鬱 のち 躁 …

(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

会話

2012年06月22日 | 日記
病院で出る薬が効いているのか、それ以前の私のブチ切れ(病気を含む)が
聞いているのか、過眠はとりあえずにしても、彼は少し落ち着いているような
気がする。

昨日も書いたが、この病気になってイライラもフラフラ(出歩く)も、かつ
ボロボロ(泣く)こともなく長期に過ごせているのは珍しい気がする。

ただし、その胸中には常に不安が鎮座し、押しつぶされそうになっているらしい。

今日そう話してくれた。


ここ何日か、私と娘と一緒に起きると、台所で弁当と朝ごはんを用意する
私の隣で、昔娘が小さいときに使っていた踏み台に座っていることが多い。

夕飯を食べないことが多いせいか、お腹がすいているのだろう。

その踏み台に座って、ご飯を食べる前にバナナを食べたり、お菓子を
つまんでみたたり…。

今日は、家で取れた曲がったきゅうりをばりばり食べていた。

際限なく食べそうなので、適当なところで

「そろそろやめたら?」と言うと、

おずおずと未練を残しながらも食べるのをやめる。

またちょっとしてから、ちょこっと食べることもあるけど。

そんな時間にちょっとづつ話をするようになった。


この先どうなっちゃうんだろうって不安。

そんな不安に押しつぶされそうになるって。

だから、少しでも寝ていたいんだって。


なるたけ、説教やら押し付けにならないように気をつけならが

「不安はさらなる不安を呼ぶから…。

 先を不安がるよりも、過去を悔いるよりも、今できることを

 今したいことを考えようよ。」

と言ってみる。


以前はゲームばかりしていたが、今はそれもやらない。

やれないって言うほうが正解か。


「今、家でできることで何がしたい?」と聞くと

「顔洗ったり、お風呂はいったり…。

 お帰りなさいを言ったり…。

 ○○(私)の手伝い…。」


最後のは思いっきり取ってつけたようではあるが、少なくても
私がして欲しいと思っていることは理解しているらしい。

どうせだから…と思い、

「じゃ~、パンにマーガリン塗って。」とお願いしてみる。

不器用そうに塗るその手元を見ながら

「今、なんか考えてる?」と聞くと

「別に…。」と答える。

「そうやって、何かやっていれば不安がちょっとだけまぎれたりしない?」

と聞くと、

「う~ん、そうでもないかな…」と答える。


そのあと簡単なことを頼みながら、娘と一緒に食卓まで運んでもらう。


たった、これだけの、時間にしたらほんの短いやりとりだけれど
会話として成立しているような気がする。

家族として成立しているような気がする。


このままツレ鬱の映画のように冬眠から覚めた白熊が少しだけでも
元気を取り戻せたらいいのに…と思ったりしている。




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2 コメント

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Unknown (てら)
2012-06-23 22:17:09
お久しぶりです。

旦那様の病状に大変苦労されているようですね。

まずはご自分と娘さんのお身体と生活を一番大切にしてください。

人の感情と思考は取り扱いが大変難しいと思います。ずっと苦労されているとおもいますので、既に分かっていますが、病気の問題でもあり、本人の気質の問題でもあり、薬の影響でもある反応に、あまり強く振り回されないようにしていただければと思います。

僕自身はI型ですが、少しづつでも自分を取り戻せている感触はあります。でも、不安定で薬を多く飲んでいる頃の自分の思考や感情は、覚えていますが、自分の通常の思考回路とは全く違うものでした。
 僕自身はそれも自分の一面だったと受け入れていますが、人格が変わったと受け取られる方もいるかもしれません.
 いずれにしろ、本人の人格とは関係ないと事なので、ある程度ほっとくぐらいがいいと思います。 

 どの道を進んでもブログ主さんと娘さんが少しずつでも幸福になられる事をお祈りしています。
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ありがとうございます。 (本人)
2012-06-25 10:53:24
てらさんへ

ご無沙汰しております。
またコメントいただき、ありがとうございます。

そうですね…。
私も自分のブログを読み返すことがあって…
客観的に読んだら、エラク苦労してるって思いました。
自分でもよくやってるな…って思ってもみたりしましたけど。
(苦笑)

それでも段々と距離を取れるようになってきたと
思っていたのですが、まだまだですね。
それでも、まだあきらめないでいたいと思っています。

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