昨日、仕事中に彼から電話が来た。
いつだか、どこでだかわからないけど車のタイヤを
パンクさせたらしい。
スイッチの切り替わった彼はここ最近日中車で出る
ことがある。
ちょっと走れば、海沿いなわけでロケーション的には
もってこないなわけだが…日本海ということで天気が悪いと
ちょっと演歌っぽいのかも…。
それでも1日中寝ているのよりは、数倍気分が晴れるものと
思われ、心配だしガソリン代もかかるけど何も言っていない。
私の車の中にタイヤの圧を測ったり、空気を入れる機械
があるらしく、それで調整した後車屋さんに直しに行きたい
とのことだった。
家に帰ると、待ちわびていたらしく、速攻2階から降りてくる。
が、玄関ですれ違っても「おかえり」さえ言わない。
彼のバカ車はうるさい。
だからさっさと行けばいいのに、近所迷惑だよ…と思いつつ
気が付くと出かけていた。
「行ってくる。」さえ言わない。
彼は1つのことに集中すると、それしか見えない。
周りのことは気にしない。
ってか、気が回らない。
それは、病気のせいなのか、それ以前からなのか私にはもう
わからない。
彼が夜になって出かける。
ただそれだけで、自分でもどうしようもないくらいザワザワする。
これは明らかに彼が病気なってからからだ。
また帰ってこないんじゃないのか。
またどっかで事故るんじゃないのか。
また何かしでかすんじゃないのか。
去年の今頃、彼はしょっちゅう友達の家に出かけては帰って
来なかった。
時には連絡もなく。
朝目覚めると、その頃1階で寝ていた部屋を見て彼がいない
その光景に妙に寒々しさを感じて、湧き上がる不安や不信に
必死になって蓋をしていた。
そういえば、途中で迷子になり帰って来られないなんて
こともあった。
思考がまとまらないので、パニックになって電話をかけてきて
あれこれアドバイスしても、自分勝手に判断して尚さら騒ぎになって。
あげくに疲れきって寝てしまい、連絡も取れなくなり…
帰ってきたのは丸1日たっていた。
夜電話が来て、車の不調を訴えているその最中追突されたこもある。
切れずにいた電話から、大きな衝突音とぶつけた相手の人の声。
彼が答えるまで、ずーっと名前を呼び続けた。
そして、答えがやっと返ってきた後しばらくして救急車のサイレンが
聞こえた。
思い出すだけでも、ザワザワする。
そして、1つ思い出すとどんどん湧き上がってくる負の記憶。
とうとう彼が出かけて1時間待てずに電話してしまった。
「どう?」とたずねると
「今終わったところ。」と答える。
その声色は落ち着いているようにも思えたが、畳み掛けるように
聞く。
「終わったらすぐ帰ってくるよね?
まっすく帰るよね?」
彼は、
「うん、すぐ戻るよ。」
でも実際戻ってくるまでずっとザワザワしたままだった。
同じようなエンジン音が聞こえると、玄関まで出てしまう。
両手で自分を抱きしめてないと、じっとしていられない。
そんな私を娘はじーっと見ていた。
いつになったら、こんな記憶の断片に苦しまなくてよくなるんだろう。
どうしたらそんなこともあったね…と穏やかに話せるようになるんだろう。
忘れてしまうことと、思い出しても平気になるのはどっちが先なんだろう。
こういう階段を1つ1つ上がっていかないと、本当に平凡で平穏な日々は
我が家には訪れないんだろうか…。
いつだか、どこでだかわからないけど車のタイヤを
パンクさせたらしい。
スイッチの切り替わった彼はここ最近日中車で出る
ことがある。
ちょっと走れば、海沿いなわけでロケーション的には
もってこないなわけだが…日本海ということで天気が悪いと
ちょっと演歌っぽいのかも…。
それでも1日中寝ているのよりは、数倍気分が晴れるものと
思われ、心配だしガソリン代もかかるけど何も言っていない。
私の車の中にタイヤの圧を測ったり、空気を入れる機械
があるらしく、それで調整した後車屋さんに直しに行きたい
とのことだった。
家に帰ると、待ちわびていたらしく、速攻2階から降りてくる。
が、玄関ですれ違っても「おかえり」さえ言わない。
彼のバカ車はうるさい。
だからさっさと行けばいいのに、近所迷惑だよ…と思いつつ
気が付くと出かけていた。
「行ってくる。」さえ言わない。
彼は1つのことに集中すると、それしか見えない。
周りのことは気にしない。
ってか、気が回らない。
それは、病気のせいなのか、それ以前からなのか私にはもう
わからない。
彼が夜になって出かける。
ただそれだけで、自分でもどうしようもないくらいザワザワする。
これは明らかに彼が病気なってからからだ。
また帰ってこないんじゃないのか。
またどっかで事故るんじゃないのか。
また何かしでかすんじゃないのか。
去年の今頃、彼はしょっちゅう友達の家に出かけては帰って
来なかった。
時には連絡もなく。
朝目覚めると、その頃1階で寝ていた部屋を見て彼がいない
その光景に妙に寒々しさを感じて、湧き上がる不安や不信に
必死になって蓋をしていた。
そういえば、途中で迷子になり帰って来られないなんて
こともあった。
思考がまとまらないので、パニックになって電話をかけてきて
あれこれアドバイスしても、自分勝手に判断して尚さら騒ぎになって。
あげくに疲れきって寝てしまい、連絡も取れなくなり…
帰ってきたのは丸1日たっていた。
夜電話が来て、車の不調を訴えているその最中追突されたこもある。
切れずにいた電話から、大きな衝突音とぶつけた相手の人の声。
彼が答えるまで、ずーっと名前を呼び続けた。
そして、答えがやっと返ってきた後しばらくして救急車のサイレンが
聞こえた。
思い出すだけでも、ザワザワする。
そして、1つ思い出すとどんどん湧き上がってくる負の記憶。
とうとう彼が出かけて1時間待てずに電話してしまった。
「どう?」とたずねると
「今終わったところ。」と答える。
その声色は落ち着いているようにも思えたが、畳み掛けるように
聞く。
「終わったらすぐ帰ってくるよね?
まっすく帰るよね?」
彼は、
「うん、すぐ戻るよ。」
でも実際戻ってくるまでずっとザワザワしたままだった。
同じようなエンジン音が聞こえると、玄関まで出てしまう。
両手で自分を抱きしめてないと、じっとしていられない。
そんな私を娘はじーっと見ていた。
いつになったら、こんな記憶の断片に苦しまなくてよくなるんだろう。
どうしたらそんなこともあったね…と穏やかに話せるようになるんだろう。
忘れてしまうことと、思い出しても平気になるのはどっちが先なんだろう。
こういう階段を1つ1つ上がっていかないと、本当に平凡で平穏な日々は
我が家には訪れないんだろうか…。
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