキリストにもモハメッドにも、ありがとうと言おう。

 充実したリハーサルを重ねたので、良いライブになりそうだ。俺の行いも時にはよろしいので、神様たちも少しは力をくれるだろう。
 
 それでは行ってきま~す。
 
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びびる高橋。

2008-03-21 00:55:05 | リハーサル
 小山卓治ライブのバンドリハが開始。エレキギターってでっかい音がするのね。失敗したら聴こえちゃうじゃん。
 
 レコーディングはやり直しできるし、自分のライブだったら失敗しても自業自得だし。

 他のアーティストのステージで迷惑かけるわけにはいかないよね。それってダメ野郎だよね。

 でもさっき気づいた、俺、他人の曲でエレキギター弾くのって初めてじゃん。いっつも自分の曲だから弾けてたんじゃねえの?

 高校の文化祭の初ステージの時くらい、びびってまーす。いいねぇ。この歳で新しい経験だねぇ。

 

 
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再確認した。

2008-03-20 00:57:43 | 人間は考える葦である
 ひと月ぶりに高田馬場。ガキの頃過ごした街は、やはりなごむ。駅前のムトウでCDを物色していたら、いいもの見つけた。
 
 TOM PETTY&THE HEARTBREAKERSのDVD“PLAYBACK”。

 トムペティフリークを自認しているくせに、持っていなかったプロモーションヴィデオ集である。
 
 若き日の初々しい姿は「あぁこの人やはりアイドルだったんだなぁ」と思わせてくれるし(だってバンド名、HEARTBREAKERSでっせ)、中期のサイケデリック色は「あぁこの人自身がとてもロックファンなのね」と教えてくれる。

 そして改めて、アメリカじゃビッグバンドなんだと確認したのがヴィデオの出演者の顔ぶれ。
 ジョーニーデップ、フェイダナウェイ、キムベイシンガー。

 それって例えば、オダギリジョー、倍賞美津子、桃井かおり。(ちょっとちがう?)

 日米の知名度や人気のギャップにイラっとするけれど、このまま段差を楽しみたくなって来た。そういうバンドもある意味貴重でカッコ良いよなぁ。

 トムのロゴTを着てアメリカの街を歩いていると、けっこうニコニコ話かけられる。それを楽しみにするほうが健康的だよね。
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やばいな、チベット。

2008-03-19 07:37:04 | スタジオ
 色糸ステラのレコーディング。
 
 ボーカルのひらっちは18歳から知っていて、今20歳。少年から青年への時期を観察してきたので、成長が眩しく、停滞がもどかしい。
 
 植物と同じで幹や枝がぐうっと太くなって、それから花が咲くのだろう。

 才能を使いこなすためには生きた時間が必要だ。過ごした時間の密度が、唄に色を与える。

 経験こそがすべて、見たもの、聞いたもの、なんでもバリバリ食べてゆくと、根っこがしっかり張ってゆく。
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爺さんは夜這いしてたって通夜の帰りに親父が言ってた。

2008-03-17 03:49:16 | 人間は考える葦である
 頭をコツンとこづかれた。赤松啓介の「夜這いの民族学」。常識がクルンとひっくり返って気持ちいい。

 日本の農村や都市部の商家には戦後に至るまで夜這いの風習が残っていた。それは個人的なものではなく、むしろ村や町のならわしであった。地域の儀式として、例えば年上の女性が少年に性行為を教えることで成年を作り、共同作業の労働力や他の地域との戦闘力を担保してきた。子供も「地域の子供」としての認識であったから、違う男の子種であろうが、わけ隔てなく育てていた。

 簡単に、とても、かいつまんで言えばそういう中味の本である。

 その昔「菊と刀」などで展開された日本人論。それは「日本人は何よりも恥を重んずる」と言うものだった。うむ。よしよし。どことなく納得できるし、褒められた気分にもなる。
 かくなるうえは、腹かっさばいて…。勇ましくてかっこいいぞ、三船敏郎っ!

 だがちょっと待て。「七人の侍」に出てくる農民の、ひ弱さ、愚かさ。あれはなんだ。おのれが生き残るためなら恥なんぞは屁でもない、あれが本来の人間ではないのか。俺んちの両親も百姓の出身だ。

 考えてみれば、「恥の文化」の代表である武士は農民や商人より人口で言えばはるかに少数で、「これが日本人です」みたいに語られると、「なんだかな~」とも言いたくなる。

 長い日本の歴史の中で「恥の文化」とか「道徳」が身体の中心にあるかもしれないのは、戦国時代から江戸時代にかけての武士と、そいつらの子孫が起こした大戦下の国民とその孫くらいまでだけではないのだろうか。しかも後者は無理やり押しつけられたのだが…。

 つまりね。電車の中で化粧したり携帯かけたり、ジーパンおろしてパンツだして歩いたり、株やって儲けたのを自慢げに語る大人がいたり、セックスが低年齢化したり。
 
 実はそれが本来の俺たち。日本人じゃねえの?

 俺たちの世代が突然変異じゃねぇの。

 そう考えると、納得できちゃうんだよね。

 ぜんぶ。

 
 

 

 
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そりゃあ、やってるのかもしれないが。

2008-03-15 20:01:52 | 人間は考える葦である
 気に入らないぞアメリカ。よその国で結審した事件に手を突っ込んでかき回す。余計なお世話だ。てめえの正義ばかり振りかざして、こっちの主権には目もくれない。日本もなめられたものだ。属国あつかいもいいところである。
 
 プレスリーを気取ってタイコ持ちをした首相の姿が、まさしく現在の日本なのだろう。レイプした米兵たちを裁くことは許されず、自国民が裁かれるのを何のケアもせずに眺めている。政府は何をやっているのか。プライドは何処に消えてしまったのだ。

 たとえばお隣の韓国は米軍の違法行為に対しては、国民総意で怒りをぶつけている。韓国と日本の一番の違い。それは日本はアメリカに戦争で敗れた、と言う歴史だ。喧嘩でコテンパンにやられた記憶だ。

 負け犬根性を抱えて相手のケツを舐めて生きてゆく。自分が無いから金しか信用できなくなってしまう。アメリカも気に入らないが、日本もなおさら気に入らない。

 出窓のカトレアが咲いた。三浦和義元社長のように、どぎついムラサキである。
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