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vagabond moon

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BEADY EYEとNOEL GALLAGHER'S HIGH FLYING BIRDS。

2011-10-28 09:56:01 | CD
オアシスが解散して、
二つのバンドが出来あがった。


ギャラガー兄弟のケンカが原因とされるが、
結果良ければすべてよし。
弟リアムのバンドBEADY EYEは早々とアルバムを発表。
リアムのボーカルは相変わらず素晴らしい。


兄貴ノエルも満を持して、
このたびアルバムをリリース。
この人のソングライティング、
これもまた稀有の才能だ。


俺は、
「オアシス大~好き、
なんで解散しちゃったんだよ~」
と言うわけでもないので、
むしろ二つに分かれることは大歓迎だった。
楽しみが二つになった。



なにより注目しているのは、
アンディベルの存在。
オアシス以前の彼のバンド、
ライドとハリケーン#1は、
いまでも大好き。



オアシス時代は地味なベースに甘んじていたが、
BEADY EYEでは、またギタリストに戻った。
ソングライティングでも、
プロデュースでも、
これまで以上に活躍するだろう。



ギャラガー兄弟の強烈な才能の陰に隠れてきた男、
アンディベル。
40歳過ぎて、
大輪の花を咲かせるか。





新狩野派。

2009-07-03 09:11:47 | CD
スタジオにしている部屋には、
網戸がない窓が一つある。

開けるときは、
蚊取り線香を炊いて、
ちりんちりんと、
風鈴なんぞも鳴かせてみる。

浴衣に着替えたいくらいの夏風情だが、
ギターやらキーボードやらの、
あつかいに困るので、
さすがにNG。

だが、
失礼してビールを。
誰か~、
冷凍でよいから枝豆くださ~い。



的な、
夏の夕暮れ午後七時。

BGMにおすすめしたいのが、
盟友、
狩野良昭の「僕なりに考えているんだ」。



蚊に刺されても、
どうぞどうぞ、
いくらでも吸っておくれ。
と、
言いたくなる、
達観と優しさ、
一休とマハトマガンジー。


狩野という姓なのに、
狩野派より色使いが少ない、
水墨画の唄である。 
 

ホームページやライブでゲットできるので、
歌声を聴きながら、
まったりと日本の夏を過ごしていただきたい。



あ、
蚊だ、
パチッ。







復讐するは我にあり。

2008-10-08 02:46:51 | CD
緒形拳さんが亡くなられた。

人間の業とか性とか言うものを、
スクリーンの向こうから教えていただいた。
悪役の時の笑顔が怖くて好きだった。
人格をひとつに留めない多面体の役者だったと思う。


TOM PETTYのDVD「Runnin' Down A Dream」を、
渋谷BOXXの高橋伸一にプレゼントしてもらった。
BEST BUYと言う、
ヤマダ電気かTSUTAYAみたいなところでしか売っていないので、
手に入れるのに苦労していたのだ。

伸一、ありがとう。


ひと月以上前のことなのに、毎晩眺めては、ふむふむしている。
四枚組。
アメリカで劇場上映されたドキュメンタリーが中心。
なので見ごたえがある。

TOM PETTYも多面体の人だ。
善人なのに少し曲がって見えるところに魅かれてしまう。
日本での人気がいま一つなのは、
そこらへんが原因なのだろうな。

でもDVDは面白い。

青かった自分を笑えるだけでも、
年を取るのは良いことだ。









小山卓治ニューアルバムである。

2008-07-01 00:29:58 | CD
やっと発売。
小山卓治のアルバム「サークルゲーム」。

なかなかハンサムな、おひげちゃんの横顔。
古代ギリシャの哲学者のようだ。
熊本アリストテレス。
アーティストとフォトグラファーとデザイナーに感謝したい。
よっ色男、とプロデューサーみずから叫んでしまいたくなる仕上がりである。


反省するのが嫌なので、出来上がったCDはしばらく聴かないことにしている。

記憶が鮮やかな間は、
「ギターでっかくね?」
「曲間ながくね?」
「アレンジいまひとつでね?」
…反省ザル。

が、時間が経つと、
「いいアルバムじゃん。
 俺ってやっぱ天才!?」
…完全無欠のロックンローラー。

なのでしばらく熊本アリストテレスを眺めているだけ。
ほほほ。

薔薇族。

さぶ。

あ、小山ライブに出るんでよろしく。
7・5渋谷BOXX。
今日リハでした。

マッドクラッチ。

2008-06-12 14:55:46 | CD
最近は自転車移動が基本だけれど、雨の日はやっぱり車。
カーステレオはMUDCRUTCH。

MUDCRUTCHはTOM PETTYがHEARTBREAKERSを結成する前に組んでいたバンド。
HEARTBREAKERSのMIKE CAMPBELLとBENMONT TENCHもメンバーである。
70年代に一枚のアルバムも残さずに解散したこのバンドが、再結成して先日リリースしたのが写真のデヴューアルバム。

泥臭いアメリカ南部の匂いや、脳天気なカントリーロックの香りが、懐かしくて心地よい。どんなサウンドにトライしてもTOM PETTYの作品はシンプルであり、先達への敬意にあふれている。

TOM PETTYとMIKE CAMPBELLはギターやアンプのコレクターとしても有名でTHE CLUBHOUSEと名付けた大きな倉庫に大量のコレクションを飾っている。ライブのリハーサルもここで行ったりするらしい。DVDのインタヴューなんかで目にするたび、「いいなぁ。理想的だなぁ。」と憧れてきた場所である。

クレジットによるとこのアルバム、かのTHE CLUBHOUSEでモニタースピーカーを足もとに置いてヘッドフォンを使わずにライブレコーディングしたらしい。ダビングなし、わずか十日で完成したと言うことだ。

さすがにHEARTBREAKERSより荒っぽいが、それが味になっている。TOM PETTYの賢いところは作品ごとにテーマがはっきりしているところだ。プロデューサーのセレクトもわりと大胆で、いつも小さな冒険を試みている。

好奇心があれば自分を見失うことはない。


明日発売。

2008-02-05 23:47:08 | CD
 加藤いづみのカバーアルバム「favorite」が明日店頭に並ぶ。
 
 正直、しんどいアルバムだった。女性アーティストの扱いには慣れているつもりだったが、妊婦は初体験。お腹が大きくなるにつれ、しだいに太めで優しい母親の声になって行く。微妙に変わる声のトーンをどうやって録音するか、試行錯誤の連続だった。
 
 彼女はけっこう頑張り屋さんなので何度でも唄ってくれるのだが、スタジオで「おぎゃー」となったら困るので、そんなに力ませてはいられない。助産婦免許を取っておけば良かった…。

 苦労の末、出来上がった作品。なかなか良いのよ、これが。個性的な声を持つ人はやっぱり、いいね。馴染みのある楽曲の違う色合いを楽しめると思う。
 
 雪、雨、雲、晴れ。空模様のような心の景色を聴いて欲しい。

 

 

 

ワールドカップと鎌田くん。

2006-06-09 20:31:03 | CD
 ワールドカップが始まるので、バンドの連中やスタッフや事務所のアーティストのみんなと優勝予想ゲームをしています。当たると賞品がでるので、真剣そのもの。いよいよ今夜からだね。眠れない夜が続きそう。ちなみに俺はスウェーデンとウクライナとチュニジアの3チームをゲット。くじ運が悪く、残りものワク。だがイブラヒモビッチとシェフチェンコを引き当てたと思えば良いではないか。優勝の可能性低~っと思いつつドキドキしています。(ちなみにブラジルを引き当てたのは某女性アーティスト。悪運強し。)

 今日は目覚めに鎌田ひろゆき君のアルバム「空っぽの空に何を映そう」を聴きました。色んなところで会ったりすれちがったり飲んだりして、そんな縁で事務所にアルバムを送ってきてくれたのです。フェンダーのツィードアンプでちょっとだけ歪ませたテレキャスターみたいな、哀しさがイイ声。雨模様の今朝に聴くと、夕暮れに目覚めた気分になりました。
 朝から飲みたくなって、困ったよ鎌田くん。