ギター熟成す、か。

前回お伝えしたギター熟成機、tonerite。
説明書に「最初は72時間連続使用をお勧めします」と書いてあるので、
Martin D-28に装着すること3日間。
本日、ワクワクしながら試し弾きです。


あ、違う。
明らかに違う。
軽く弾いても反応がはやい。
音量が確実にアップしました。
倍音も増えています。


ただし、気のせいか、響きがなんかワザとらしい。
人工的に鳴らされているせいなのか、
あるいは俺の思い込みなのか。


まあ、一時流行った睡眠学習みたいなものですものね。
寝ている間に身につくものなど、知れていると言うことなのでしょう。
弾き込みつつ、使いつつ、ギターを上手に育てて行こうと思います。


とは言え、
劇的な変化には驚かされました。
効果！と、
柔道の審判のように叫んだのです。

ギター熟成機。

昔々、
小学校の校門で怪しげなオッサンが売っていた、
ヤドカリ、ヒヨコ、おかしな玩具。
小遣いを浪費しては、お袋に叱られておりました。


大人になっても、奇妙なものにすぐ手を出す。
今回ゲットしたのは「tonerite」と言う、
アメリカ産ギター熟成マシーン。


楽器は、弾き込むことで木が振動しやすくなり、
音が熟成するというのが定説。


そこで、さぁお立会い。
ここに取り出したる「tonerite」。
電気の力を借りて、弾いているのと同じ状態を作りだすと言うスグレモノ。
ものは試しに、まずは黙って3日3晩じっくり使っていただきたい。
３日後にジャラ～ン、おぉいつもより俺のギターが鳴っている！
となること間違いなし。
さぁさぁ大安売りだい！もってけドロボー！


と、外人さんが言ったかどうかは知らないが、
なかなか楽しみなブツである。


ただし、
音がウルサい。
我が家の室外機くらい、
ウルサい。

遠きにありて思うもの。

岩手山。
眼下には春子谷地の湿原。
雲が気持ちよく流れている。


都会で暮らしていると、
自然のありがたみを忘れがちだ。


春夏秋冬、
岩手山を眺めながら、
家族と暮らし、
友人と遊んだ。


どっしりとした存在感よ。
あの山のような人でありたい。

露天風呂独り占め男。

盛岡の奥座敷、繋温泉。
母親とこれから一泊。
早く着いたので、露天風呂はオレ一人、
わ～い。



独居の母親孝行、とか言って、
オマエが楽しんでるじゃないかぁ～！、
とお叱りの声がするが、
ハハハその通り、
ん、
イヤイヤそんなことはない。
親父の遺品の整理と処分、
物置のタンス２棹の粗大ゴミ出し、など、
日食に目もくれず正しく働いておりました。



明日、さらなる労働ののち、
東京へ帰還の予定。


親父の遺品を眺めながら、
人一人の人生は色々あるものだと、
あらためて、そう思ったのです。

絶景の雪渓。

岩手八幡平。
まだ雪が残る頂上付近。
スノボの若者、はしゃぐ子供たち。
天気が良いので、シャツ一枚で雪を楽しむ。


帰りは藤七温泉露天風呂に寄り道。
頬に春風、瞳に絶景、身体に硫黄泉。


極楽。

新幹線一人呑み男。

寄生虫、もとい帰省中であ～る。
新幹線車中、ワンカップ、ホタテ貝柱、柿ピー、チーズちくわ。
テーブルに並んだ完璧なツマミとお酒、
良い気分です。



親父の四十九日以来の盛岡、
独居の母親の顔を拝みに行って参ります。
親父の遺品の整理、新しい墓のこと、
問題は山積み。
人間が亡くなるというのは、
大事なのですね。



ひと働きしたら、
お袋と温泉にタプ～っとつかりに行きたいと思います。



俺も少々疲れ気味なもので。

かやちゃんのうた。

20日に友人の結婚式。
ほんとは去年の春の予定だったのですが、
震災で流れてしまい、このたびめでたく挙式。
出席できないのでDVDでコメントと演奏を録りました。


もう誕生している長女伽耶ちゃんのために新曲を制作。
「かやちゃんのうた」
可愛い曲ができました。
オッサンのダミ声では雰囲気が出ないので、
加藤いづみを呼んで収録。
やんちゃな仕上がりになりました。


今までも、結婚式のために何曲か作ってきました。
友人の笑顔を想像しながら作るのは楽しいです。


さて、
次は誰？
もういねぇか。

ATARU。

見すごしてしまったのですが、
5月13日、ドラマ「ATARU」の劇中歌に、
俺の曲「金色のライオン」が使われました。
（YUMIさん報告ありがとう）
外国人のシンガーが英語で唄う設定でした。


監督の木村ひさしさんは、
以前から俺のことを気にかけてくれて、
その昔「go go heaven 自決少女隊」なる深夜ドラマに、
落ちぶれたシンガーの役で出演させてもくれたのです。
「うそつきのロッカー」を劇中で唄わせてもらいました。


映画やドラマの現場は大好きです。
スタッフがずんずん働く様子は、
見ているだけで身が引き締まります。


もうすぐ久々のライブがあります。
あの緊張感を思い出して、
ピリッとした空気を楽しみたいと思います。

手ごわいぞ、つだ。

安価なMXLのマイクを手に入れて、
ここのところはずっと、つだみさこレコーディング。
安物とは言え、手持ちのノイマンとミックスすると、
アコギのキラメキが増す感じ。
物事すべて値段ではない、使い方なのだ。


つだみさこはピアノの人なので、
ギターの人には、ややこしい。
分数コードだらけ。
う～、昔から数学苦手。
理系アタマなし。
物理で0点とったことがある。


さらに、
つだみさこはAB型なので、
その日の気分で演奏なさる。
譜面と違うコードや進行が突然でてくるので、
応用がきかないA型は右往左往。


音楽は人生を映し出す。
アドリブで生きられるようになりたいものであ～る。

ダブルでよろしく。

突然思い立って、ギターの指盤を磨く。
ライブで愛用しているGIBSON J-30．
ローズウッド指盤なので本来こげ茶色なのだけれど、
手垢でほとんど真っ黒ではないか。


スペイン映画「ボルベール＜帰郷＞」をCSで観ながらスタート、ゴシゴシ。
オレンジオイルをつけて、ゴシゴシ。
やはりペネロペ・クルスはよろしいな、ゴシゴシ。
ペネロペではなく、ほんとはペネロピと発音するのかな？、ゴシゴシ。
旦那の名前なんだっけ？あ、ハビエル・バルデムだ、ゴシゴシ。



2時間強、映画を楽しみ、ゴシゴシしたら茶色が戻ってきた。
映画を観ながらだと、ゴシゴシが苦にならないや。


わたくし、ながら族（死語）出身です。