珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

チューバホーンさん、Oさんを迎えて

2024-05-01 10:49:59 | オフ会
GWオフ、第一弾のご来訪はチューバホーンさん、Oさんでした。前回は、2022年の師走で、カタールW杯の決勝戦の日だったことは記憶に新しいです。その後、1年半が経過しました。この間、パワーアンプの直下へのバベルの導入、MFPCの更新と大きな変化がありました。毎度SPセッティングの凄さに唸らされるチューバホーンさん、拙宅のDACの製作者でもあるOさんをお迎えするのは、なかなかの緊張を伴います。それでも始まればいつものように楽しい時間になるだろうと、腹を括ってご来訪を待ちました。


ちなみに、オーディオ部屋のリスポジ側は、このようになっています。センターの椅子は、2022年の秋に導入して、今ではすっかり部屋に馴染みました。当初、耳の高さの変化に慣れる期間が必要でしたが、今は全く問題ありません。拙宅の部屋は8畳の正方形で、ゲストは2人までが限界です。ゲストが2人の場合は、私が奥の小さい椅子に座り、選曲やボリュームの操作をやります。反対側にもう一脚あり、そちらはゲスト用になります。東京からの車の移動はスムーズだったようで、予定通り14時スタートとなりました。


皆さん、まず、目を向けたのは、バベルでした。実際に、パワーアンプV40SEに直に触れれていただき、その横揺れを体感していただきました。機器が揺れること自体、オーディオ機器のセッティングでは珍しいので、興味津々といった様子でした。バベルは横揺れを許容する一方で、上下の振動を極力吸収する構造となっています。その効果は、天体望遠鏡への応用でも確認されているそうです。お二人とも方式は異なりますが、振動対策には取り組まれています。振動対策は、ここ数年の私の周りのオーディオブームと言えると思います。

今回はデジタル、アナログの流れにしました。純粋にバベルの効果だけを聴くのであれば、レコードが望ましいのですが、お二人は普段デジタルのみ聴かれています。CD、ファイル問わずトランスポートへの関心も高いこともあって、3時間半のうち大半がデジタルになりました。MFPCは、4月半ばのハンコックさん、taoさんがお越しになってから、実は、更新がありました。OSをWindows 11のワークステーション向けに変更しています。音源は全てWAVファイルから事前に変換したanalyzed形式としました。

冒頭、五輪真弓の「恋人よ」、竹内まりや「五線紙」をかけたところで、早速、SP合わせの話になりました(汗)。センターは会っているのですが、更に先の調整をすることとなりました。オーディオ部屋の左右非対称性によって生じるステージの歪みの調整です。センター合わせに使用しているモノラル音源の声が、微調整で柔らかくなる箇所を見つけました。私は脇から聴いていましたが、音のストレスが無くなること実感できました。センター合わせ以後の調整を自力でやれるようにしたいものです。

その後は、ひたすら音楽を楽しんでいただきました。これまでの訪問で気になっていた箇所が、軒並み解消されるのような変化があったようです。具体的には、高音~低音の一体感、低音解像度、音色、サウンドステージ・・・等が改善されていたようです。耳の肥えたお二人に、ここまでコメントをいただけるとは、想定外でしたので、驚きとともに正直、嬉しかったです。持ち込まれた厳しめの課題曲(クラシック音源やユーミンの「かんらん車」等)も、満足いただけたようです。私も楽しませていただきました。

最後はアナログを30分ほど聴いていただきました。アナログの変化は、純粋にバベルの効果と言えるので、個人的にはこのオフ会の関所でした。デジタルで感じていただいた音の改善は、アナログでも共通していました。パワーアンプの振動対策は、デジタルとアナログに総合的に望ましい効果を与えていたと言えます。デジタルとアナログの差が無いとのご感想もありました。MFPCの進化による、送り出しの充実がデジタルを押し上げたものと、解釈しています。バベルとMFPCの効果の切り分けは、落ち着いたところで記事にまとめたいと思います。


終了後、もえぎ野の町中華の「味香亭」で感想戦を持ちました。GWだからなのか、開店と同時になかなかの賑わいでした。中華料理をつつきながら、この日の感想の他、オーディオ近況、直近のオフ会の話などさせていただきました。これまでの取り組みが形になってきたことを実感する1日となりました。この先の方向性を考える上で、参考になるアドバイスもいただきました。チューバホーンさん、Oさん、定点観測ありがとうございました。
コメント (4)
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