鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

万能

2014年09月18日 | 日記
私が大怒りした翌朝、離婚宣言した彼。

もう、私とはやってらんない!ってことらしい。

まぁ、それは理解できちゃうのだが(自分で言うのもなんだけど)。


理解不能な点がいくつか…。

まず、東京へ行くってこと。

次に、また経営者になりたいってこと。


ん?

その次は、空も飛べるはずとか言う?って思っちゃった。


よくよく聞くと、今の家にも居場所がない。

実家に帰っても、義両親に怒られる。

だったら、東京で一旗揚げたい。

独りで住んで、仕事見つけて、お金がたまったらまた自分で
事業を起こしたい。

俺だったら、絶対にできる!


だそうだ。

飛行機乗るより、難しい。


彼は40過ぎのおっさんである。

まっとうな人生経験が足りないせいか、30前に見られることもあるが。

厨二病じゃないんだから…。

って、単に軽躁にみられる万能感のせいか…。


以上を受け、私が最初に聞いたのは

「どっかのお姉ちゃんと約束したの?」って。

関東方面のお姉ちゃんと人生やり直したいっていうならまだ現実味がある。

それはそれで、ある意味納得ができない部分もあるが。

「ううん、違う。独りでやる。」だって。


独り…いったい独りで何ができるんだろう。

彼は今まで独り暮らし経験がない。

掃除・洗濯・食事。

どれも独りじゃままならない。

百歩譲って、生活面はどうにでもなるだろうが対病気面はどう考える?


薬も睡眠も食事もアルコールもどれ一つ自分で管理できないじゃん。

薬は飲み忘れ、睡眠は適当で、食事はコンビニ弁当・カップラーメン、
あとはアルコール飲み放題!

そんな生活して病気が悪化するのは目に見えている。

加えて、金銭管理。

使いたいだけ使って、いよいよなくなったら、おさらばよって
そんな末路が目に見えるどころか…吐き気がするほど、リアルである。

さらに、これだけのことをしでかしておいて親との縁が切れないと思っている。

私が、もし東京に行っても義両親は援助しないって言っていると知っていたので

「そんなことしたら、親との縁が切れちゃうよ。

 助けてもらえないし、助けてあげられないんだよ。

 まして、下手すれば親の死に目にも合えないようになるんだよ。

 そんな親不孝していいの?」

と言うと、

「うん、でも俺が成功すればきっと許してもらえるからちゃんと親孝行する。」

んだって。


う~ん…。

確かにあの義両親なら、最初は怒っていても彼からSOSが来たら送金とか
しそうな気がする…。

あながちあり得なくないのだ。


「でも、私は許さないよ。

 こんな勝手あり得ない。

 ○○(娘)がよほど会いたいって言わない限り、一生会わせない!」

と言い放つ。


当たり前でしょう?

父親らしいこと1つもしてないくせに、やっとできそうになったら
家から逃亡するような奴を、どうして父親って慕える?

第一、養育費だって払えるわけないじゃん!


すると、

「この家は、二人に残す。

 だからそれを養育費だと思って…。」と言うので、

「それを言うなら、この家は慰謝料としていただきます。」

と切り返した。


今の家がどの程度の資産価値なのかはわからないが、この10年間で
私が受けた精神的負担に対して、なんの慰謝料も払わないってことは
ないでしょうよ。

まぁ、ローンは半分以上義父が払ってくれたものだけどさ。


家もなんとか手に入る、とりあえず、今仕事はある。

そして娘は私といてくれる。

だから、ダメージはそうないのかもしれない。

でも、ここまでの私の苦労はどうしてくれるの?

何にも報われないまま、こんな目にあわなきゃいけないの?

マジでかっ?


恐るべし、万能感。

しかし、それは今日の今日までまだ続いているのである。





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