乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

近世のこども歳時記 -村のくらしと祭り-   宮田登 文 太田大八 絵(歴史を旅する絵本)  

2007-06-14 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真は今年庭に咲いた桜。さくらんぼも たわわに実り、今は葉桜。)

 

記録だけ 2007年度 64冊目                 

 

 

  歴史を旅する絵本 近世のこども歳時記 -村のくらしと祭り- 

                                            

 宮田 登 文

 太田大八 絵

 岩波書店

 1990年2月8日    

 56ページ 1699円+税  

 

 絵本『近世のこども歳時記 -村のくらしと祭り-』をみた。

 この絵本、こどもだけに向けたものではなく、最後の方に親や大人などに向けた解説が しっかりと書かれている。

 宮田登著の『冠婚葬祭』を凝縮したようなこの絵本。こどもにも楽しめるわかりやすさだが、内容は深い。宮田登さんのまじめなお人柄がうかがえる感じがする絵本。

 

 この絵本の舞台は、北関東のありふれた農村。

 12歳の少女の目を通して、昔の平均的な日本の風習や考え方などが、絵と文を通してわかりやすく作られている。

 小さな子にも、それを読んであげる大人たちにも、一流の民俗学に触れる機会を与えてくれる、素敵な絵本。

 

 絵は太田大八さんという方が担当。この本の絵は泥臭く、日本的。若干懐かしさも感じるが、好きな画風ではない。

 私の好きな絵本作家のひとり、梶山俊夫さんの絵に似てないこともないが、色使いや筆の流れは全く違う。そういうと、そろそろあまがえるも出てきる季節か・・・(笑)

 

 

 乱鳥の『冠婚葬祭』宮田登著、感想↓http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/650b65fddd7f45402ae5b8c9552f0a62

 こども図書館ドット・コム↓宮田登文 『近世のこども歳時記 -村のくらしと祭り-』 説明のページ http://kodomotoshokan.com/p2-book/kinsei.html

 

 

コメント (8)
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