乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

職人   永六輔著  岩波新書 新赤版 464

2007年06月12日 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真は中国雲南省の大理野藍染。少数民族の女性職人が、掛で色を定着させているところか・・・なんとも地道な仕事。出来上がりは美しい・・・)

 

記録だけ 2007年度 61冊目                 

 

 

     職人 

                                            

 著者  永 六輔

 岩波新書 新赤版 464

 1991年9月20日    

 210ページ 650円+税  

 

 六月十二日。今日も三冊の本をぼんやりと読んでいた。

 一冊目は『職人』

 1時間余で読める娯楽新書。

 内容は・・・・・・まあ、楽しめたかな・・・

 

 

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冠婚葬祭  岩波新書 新赤版  宮田登 著 (興味深い一冊でした)

2007年06月11日 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

(写真は、人生を感じる?隈取されたお面の数々。下には、

  梅川インベーダー

  石川・・・五右衛門

  片岡アラカルト

  中村ルーレット

  澤村プリクラ

  坂東モグラ太(たたき)

などの『まねき』が掛けてあり、見事な歌舞伎パロディに、一瞬見とれてしまった。但し、仁左衛門さんに似たような美形の面はないことを、付け加えておきたい。

 理屈抜きに、ゲームセンターなのに、素敵・・・。

 大阪の『曽根崎心中』で有名なお初天神近くの曽根崎町の繁華街。すぐ近くには大きなビルがそびえる中、ゲームセンターや飲み屋さんが建ち並ぶ。今は煩雑な街だが、ここがその昔、心中の森だったとは信じられない・・・

 

 

記録だけ 2007年度 60冊目                 

 

 

     冠婚葬祭 

                                            

 著者  宮田 登

   東京教育大大学院博士課程終了

    民族学専攻

    1999年当時 神奈川大学教授・江戸東京博物館客員教授

 岩波新書 新赤版 630

 1991年9月20日    

 198ページ 660円+税  

 

 六月十一日。今日は本をぼんやりと読んでいた。

 二冊目は『冠婚葬祭』。

 この本は内容がとても興味深く、面白かった。

 知らないことが数多く書かれていたが、言葉使いが美しく、読みやすい。

 内容が深いので、宮田登氏の他の本も是非読んでみたい。

 

 

 ところで宮田登氏って、すでにお亡くなりになられていたようで、とても残念です。ご冥福をお祈りいたします。

 

 宮田登氏に興味を持ったので調べていたら、内容の充実したHPを見つけましたので、記録しておきたいと思います。

宮田登先生追悼:当時の一学生として
静岡県立大学国際関係学部 湖中真哉さん HP ↓

http://africa.u-shizuoka-ken.ac.jp/j/Essays1/Miyata.html

 

 恥ずかしながら、宮田登氏の本に初めて出会い、興奮気味の私。早速家族に問うてみた。

 この宮田登氏という民族学者は、相当有名だったらしく、家族に話すと、「知っただけでも、良かったじゃないか・・・そもそも宮田登という人物は天才で、・・・・・・・・・。」

と、小一時間、いや、それ以上、宮田登氏に話から『この世とあの世の境界線』の話に至るまで、話し込んでくれる。

 二人でバーボンを飲みながら、家族の講釈に付き合ったが、何冊か読みたい本を手に入れる約束にこぎつけた。

 氷がいやにひかりを放ち、セペア&オーレオリンがカラカラと声高に笑う。

 ラッキー。

 私は幸せである・・・。

 

 

 

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近松門左衛門   新潮古典文学アルバム 19

2007年06月11日 | 近松門左衛門

 

(写真は大阪の『曽根崎心中』で有名なお初天神。去年の11月に写す。)

 

記録だけ 2007年度 59冊目                 

 

 新潮古典文学アルバム 19 近松門左衛門

                                                    

 著者  原 道生

      橋本 治

 日本放送出版協会出版 

 1991年11月10日    

 111ページ 1300円+税  

 

 六月十一日。体がだるいので、本をぼんやりと読んでいた。

 一冊目は『近松門左衛門』。

 歌舞伎でなじみの話が多く載せられており、興味深い。

『国性爺合戦』の『浮世絵(三代歌川豊国画・国立劇場蔵)』や『番付(早稲田大学演劇博物館蔵)』、『絵番付(奈良女子大図書館蔵・享保期再演時のものか・・・)』などのわくわくするような素量が載せられている。

 中でも目をひいたのは、『国性爺合戦(正本・東洋文庫蔵)』(P.81下図)

 上は大判の美濃紙を用いた献上本とのこと。この資料は感激した。

 

 他にも面白い内容が多く、例えば一例として、なじみの壬生狂言『桶取』の現在の舞台写真と、『傾城壬生大念仏』の狂言本挿絵(国会図書館蔵)を見比べるのも楽しい。

 家にいながら、気楽に博物館めぐりをしているような楽しい錯覚さえさせてくれる。

 説明は少ないが、資料がたっぷり。人形浄瑠璃や歌舞伎役者など(例えば仁左衛門さんや先代鴈治郎さんなど)の写真もあり、満足のいく一冊だった。

 ああ、楽しかった・・・

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プレステージ   監督・脚本 クリストファー・ノーラン『メメント』 原作『奇術師』

2007年06月10日 | 映画

(写真は中国雲南省麗江の舞台『麗水金沙』。女性の衣装はミャオ族。花魁のような被り物はとても印象的で、美しい。)

記録だけ

   THE PRESTIGE プレステージ 

 

 満足度 ★★★★☆

 お勧め度 ★★★★☆

 話の展開 ★★★★★

 映像美 ★★★☆☆

 デビッド・ボウイが出ていたよ~ ★★★★☆

 スカーレット・ヨハンソンが出ていたよ~ ★★★★☆

 

 2006年 アメリカ 130分

 

 原作 クリストファー・プリースト

     『奇術師』  (世界幻想文学大賞を受賞)

 監督・脚本 クリストファー・ノーラン 『メメント』

   乱鳥の『メメント』感想はこちら↓

 http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/8b08e9a9b72987251439e31aaf243ccc

 

 キャスト

  ヒュー・ジャックマン 

 クリスチャン・ベール 

 スカーレット・ヨハンソン 

  もう少し演技が絡んでいるともっと良かったかも・・・

  邪魔にならないあっさりとした存在感

  それにしても彼女は美しい・・・

 マイケル・ケイン

 デビッド・ボウイ                                        

  デビッド・ボウイさん、ちょっと太ったか・・・

  知性的でぴったりの役だが、出番が少ない・・・

  声が響き、語り口調が美しい・・・やはり今もって、スターマンだね。

  

 

 昨日に続いて、映画を見に行く。

 この映画も昨日(6月9日)公開だったんだ。

 マジックが好きな家族は、いそいそと映画館に向かったが、いざ映画が始まってみると、ミステリー&サスペンス映画。

 それもそのはず、『メメント』の監督。

 知っていたけれど、言わぬが仏・・・

 折角二日も続けて機嫌よく、「映画に行こう・・・」と誘ってもらったんだから、いそいそと夫の左をついて歩いたのは、いうまでもない。

 ただ、もう少し、マジックシーンが多いかなと思っていたので、少し期待はずれ・・・夫は、少しがっかりしていた。

 

 映像は茶色ベースで色調をまとめてはいたが、ひとひねり足りない。

 昨日観た『300』の映像が芸術作品のような美しい色と構図だったので、なんだか少し物足りない感じがした。

 

 話はとても面白かった。

 最後まで見て、よくできた起承転結に拍手を送りたい気分。

 素晴らしい話の展開だと思ったら、原作の『奇術師』 は世界幻想文学大賞を受賞していたとのこと。

 どうりでうまく練られている。

 ただ新聞の、『裏の裏をかけ』という言葉に気をとられ、見逃すまいと緊張してみていると、ある意味 話が単純な気がしてくるかも・・・気楽に観た方がいいかもしれない。

 

 この映画は話のあらすじを知ってから観ることはお勧めしない。

 私のように前知識なく、ぶらりと映画館に向かった方が楽しめる映画の一つだと思う。 

 

 ここではあらすじは省かせていただきます。

 

 

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300  ★★★★★ or ★☆☆☆☆ 

2007年06月09日 | 映画

記録だけ

  300

 

 

『歴史』や『事実』 ★☆☆☆☆

ペルシャの描き方 ★☆☆☆☆

 

絵画的な描き方 ★★★★★+★★★

 古典主義やシュール的な描き方が見事。

 特に好きだった絵は二場面。

 ①『木に掲げられた死体の数々』(シュール的な描き方)

 ②『王や兵士たちが地に死に絶えた満との赤と、中央の王の体の曲がり方、全体の構図』

歌舞伎の手法 ★★★★★

 ペルシャ軍の衣装

 ペルシャ対ギリシャの かたまりの構図

 『だんまり』的な動き

 形

 メークがギリシャは人間的、ペルシャ(ハシャーヤール王)は人工的で歌舞伎の白塗と、(ペルシャ帝国の王というより、インド・アフリカ系の人物のように描き)歌舞伎の赤い顔(悪者)のように感じさせる。

黒澤作品的な匂い ★★★★★

 色々な場面で、意識した映像や構図、描き方がみられた。

迫力 ★★★★★

女性と男性の持つ肉体美 ★★★★★

映像美 ★★★★★

色彩美 ★★★★★

構図 ★★★★★

音楽 ★★★★

形の決め方 ★★★★★

現代演劇の手法 ★★★★★

バレエ的な動き ★★★★★

ペルシャとギリシャの女性の描き方 ★★★★★

 

 

 2007 アメリカ 117分 R-15

 原作  フランク・ミラー

 監督・脚本 ザック・スナイダー

 

 キャスト

 ジェラルド・バトラー 

 レナ・ヘディー 

 デビッド・ウェナム 

 ドミニク・ウェスト

 

 

 

 家族と『300』を観に行く。

 予想通り 家族は、

「アメリカサイドのヨーロッパ贔屓。アジアを馬鹿にしている。」

「イランを歪曲にしたつくりだ。」

と、ご立腹。

 

 夫に言われるとおり、この映画は、『歴史』や『事実』で観るのか、『映像美』や『面白み』の どちらでとらえるかによって、大きく二極する作品だと思う。

 

 人類最古の文明を持つイラン人を歪曲した部分が多く、気になる。

 一方、『ナルシストぶり』(ハシャーヤール王のナルシストぶり=イラン人は、自分が大好きだと効いたことがある)や 『イラン人の賢明さ』を否定しきれない作品つくりに、イランの好きな私としては、静かな笑いがこみ上げてくる。これは、アメリカ側(ハリウッド)の誤算か・・・

 諸事情のある昨今、一般人に影響力の大きい映画という手段を使って、イラン文明の真の姿を破壊し、反イラン感情を煽ろうとしているようにも感じる部分は、危険だとも感じる。

 

 観る人によっても、また見る(考える)角度によっても、感じ方が大きく変わる。

 好感の持てる部分と否定したい部分が複雑に絡みあう。評価が大変難かしく、考えさせられる映画だったといえよう。

 

 

 申し分けございませんが、ここではあらすじは控えさせていただきます。

 

 

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シルクロード おもしろ商人スクラップ

2007年06月09日 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真は中国・雲南省の麗江にある市場。)

 

記録だけ 2007年度 58冊目                 

 

 シルクロード おもしろ商人スクラップ

                                                    

 著者  浜井幸子

 情報センター出版局 

 平成元年年8月25日    

 190ページ 1500円+税  

 

 写真と絵、手書き説明満載。雑誌気分で楽しめる。

 絵はどう見ても、写真を後でペン描きしたもので、空間の空気の流れは感じられない。

 最後まで同じ乗りで、職種が変わらなければ、後半 興味は薄れるのが残念。

 著者の食べ物に対しての貪欲な好奇心は好きだ。

 素敵な人生をあるまれている著者に、羨ましささえ感じる。

 

 ウイグル族のバザールや商い、食べ物が手に取るようにわかる。

 将来、回族の多い ここの地は、是非訪れたい。

 中国とイラン・トルコの古い文化が残り、非常に興味深い。

 

 

 

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ボーン・コレクター  デンゼル・ワシントン アンジェリーナ・ジョリー

2007年06月09日 | 映画

記録だけ

 

    ボーン・コレクター

 

 満足度 ★★★★☆

 怖さ   ★★★☆☆

 満足感 ★★★★☆

 お勧め度★★★☆☆

 話の展開★★★★★

 

 アメリカ

 監督 フィリップ・ノイス

 

 キャスト 

 デンゼル・ワシントン

 アンジェリーナ・ジョリー      

 クイーン・ラティファ          

 マイケル・ルーカー    

 マイク・マッグローン 

 

 

 ボーン・コレクターを観るのはこれで二度目。

 観終わった後、実にスカッとした。 

 

 話が面白い。

 適度に、人間の目線で怖い。

 途中で出てくる 古い本『ボーン・コレクター』の印刷が美しい。

 そして愛を感じる『手』が美しい・・・怖さ屋恐怖感の後、この手によって、観終わった後に、『ほっ』と、息つくことができる・・・

 

 ここではあらすじは省かせていただきます。

   

       

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山頭火 何でこんなさみしいかぜふく  早坂暁 日本放送出版協会出版 

2007年06月08日 | 古典全般(奈良〜江戸時代)

(写真は京都の圓光寺の掛け軸。)

 

記録だけ 2007年度 57冊目                 

 

 山頭火 何でこんなさみしいかぜふく

                                                    

 著者  早坂暁(はやさか あきら)

 日本放送出版協会出版 

 平成元年年8月25日    

 189ページ 2000円+税  

 

 6月7日、三冊目は『山頭火』。

 山頭火のイメージに合わせたせいか、はたまた日本放送出版協会出版の為か・・・初版記述が西暦で書かれてないんだな・・・と妙なところに感心する。

 この本も中味をよくみないで選んだせいか、持っていたイメージとは全く違う内容。山頭火の生い立ちや母親のできごとなどは手に取るようにわかった。

 フランキー堺さんのかなり昔のドラマ写真が複数載せられていたが、こちらはみてみたいと感じるドラマだった。

 この本も『江戸狂歌』『マネー川柳』と同様に、気楽に読める娯楽本で、楽しい時間を過ごすことができた。

 

 

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マネー川柳  1億人の悲喜こもごも 『お金の川柳』傑作集 難波利三

2007年06月08日 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真は京都の圓光寺。丸の中に松。

『花の後には松ばかり~、花の後には松ばかり~。あや、めでたや、めでたや~』

『丸(円)の中には、松ばかり~、円は常々待つばかり~。いと、悲しや、悲しや~』

と、あきらめ半分。鼻歌交じりの、今日この頃・・・マネー川柳を読み、こける乱鳥。)

 

 

記録だけ 2007年度 56冊目                 

 

 マネー川柳  1億人の悲喜こもごも 『お金の川柳』傑作集

                                                    

 著者  難波利三(なんば としぞう)

 JCFA発行 

 2001年4月20日    

 187ページ 1100円+税  

 

 6月7日、二冊目は『マネー川柳』。

 中には共感でき、面白いものも載せられていた。

 

 無法者 読むより詠みたい 『マイ川柳』

 

 

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古典を読む 江戸狂歌  なだいなだ 岩波書店  同時代ライブラリー

2007年06月07日 | 古典全般(奈良〜江戸時代)

(写真は京都の圓光寺の掛け軸)

 

記録だけ 2007年度 55冊目                 

 

  古典を読む  江戸狂歌

                                                    

 著者  なだいなだ

 岩波書店  

 同時代ライブラリー

 1997年3月14日    

 194ページ 900円+税  

 

 6月7日。

 熱くて体がだるい。昼食を家族と外食した外は、ごみだし、庭の片付け、洗濯、布団干し、買い物四ヶ所、図書館、夕食の支度だけ。

 主婦のサボり・・・

 後ろめたさもなんのその、庭を眺めながら、一日中本を読むこと三冊。

 夕食を食べた後は、歌舞伎二演目を楽しむ。

 今日はすこぶる気分が良い。

 たまには充実日ということで・・・

 

 本日一冊目は『江戸狂歌』

 狂歌も好きな私。少し期待していた内容とは異なる。まあ時間つぶしにはなった。

 楽しかったとでも言っておこう・・・

 

 

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レ・ミゼラブル  リーアム・ニーソン ジェフェリー・ラッシュ  ビクトル・ユーゴー作

2007年06月06日 | 映画

(写真は『渦巻論法』。はまりこんで、渦の中へ中へと引き込まれざるを得ない状況下におかれても、あるときふと抜け出せることがある。高校生の頃、安部公房全集を読み、ふと感じた『渦巻論法』が、この『レ・ミゼラブル』は具体的で写実的に当てはまる。いずれ児童書ではなく、原作も読んでみたい。) 

 

記録だけ 

   レ・ミゼラブル

 

 満足度 ★★★★★+★★★

 感動度 ★★★★★

 色彩 ★★★★★

 重厚さ ★★★★★

 時代性 ★★★★★

 お勧め度★★★★★

 

 

 原作 『レ・ミゼラブル』1862年刊

   ロマンティシズムと共和主義とが、主人公の博愛主義野なかに混然と融合した大作。

                               (ブリタニカ国際大百科事典引用 ) 

 著者 ビクトル・ユーゴー

 

 

 1998年 アメリカ・デンマーク 133分

 監督 ビレ・アウグスト

 

キャスト 

 リーアム・ニーソン    

 ジェフェリー・ラッシュ    

 ユマ・サーマン    

 クレア・デインズ

 

 

 良かった。大変満足させられる映画の一つ。

 楽しめる家、質も良く、もう一度みてみたいと思わせる作品だ。

 

 当時のフランスの時代背景をさらりと描く中、人間本来の生き様や信念、愛、善、信仰 そして葛藤などをも巧み且つ見事に描き上げた秀作の一つ。

 

 観ながら、ことあるごとに、

『ああ、無情・・・』

と内心つぶやく私。

 

 観終わったあと、家族は『レ・ミゼラブル』三冊と児童書を読んだとのことで、

「懐かしい、懐かしい・・・」

と連発。

 私は児童書を読んだことはあるが、前半に力が入ったもので、今回の映画は後半部分が真新しく感じた。はたまた、後半を忘れていたのだろうか・・・

 いずれにせよ、私にとってはとても好きな映画の一つでした。

 

 

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乱鳥、感謝をこめて

2007年06月04日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

 

     乱鳥、感謝をこめて

 

 皆さん、ありがとう ございます。

 5月3日付け(1日)で、初めて300名以上の方の御訪問をいただくことができました。

 自分の記録を思うがままに進めている 頼りないブログですが、こんなに多くの方たちに閲覧いただけるとは、思いもよりませんでした。

 心より感謝いたします。

 

 唐突ですが、以前 読書記録していました『中国のマザーグース』の和訳唄・注釈をなさっている星野高司氏(マザーグース学会会員)のとても楽しいHP、『ようこそ斗酒庵茶房』を紹介させていただきたいと思います。

 http://homepage2.nifty.com/CHARLIE-ZHANG/MAIN.html

 乱鳥、星野高司氏にコメントをいただいたことがあり、少々舞い上がった時期もございました。

 

 ブログを初めて一年あまりたちますが、ブログを通じて色々な皆様方のコメントやTBを頂戴し、楽しい時間を過ごさせていただいています。

 また ご閲覧をいただいております皆さんも、ありがとうございます。

 好き勝手に書きなぐっておりますので、お気づきの点や間違いなどをお知らせくだされば ありがたいです。

 これからも宜しくお願いいたします。

 

   

   ↑2006年6月5日イメージの自画像

 

 

 

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着信アリ   柴咲コウ 堤 真一 石橋連次 岸谷五朗 

2007年06月03日 | 映画

(写真は 川沿いの 木 二本)

   着信アリ

 

 満足度 ★★☆☆☆

 怖さ ★★★☆☆

 お勧め度 ★★★☆☆

 話の展開 ★★★★☆

 

 2003年 日本 112分

 

 原作 秋元 康

 監督 三池崇史

 

キャスト

 柴咲コウ      

 堤 真一 

 石橋連次

 岸谷五朗  他

 

 話の筋書きは 結構単純だが、うまく練られている。

 キーポイントは『古ぼけた写真』。

 ここでほぼ最後まで、話はわかる。

 内容は単純だが、適度な怖さを楽しむことができる。

 ただ、いつも美しい柴咲コウさんの顔が、あまりにも怖い。

 

 石橋連次さんの署内でキャンディーボックスを差し出すシーンは、内容からして洒落ている。

 

 もうこのくらいで、話はストップ。

 見てのお楽しみということで・・・

 

               どんとはらい。

 

 

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我が心のオルガン   イ・ビョンホン (韓国ドラマ・記憶中的風琴)

2007年06月03日 | 映画

(写真は岡山のアイビー・スクエア近くで)

 

   我が心のオルガン (記憶中的風琴)

 

 満足度 ★★★★★

 感動度 ★★★★★

 時代性 ★★★★★

 イ・ビョンホンが出ていたよ~ ★★★★★

 映画の丁寧さ ★★★★★

 話の展開 ★★★★☆

 

 1999年 韓国 116分

 監督 イ・ヨンジェ

 

 キャスト 

 イ・ビョンホン 

 チョン・ドヨン 

 チョン・ドヨンのお母さん役 

 子どもたち 

 

 子どもと一緒に、夜中三時過ぎまで『我が心のオルガン』を観ました。

 多分、、(私の知らない時代ですが)

「日本の1960年代みたいだね。」

と二人で話し合っていたのですが、

後で調べると、韓国でも1960年だったのですね。

 ちなみに チョン・ドヨンさんについても

「十七、八歳でしょう…」

と語りあっていたら、やはり十七歳とのこと。

 まわりの子どもたちも少し年齢をアップして、細やかな作品作りをなさっていました。

 

 子どもたちの何気ない無邪気な表情や仕草。山間部の生活、親子関係。見世物(?)などが生き生きと映しだされる。小学生高学年の女の子の心情の揺れ動く様などが丁寧に描かれ、好きな作品でした。

 満足しました。

 

 二十一歳という若い新任の男前先生が村に訪れた時の入り口の守り神のような、ポール一対(二本)。

 村を去るときも守り神はしっかりと映し出される。

 この守るが身は二人の将来を見守っているように感じました。

 

 キーポイントはレコード(LP)。もうこれ以上はいいますまい。

 話は思った通りに 初めから最後まで展開してゆき、気持ち良く楽しませていただきました。

 

 韓国ドラマに暗い私が、感想を述べるのはおこがましいので、今回はあらすじ、感想 共に省かせていただきます。

 

 

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ルパン  ジャン・ポール・サロメ監督 (フランス・イタリア・スペイン・イギリス合作映画)

2007年06月02日 | 映画

(記録だけ)

  ルパン 

 

 満足度 ★★★★★

 楽しめ度 ★★★★★

 色彩美 ★★★★★+おまけ★★★

 画面の構成 ★★★★★

 話の展開 ★★★★★

 時代性(衣装や景色、室内装飾) ★★★★★

 お勧め度 ★★★☆☆

 

 フランス・イタリア・スペイン・イギリス合作

 

 原作 モーリス・ルブラン

 監督 ジャン・ポール・サロメ

 

 キャスト 

 ロマン・デュリス

    ルパンのイメージにぴったり

 クリスティン・スコット・トーマス

    美しい…

 

 幼い頃、多少なりとも手にした『怪盗ルパン』シリーズ。

 モーリス・ルブランだなんて、なんて懐かしいこと…

 中・高生から現在に至るまでかなりの『ルパン三世』好きの私。

 案の定 子どもが、

「先日の映画って、『ルパン三世』じゃなかったの?」

と、とぼけた声で質問してきたので、ここぞとばかり、

「色彩の美しい、普通の映画よ。」

な~んて、知ったかぶりをしたが、実際にはこんなに素晴らしい映画とは、想像もしていなかったんだ。

 画面の1コマ1コマがまるで油の名画を見ているようで美しい。

 映画を観ていると、何となく居心地が良くて、落ち着いた気分。

 映画全体が品良く、重厚な雰囲気を漂わせている。

 まるで美術館か図書館にいるようなリラックス度を味わうことができる。

 この映画を観て、私の大好きなジェラール・フィリップの映画を、可能な限り、ねこぞぎ観てみたくなった。録画済みの何度も観た彼の映画を、近日中に見てみたいものだ…

 

 この作品はルパン生誕100周年記念映画とのこと。

 

 最後の実子に対する思いやる行動は見所…でも、あらすじはあえて省かせていただきましょう…

 

 

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