鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

正月

2015年01月15日 | 日記
10何年ぶりに実家で年を越した後は、ただただ
ダラダラと過ごすことになった。

実家は循環式のお風呂で、いつでも入れることを
いいことに、毎日朝風呂に入り、年末に図書館で借りた
本をただただ、読みふけった。

食事も手伝いはするが、主導権はほぼ実母でおせちもある
のでそのほか簡単にすませた。

何より、ありがたいことにいつ、ご飯なんだろう???と
思うストレスがない。

まぁ、休みに朝7時半の朝食は早すぎる感もあるが、4時、
5時から起きだしている実父を思えば、文句は言えない。

昼も軽くではあるが、ほぼ12時だし、夜も6時過ぎと
平日感まるだし。

でも、そうやって育っていた私にはありがたい。

彼の実家では、夕飯はともかく、朝と昼は何時になるのか
まったくわからなかった。

だから、食べれるときはがっつり食べるっていうか、
次いつ食べれるかわからないっていうか、ちょっとした
サバイバル状態だった。

もちろん、催促すればいくらでも食べれただろう。

だが、結婚して数年はそんな催促できやしなかった。

子供たちがいい加減大きくなると、自分のことではないので
我慢している場合でなく、ある程度の時間になり義母が用意
しないと踏むとさっさと、買い出しにでたりしていた。

さすがに、勝手に台所を使うのは気が引けたから。

それでも正月1日から、買い出しに行かされ、夕食を作らせれた
こともあったなぁ…。

彼は友だちと、私たちの家で飲む約束をしていて、実家には
私と娘だけって年で、ほんとなんで私がここにいるのか???
って思ってたなぁ…。

彼は正月調子が最悪なことも多々あって、娘と二人実家に
帰る道すがら、大泣きしてたことも何度もあったなぁ…。

なんて、回想しながらお風呂でぼんやりしていた三が日だった。


面白かったのは、1日の初売り。

私は昔からアディダス好きで、運動もそうしないのに
ジャージやTシャツ、ハーフパンツを日常使いしていた。

が、悲しいかなお値段が高いので、独身時代のそれを
長く長く使っていた。

ところが、家にいることが多くなった彼に一番お気に入りの
ジャージ上下を取られた。

しかも、そのうちたばこで穴まであける始末…。

そんなこんなで、毎年スポーツ店の初売りのチラシにのる
ジャージの上下がセットになった福袋を眺めていた。

彼の実家からは1時間くらいかかるし、そもそもそれを
買っていいと自分に言えるほど、余裕がなかった。

で、今年の初売りのチラシを見ながら、

「いいなぁ~。」とつぶやくと、娘が耳聡く、

「よしっ!行こう!!」って言う。

開店時間が10時、その時点の時間が9時半。

車での所要時間が何もなければ20分。

しかも、私の欲しい福袋は10セットのみ。

「無理でしょう~~~。」と腰が引ける私に対し、

「いいよ、行くだけ行ってみよう!」とノリノリの娘。

その勢いに乗せられるように、10分で着替えてLet's Go!。

ちなみに化粧までは間に合わず、ニット帽でぼさぼさ頭と
一緒にごまかすことにした。

お店に向かう道すがら、娘はちょっとでも早く着くようにと
信号に祈り、商品が残っているようにと祈っていた。

「そこまでしなくて、大丈夫だよ。」と言うと、

「ダメ。ママは今まで我慢ばっかりしてきたんだから、

 今年からはしないでいいの。

 だから、買えるようにお祈りしたいの!」だって。


生まれて初めて、開店前のお店に並ぶ。

スタッフさんがカイロを渡してくれる。

片手にカイロ、片手を娘とつなぎ、ちょっとわくわくしながら
5分ほど待つと、開店。

ぞろぞろと入って、福袋売場へ。

ごった返した人で、戦意喪失。

すると、娘が素早くあちこち見ながら、お目当ての商品の場所へ。

「ママ、ママ!」と呼ばれ、行くとまだ商品が残っていた。

素早くゲットして、二人で、ハイタッチ。

「マジで買えたね~~~。」って大盛り上がり。

そのあと、近くの蔦屋でお茶をし、娘の本を2冊買う。

なんだか、新年面白い幕開けではあった。

この二人ならきっと大丈夫と思える出来事だった。



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