いとうくん。

　いとうくんは伊藤多賀之さんと言う立派な名前を持っている。なんだか明治時代の歌人のようで畏れ多いから、彼と付き合う時にはそれについて考えないようにしている。きっと御両親も文学的素養のある方たちなのだろうが、ややこしいのでそれも考えないようにしている。
　
　いとうくんはシンガーソングライターで、その昔はブリーフ＆トランクスという名のユニットで「さなだ虫」などと言う目黒寄生虫博物館が喜びそうな唄を歌っていた。「半径五メートル以内の日常を歌う」。それがキャッチフレーズで、小山卓治にもそう自己紹介していたのだが、断言する、俺の半径五メートル以内に、さなだ虫を腹に収めている人間はいない。
　今後は「半径五メートル以内の非日常を歌う」と、改めていただきたい。

　とのあれ今回の小山のアルバムでは括約、もとい活躍してもらった。デモテープを聴きこんでくれて、期待以上のアルペジオを奏でていただいた。

　いとうくんはややこしい病気を持っていて、今頃またウンウンうなっているかもしれないが、ありがとうを伝えておきたい。
　いいプレイだったぜ。
　早く良くなれよ～。

やっぱり、すごいね。

　年末はいつもお邪魔する、矢沢さんの武道館。今回は公演１００回めの日曜日に楽しませてもらった。
　うむ、やはり凄い。１００００人以上の永ちゃんコールを一人の背中でしっかと受けとめている。オーラがまた大きくなっているような気がする。ソニーのコマーシャルを見ていてもそう思うのだが、どんどん不死身に近くなっているのではないか。５０歳を過ぎても身長が伸び続けている感じ。
　あきらめた瞬間、人は成長が止まるのだろうな。尻を叩かれた気分だったが、帰りのビールはプハッと美味かった。

　PS.九州のせきさん。武道館でお会いできると思っていたのですが、PCのハードディスクがイカれてしまい返事ができませんでした。ごめんなさい。もしここを見ていたら、こちら宛にメールください。

小山、開始。

１２月８日、ジョンレノンの命日、小山卓治のレコーディングセッションが始まりました。

写真は私どもの事務所の玄関でギターを弾くお姿。
マニアのみなさんには、たまらないものではないでしょうか？
２日間で３曲録り終わり、なかなか良い感じの仕上がりです。
まだまだレコーディングは続きますが、元気で頑張ります。

とりあえずご報告まで。