写真は、『黒塚』
『東海道中膝栗毛 初編』
「揚げ足取り」 ここでは「詞咎め」(ことばとがめ)と記されている。
北 「これ/\お女中、たばこ盆に火を入れてくんな。」
弥二「たばこ盆に火を入れたらこげてしまう、云々」
北 「おめへも詞咎めをするもんだ。それじゃ、日が短い時にやァ、たばこものまずにゐにやァならね。」
言葉咎 (日本国語大辞典)
〘名〙 相手のことばじりをとらえて非難すること。ことばとまげ。
寛永刊本蒙求抄(1529頃)七「詞とがめなどして死はをかしい事ぢゃげに候」