乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『博奕十王』 50分 2014年  出演:市川猿之助 市川弘太郎 市川猿四郎 市川男女蔵

2020年05月02日 | TVで 歌舞伎・能楽

  『博奕十王』 50分 2014年

 本日見た歌舞伎は、 『博奕十王』
 この舞台はTVで二度目かしらん^^
 (https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/15f221cc3cc07bf693d35f626103517f)
 50分程度で短いわ楽チンだわ(笑)

 現猿之助の舞踊に、
「あ! うまいじゃん!」
と 感嘆符!

 楽しい時間を過ごすことができた^^



出演:市川猿之助 市川弘太郎 市川猿四郎 市川男女蔵
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文政十四年辛卯春正月吉日新編 曲亭馬琴自叙 印  向(こう)ハ、明俗(みようと)の、浮世物真似(うきよものまね)いふものかきて

2020年05月02日 | 滝沢馬琴


     『新編金瓶梅』一巻 序文 文政十四年辛卯春正月吉日新編 曲亭馬琴自叙 印 
     向(こう)ハ、明俗(みようと)の、浮世物真似(うきよものまね)いふものかきて 云々


向(こう)ハ、明俗(みようと)の、浮世物真似(うきよものまね)いふものかきて、巧(たくミ)なる條理(すち)ハ一箇(ひとつ)もなく、彼(いか)の乱(らん)朝悪(ちやうあく)
俗(ぞく)の情態(じやうたい)をよく写(うつ)せしのミ彼(いかの)書(しよ)舶来(はくらい)せしより以来(このかた)、書名(しよめい)斬ゞ(ゆう/\)此間(このあいだ)に高(たか)
かり、こをもて、雅俗(がぞく)只(たゞ)その書名(しよめい)を知れども、得(ゑ)てよく読(よミ)ものあること稀(まれ)也、見(げ)に彼(かの)
書中(しよちう)にハ方言洒落(ほうげんしやらく)ほのめかしたれどもあるに、且(かつ)通俗(つうぞく)の訳文(やくぶん)なし、彼(かしこ)の俗語(ぞくご)に
疎(うと)きもの、読(よめ)ねば知(しら)ぬを論(さと)し顔(かほ)に、彼(かの)書(しよ)縁(よ)りて戯(たハむ)れに今(いま)是策子(そうし)を著(あらハ)せ
とも敢(あへて)鳳州(そうしう)の頻卑(ひそミ)に做(なら)ハず、この編(へん)発端(ほつたん)八巻(やまき)のごときハ、素(そ)より彼書(かのしよ)になき所(ところ)、
或予(ミなよ)の意匠(ゐせう)に出(いで)たるハ、是(これ)より下(しも)もその猥藝(わいちゆう)の、甚(はなはだ)しきハ、刪(けづり)去(さり)て易(かゆ)るに奨善(しやうぜん)の
話説(ものがたり)を以(もって)し、その取(と)るべきハこれを取(と)り、おもしろからぬ所(ところ)を放下(ほか)して、別(べち)に新(しん)研(しやこうう)うぃ發す
もの也(なり)。この故(ゆゑ)に翻案(ほんあん)筆(ひつ)削(さく)、総(すべ)て傾城水滸伝(けいせいすいこでん)と同(おな)じからず、具眼(ぐげん)の看官(けんぶつ)、知(ち)
音(いん)の諸君子(しよくんし)、甘(あま)し戯(から)しを舐(なめ)とゞろミて、作者(さくしや)の用意(ようゐ)を知(し)ることあらず、亦(また)九三冊(くささう)
子(し)をもて見なことなく、和漢(わかん)その差(しな)あるをおもハん、
 文政十四年辛卯春正月吉日新編 曲亭馬琴自叙 印



條理(すち)
一箇(ひとつ)
彼(いか)(いかの)(かの)(かしこ)
以来(このかた)
斬ゞ(ゆう/\)
策子(そうし 草子、草紙)
鳳州(鳳県(ほう-けん)は中華人民共和国陝西省宝鶏市西南端に位置する県で古代は鳳州と呼ばれていた。 wikipedia)
做(サク サ つく(る) な(す))
八巻(やまき)
刪(「冊」に、りっとう。 けづる。 「改刪(カイサン)」、「刪潤(サンジュン)」、「刪除(サンジョ)」、「刪定(サンテイ)」)
話説(ものがたり)
放下(ほか ほうか)
別(べち)
研(しやこうう)
發(発)
翻案(ほんあん)
看官(けんぶつ)
戯(塩辛い、しおけ、 「甘(あま)し戯(から)し」)
とゞろミて(とゞろミ は、漢字)
九三冊(くささう)子(し) (草双紙 くさそうし))
差(しな)

 
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