鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

約束

2011年10月12日 | 日記
娘が児童保育でミサンガを作ってきた。

児童保育の先生から作り方を直ぐに覚えて友達に教えて
くれて助かったと褒めてもらった。

娘は私に似ず、祖母(私の母)に似たせいか細かい作業が
苦ではなく器用なのだと思う。

帰り道ミサンガはプロミスリングともいい願いをこめて編んで
身に着け、それが自然に切れるとその願いが叶うって言うんだよ
と説明した。

すると、娘が

「○○の願いは決まってるもん!」と言う。

彼のことだろうと思った。案の定、

「ミサンガが切れたら、もう元気になったよ~って
 パパが言ってくれるといいな~」と言う。

「あとね~、3人家族でご飯食べに行きたいな~」と言う。


この日、彼は3連休出かけっぱなしだったというのに朝から海に行きたいと
いい娘のお迎えはできないと言ってきた。

そして夜9時を過ぎても帰ってこない。

携帯を見るとメールが届いていた。

先日一緒に美容院に行った人の家におじゃましているとあった。

その後そろそろ帰ると届いた後、お酒をいただいたので車で寝て
朝帰ると送ってきた。


もう、返信する気にもならずほっておいた。


翌朝、娘が学校に行く時間になっても連絡はない。

こちらからも電話することしなければ、お義父さんに連絡することも
せず私も出勤した。


彼に振り回されてワタワタするのはもう勘弁だった。

それでも家の近くに車の音がすると耳をそばだててしまう…。


会社にいるときに電話が来た。

一方的に昨日の話をし始める。

色々相談に乗ってもらったこと、そしてつい泣いてしまったこと…。

しばらくして

「そっちはどう?」と聞いてきたので

「どう?じゃないよ」と冷静に応えた。


娘は夜寝る時間になっても戻ってこない彼に対して、メールがあった
ことを伝えても

「パパは○○を置いて出て行った。もう帰ってこないかもしれない」と言い、

夜中私がトイレに立つと、すかさず目を覚まし

「ママ、どこに行くの?」と聞いてくる。

それだけ眠りが浅いということだろう…。


そして朝、学校に行くときに

「パパ帰って来ないね~、何処にいるのかな~…」と言って出かけた。


娘のそんな状態を話すと彼は

「これって躁ってことなのかな~?」と聞いてきた。

私は

「自分の都合だけ考えて行動して、私や○○がどんなに心配するか
 ○○がどれだけ傷つくか、私の鬱度が増そうがまったく気にしないって
 それは病気のせいなの?それともそもそもそういう人間なの?
 私にはもうわからないよ…」

すると彼は

「そんなのは自分じゃない。俺はそんな人間じゃない」と言う。

「だったら躁だって自覚しなさい。自分の衝動だけで動くとこうなるってこと
 ○○が傷ついて、私が壊れていくって事。

 そしてその衝動を制御できるようにならないと、いつか家族で
 いられなくなるって事。

 そのために日々努力してください。

 きちんと薬を飲むこと、睡眠をとること、食事をとること、簡単な
 ことではないかもしれないけれど、そうやって努力する姿を見せてよ」と応えた。


そして娘のミサンガの話をした。

「○○の思いに応えてやってよ。
 
 働けなんて言ってない。あの子が望んでいるのは一緒に遊んだり
 ご飯を食べることなの。

 今の状態でも心がけ次第で、応えてやれることなんじゃないの?」

と話した。

彼は途中から泣き出してしまい、話をそこで止めた。


躁鬱病患者の苦しみは私にはわからない。

しかし、躁鬱病患者の家族の苦しみだってそれに劣らないはずと
私は思う。











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