乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『The Tooth and the Nail 復讐のトリック』2017年 韓国 109分 監督:チョン・シク、キム・フィ

2020-05-22 | 映画

 

 『The Tooth and the Nail 復讐のトリック』2017年 韓国 109分 監督:チョン・シク、キム・フィ

 

 韓国映画の『The Tooth and the Nail 復讐のトリック』を見た。

 逆光や光の捉え方が美しい。

 画面及び話の展開重厚。私は興味深く感じた。

 最後の三度の繰り返しの言葉(内容)、

「僕が彼女を愛したんだ…(要約)」

としたしみじみとした台詞(字幕)と表情が印象深い。

 

 今回も記録のみにて失礼いたします。

 

以下はwowow公式HP ▼

  • 監督
    チョン・シク
  • 監督
    キム・フィ
  • 脚本
    チョン・シク
  • 脚本
    イ・ジョンホ
  • 撮影
    ユン・ジョンホ
  • 音楽
    キム・ジュンソク
  • 音楽
    キル・チャンウク

死体なき奇怪な殺人事件をめぐって、息詰まる法廷ドラマが展開。やがてその背後に浮かび上がる事件の意外な真相とは? 「天命の城」のコ・ス主演の韓国製娯楽サスペンス。

1947年、韓国のソウル。ある晩、凄惨な殺人事件が起きたと匿名の通報があり、現場に駆けつけた警察は切断された指を発見。遺体は既に火炉の中ですっかり焼き尽くされていた。お抱え運転手のチェ・スンマンを殺害した容疑で資産家のナム・ドジンが逮捕されて、やがて裁判が始まり、遺留品や複数の証人をもとにドジンの有罪を立証しようとする検事と、無罪を主張するドジン側の弁護団との間で激しい攻防戦が繰り広げられていく。

 

役名 役者名
イ・ソクジン/チェ・スンマン コ・ス
ナム・ドジン キム・ジュヒョク
ソン・テソク パク・ソンウン
ユン・ヨンファン ムン・ソングン
チョン・ハヨン イム・ファヨン
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『絵入 好色一代男』八全之内 巻一 六 煩悩(ほんのう)の垢(あか)かき 【1】十六丁オ 井原西鶴

2020-05-22 | 井原西鶴



 絵入  好色一代男   八前之内 巻一  井原西鶴
 天和二壬戌年陽月中旬 
 大阪思案橋 孫兵衞可心板



  『絵入 好色一代男』八全之内 巻一 六 煩悩(ほんのう)の垢(あか)かき 【1】十六丁オ 井原西鶴

 

十三夜の月、待宵(まつよい)めいげつ、いつくハ、あれと須磨(すま)は

殊更と、波(なみ)爰元(こゝもと)に、借(か)りきりの小舟(こぶね)、和田(わだ)の御崎

をめくれは、角(つの)の松原塩屋(まつはらしおや)といふ所ハ、敦盛(あつもり)をとつて

おさえて、熊谷(くまかへ)が付さしせしとほり、源氏酒(けんじさけ)と、たハ

ふれしもと、笑(わら)ひて、海(うみ)すこし見わたす、浜庇(はまひさし)に

舎(やど)りて、京よりもたさる、舞鶴(まいつる)花橘(はなたちはな)の

口をきりて、宵(よい)の程ハなくさむ業(わざ)も、次第(したい)に、月さへ

物すこく、一羽の声(こゑ)ハ、つまなし鳥かと、なを淋(さい)しく

一夜も、只ハ暮らし難(かた)し、若ひ蜑(あま)人ハないかと、有ものに

まねかせててみるに、髪(かみ)に指櫛(さしくし)もなく、顔(かほ)に何(なに)塗(ぬる)事も

 

十三夜の月、待宵名月、何處はあれど、須磨は

殊更と、波 爰元に、借りきり小舟、和田の御崎

をめくれば、角の松原塩屋といふ所ハ、敦盛をとつて

おさえて、熊谷(くまがへ くまがいか)源氏酒(げんじさけ)と、戯

れしもと、笑いて、海少し見わたす、浜庇(はまびさし)に

舎(やど)りて、京よりもたさる、舞鶴(まいづる)花橘(はなたちばな)の

口をきりて、宵(よい)の程ハ 慰む業(わざ)も、次第(しだい)に、月さへ

物すこく、一羽の声(こゑ)ハ、妻無し鳥かと、尚 淋(さい→さみ 掛詞)しく

一夜も、只ハ暮らし難(がた)し、若い蜑(あま)人ハ無いかと、有(無、有 掛詞)ものに

招かせててみるに、髪に指櫛(さしくし)も無く、顔(かお)に何塗(ぬる)事も

 

源氏酒(げんじさけ)  大辞林

 〘名〙 酒席での遊びの一つ。二組に分かれて、「源氏物語」の巻の名を挙げながら酒杯のやりとりをするものと、源平の二組に分かれて、それぞれの武将の名を名のりながら酒杯のやりとりをするものとの二つの方法がある。源氏酒盛り。

  咄本・私可多咄(1671)一「むかし、かぶきの子共をあつめ、源氏酒(ゲンジざけ)しけるに」

浜庇(はまびさし)

 《万葉集二七五三の「浜久木(はまひさぎ)」の表記を伊勢物語で読み誤ってできた語という》

 (はまびさし)浜辺の家のひさし。また、浜辺の家。多く「久し」の序詞として用いられる。
 「浪間より見ゆる小島の―久しくなりぬ君に逢ひ見で」〈伊勢一一六

蜑(あま) 【海人 蜑】

 魚介をとったり藻塩を焼いたりするのを業とする者。漁師。古くは海辺(あまべ)に属した。あまびと。いさりびと 

 



『絵入 好色一代男』八全之内 巻一 六 煩悩(ほんのう)の垢(あか)かき 

【1】十六丁オ 井原西鶴

十三夜の月、待宵(まつよい)めいげつ、いつくハ、あれと須磨(すま)は

殊更と、波(なみ)爰元(こゝもと)に、借(か)りきりの小舟(こぶね)、和田(わだ)の御崎

をめくれは、角(つの)の松原塩屋(まつはらしおや)といふ所ハ、敦盛(あつもり)をとつて

おさえて、熊谷(くまかへ)が付さしせしとほり、源氏酒(けんじさけ)と、たハ

ふれしもと、笑(わら)ひて、海(うみ)すこし見わたす、浜庇(はまひさし)に

舎(やど)りて、京よりもたさる、舞鶴(まいつる)花橘(はなたちはな)の

口をきりて、宵(よい)の程ハなくさむ業(わざ)も、次第(したい)に、月さへ

物すこく、一羽の声(こゑ)ハ、つまなし鳥かと、なを淋(さい)しく

一夜も、只ハ暮らし難(かた)し、若ひ蜑(あま)人ハないかと、有ものに

まねかせててみるに、髪(かみ)に指櫛(さしくし)もなく、顔(かほ)に何(なに)塗(ぬる)事も

 

十三夜の月、待宵名月、何處はあれど、須磨は

殊更と、波 爰元に、借りきり小舟、和田の御崎

をめくれば、角の松原塩屋といふ所ハ、敦盛をとつて

おさえて、熊谷(くまがへ くまがいか)源氏酒(げんじさけ)と、戯

れしもと、笑いて、海少し見わたす、浜庇(はまびさし)に

舎(やど)りて、京よりもたさる、舞鶴(まいづる)花橘(はなたちばな)の

口をきりて、宵(よい)の程ハ 慰む業(わざ)も、次第(しだい)に、月さへ

物すこく、一羽の声(こゑ)ハ、妻無し鳥かと、尚 淋(さい→さみ 掛詞)しく

一夜も、只ハ暮らし難(がた)し、若い蜑(あま)人ハ無いかと、有(無、有 掛詞)ものに

招かせててみるに、髪に指櫛(さしくし)も無く、顔(かお)に何塗(ぬる)事も

 

 

 

 

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