vagabond moon

BLOG OPEN

家族、浮く男。

2012-01-31 13:07:50 | 人間は考える葦である
親父の香典返しの品を選びに、デパート。
気持ちがこもっていればそれでよし、と思うのだが、
母妹はそうも行かないようで、
あれこれ五月蝿い。
優柔不断の買い物好き。
文句を言っても叱られるだけだから、
大人しく待ちぼうけ。



五階の窓から交差点を見下ろすと、
雪は踊りながら落ちてゆく。
轍の跡が汚ならしい。
どうせなら、ドカ雪が街を完全な純白に染めれば良い。



挨拶やら、墓の準備やら、登記の変更やら、
昨日は雪の中、県内を駆けずり回った。


宮沢賢治がよぎる。
不毛の冬は人を思索へ誘ったのだろう。
地吹雪の花巻国道4号。
どどど~ど~、と吼え狂う寒風のビンタを食らいつつ、
親父の愛車で深夜盛岡へ駆け戻ったのでした。

水墨画ではありません。

2012-01-30 10:11:55 | 人間は考える葦である
盛岡帰省中。
雪降りです。



家の前の道はご覧の通り。
モノクローム、白黒白黒白黒。



雪かきしながら、子供の頃を思い出す。
この寒々しさが嫌で、
はやく東京に行きたいと思ったのだったなあ。



街は変わるけれど、
雪が降れば、何もなかったように、ただ一面の銀世界。



自然はすごいです。
遠い春を待ち焦がれて、
白いため息吐きました。

元気です。

2012-01-26 03:08:35 | 人間は考える葦である
辛い出来事があったばかりなので、ひとり良く飲む。
この気持ちは何かに似ているな、と思う。
あぁ、そうだ。
失恋した時の、あの感じだ。



街を歩く、テレビを観る、唄を歌う。
どの瞬間にも、親父のことが浮かぶ。
四十九日とは未練を断ち切るまでの長さなのだな。



一応、長男なので色々やることがある。
今週末、ふたたび盛岡に帰省。
法律、法事、墓。



親父には申し訳ないが、
思い出を肴に飲むのも悪くない。
あんなこと、こんなこと。
男同士ならではの出来事もありました。



人は今日ののために生きるものなので、
いつまでも振り向いてはいられない。
親父にかこつけて飲んでばかりいるな。
う~、
みんなありがとう。



俺は元気です。














親父、天国へ逝きました。

2012-01-19 19:19:27 | 人間は考える葦である
昨日の夜、東京へ戻りました。
1月14日午後12時37分、親父が亡くなりました。
83歳でした。


大晦日から1月9日まで俺の家で過ごし、
盛岡に戻って三日後に入院。
細菌性肺炎を発症し、あっけない最期でした。


通夜、葬儀、法要、
親族と友人各位に、お見送りいただいて、
空へ戻って行きました。



俺の仲間たち、先輩諸氏からも、
香典、花、弔電、メールなど、たくさんの心をいただきました。
この場を借りてお礼を言います。
みなさん本当にありがとう。



もう少し気持ちの整理がついたら、
親父のこと、葬儀のこと、
ブログにも記してみたいと思います。


知らなかったこと、
たくさんありました。



人間の人生は、
ほんとうに、
映画や小説や、
落語みたいです。

アコギに苦戦す。

2012-01-07 21:58:05 | スタジオ
新春早々、レコーディングやってます。
バンドでスタジオ録音したテイクにアコギをダビング。
しかし、なかなか気分が出来あがらず、
ノッてきた頃には集中力が維持できず、と言う、
ドードー巡り。


なにくそっ!と唇を噛みしめていたら、
マイクの距離なども気になりだしたので、
今日は中止。
そのかわり次回のために、
サウンドをチェックしてみる。



ふむふむ、
なるほど、
やはりギターとマイクの距離は重要である。
ほんの5センチほどでサウンドが激変する。



明日の朝、
新鮮な耳で、
曲が求める距離感を探ってみようと思う。



ここのところ毎日ウォーキング日和。
ピリっとした空気と真っ青な空が、身も心もリフレッシュしてくれる。
朝のアコギも、いいかな。








凶運の男。

2012-01-05 04:46:49 | 人間は考える葦である
田中ミリバンド、スタッフ浅野花形と初詣。
芸能の神様、赤坂豊川稲荷であ~る。



ギターのライトマンのおみくじが「凶」。
「凶」は良い運なのだ、との噂もあるが、
そんなことは知らん。
とにかく盛り上がる。



そのあとは新年会。
ベロベロになるまで飲むぞ!、
と、気合いを入れた結果、
見事にベロベロ。
気づいたら電車は見知らぬ町にいた。



俺と別れたあと、
ライトマンも沈没したらしい。
恐るべし、
「凶」とマッコリ。



いい正月だ~。