乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

映画: 『マークスの山』7★ 『狗神』7★ 『落下する夕方』7★   題名記録のみ

2011-11-30 | 映画



マークスの山

★★★★★ ★★☆☆☆

   今回で二度目です。 ▼

   映画『マークスの山』1995年 監督 崔洋一  原作 高村薫 中井貴一 萩原聖人 


監督・脚本:崔洋一
原作:高村薫
脚本:丸山昇一
出演:中井貴一 萩原聖人 古尾谷雅人 岸部一徳 名取裕子 小林稔侍
1995年
松竹、アミューズ、丸紅
139分
カラー
直木賞を受賞した高村薫のベストセラーを映像化したサスペンス大作。1976年、南アルプス北岳で5人の若者がある罪を犯す。その秘密は永久に守られるはずであったが、10数年後、それは猟奇連続殺人となって暴露されはじめる・・・。猟奇殺人鬼である青年、命を狙われるエリートたち、一匹狼の刑事の息詰まる攻防をリアルなタッチで描いた名編。






狗神

★★★★★ ★★☆☆☆

監督・脚本:原田眞人
原作:坂東眞砂子
出演:天海祐希 渡部篤郎 山路和弘 淡路恵子 藤村志保
2001年
106分
カラー
四国の山奥にある小さな村。坊之宮家の女が代々受け継いできた狗神様。この坊之宮家は、執り憑かれると食い殺されると村人たちから忌み嫌われる狗神家の家系でありながらも、村で平穏な日々を過ごしていた。そんあある日、村に小学校教師として奴田原晃が現れ、坊之宮家の女・美希と関係をもってしまうのであった。




落下する夕方

★★★★★ ★★☆☆☆


監督・脚本:合津直枝
原作:江國香織
出演:原田知世 渡部篤郎 菅野美穂 中井貴一 大杉漣 国生さゆり 木内みどり
1998年
松竹、テレビマンユニオン、衛星劇場
107分
カラー
リカと同棲中の健吾が、新しい恋人を作って突然部屋を出ていってしまう。だが、まもなく彼と入れ替わりに彼の恋した華子がやってきて、華子を目当てに戻ってきた健吾も加わり3人の奇妙な愛の関係がはじまる・・・。失恋したヒロインの日常とその心の動きを繊細に綴りながら魂の再生を描いた青春ドラマ。江國香織の同名小説の映画化。






 題名記録のみ煮て失礼申し上げます。


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おうちでお芝居:11月後半  恋飛脚大和往来~封印切、仮名手本忠臣蔵~五・六段目、他

2011-11-30 | TVで 歌舞伎・能楽



  おうちでお芝居:11月後半  

    恋飛脚大和往来~封印切、仮名手本忠臣蔵~五・六段目、棒しばり、勧進帳、彦市ばなし、三人形、山吹、夏祭浪花鑑




棒しばり

出演:中村勘太郎 中村七之助
2006年(全3話)
44分
カラー
平成18年1月28日に催された“伝統文化放送十周年記念 新春特別舞踊公演”から、元気いっぱいで若さ溢れる楽しい舞踊「棒しばり」をご覧頂く。狂言の「棒縛(ぼうしばり)」を素材にした舞踊で、次郎冠者と太郎冠者の無邪気ないたずらや愉快な踊りが楽しい演目。岡村柿紅が踊りの名手六代目菊五郎と七世三津五郎のために書いた作品で、その六代目菊五郎の曾孫に当たる勘太郎と七之助の兄弟が次郎冠者と太郎冠者をつとめ、キレの良い動きで技を競い合うのもみどころだ。 (平成18年1月28日・歌舞伎座)





勧進帳

出演:市川團十郎 中村勘三郎 大谷友右衛門 市川高麗蔵 中村松江 大谷桂三 中村玉太郎 中村梅玉
2010年(全2話)
77分
カラー
歌舞伎屈指の名作「勧進帳」を團十郎、勘三郎、梅玉の豪華顔ぶれで 歌舞伎屈指の名作「勧進帳」。源義経という人物は「判官贔屓」という言葉を生み出すほど広く日本人に愛されており、またその家来である武蔵坊弁慶も英雄豪傑として世に名を残しています。本作は、源頼朝から追われる身となり安宅の関にさしかかった義経・弁慶一行と、関守富樫の攻防を描く歌舞伎十八番の傑作。今回は、弁慶に團十郎、富樫に梅玉、義経に勘三郎という絶好の配役で、歌舞伎座さよなら公演の舞台をお送りします。 (2010年/平成22年1月 歌舞伎座)





恋飛脚大和往来~封印切


出演:中村鴈治郎(現・坂田藤十郎) 中村時蔵 市川左團次 澤村田之助 片岡仁左衛門
2001年
85分

「上方和事」の代表作を鴈治郎(現・藤十郎)と仁左衛門のコンビで。 飛脚問屋亀屋の忠兵衛は、得意先に届ける大金を懐に入れたまま、大坂新町の廓にある井筒屋へやってきた。遊女梅川と馴染の忠兵衛は、彼女を身請けしようとするが金の工面が間に合わないでいる。そこへ金を揃えた八右衛門が同じ梅川を身請けしにやってくる。梅川の身請けをめぐって言い争ううち、男の意地にカッとなった忠兵衛は、預かりの大金の封を切ってしまい…。鴈治郎(現・藤十郎)の忠兵衛、仁左衛門の八右衛門、時蔵の梅川、左團次の治右衛門、田之助のおえんで。 (2001年/平成13年11月・歌舞伎座)





彦市ばなし


出演:尾上菊五郎 尾上辰之助(現・松緑) 市川染五郎
1997年
48分

民話の「頓知ばなし」に取材して書き下ろされた木下順二の作品。 ある日、嘘の巧い彦市は、天狗の子を騙して「隠れ蓑」をかすめ取った。しかし、大天狗の怒りを恐れて、釣りをしていても落ち着かない。そこへ殿様が通りがかり「何の釣りじゃ」と問うので彦市はまた出まかせに「河童を釣る」と答える。すると「ぜひとも河童を見たい」と殿様が言い出し、彦市は必死に頓知を働かせるのだが…。 菊五郎の彦市、辰之助(現・松緑)の天狗の子、染五郎の殿様で。 (1997年/平成9年6月・歌舞伎座)





三人形

出演:中村芝雀 中村錦之助 中村歌昇(現・又五郎)
2008年
27分
カラー
箱の中からあらわれた三つの人形が、廓遊びの様を舞ってみせるという楽しい舞踊劇。新吉原で評判の傾城に芝雀、馴染みの若衆に錦之助、そして供の奴に歌昇という配役で、古風な振りを残す常磐津舞踊をご覧下さい。 (2008年/平成20年6月・歌舞伎座)




仮名手本忠臣蔵~五・六段目


出演:片岡孝夫(現・仁左衛門) 坂東玉三郎 市川團十郎 片岡我童 三世河原崎権十郎
1986年(全2話)
120分

三ヶ月連続企画!『仮名手本忠臣蔵』の秘蔵映像をテレビ初放送 衛星劇場では三ヶ月連続企画として、昭和61年の名舞台『仮名手本忠臣蔵』の秘蔵映像をテレビ初放送でお届けする。 「五・六段目」<山崎街道鉄砲渡し~同二つ玉・与市兵衛内勘平腹切の場>は、ふたつの殺しとふたつの財布がもたらす誤解と悲劇の物語。今は猟師となりお軽の実家で暮らす勘平は、不忠の汚名を雪ぎ仇討ちの連判に加わりたい一心から、思わぬ一家の悲劇を巻き起こしてしまう…。孝夫(現・仁左衛門)の勘平に、玉三郎のお軽、團十郎の斧定九郎という豪華配役にも注目。




山吹

出演:中村歌六 市川段治郎 市川笑三郎
2006年
歌舞伎座
96分
カラー
明治・大正・昭和にかけて独自の幻想文学を生み出した文豪泉鏡花の作品で、絶望した女(笑三郎)、罪滅ぼしを望む老人(歌六)、画家の男(段治郎)、三人の登場人物が織りなす不思議な物語。 伊豆修善寺に程近い山中、ひとりの老いた人形遣い藤次が酒を飲んでいた。思いつめた様子でたたずんでいた婦人縫子は、昔恋した画家島津を見かけ一緒に連れて行ってくれと懇願する。島津が断ると絶望した縫子は人形遣いの老人に、自分はもう何も望みがなくなったのだからお前の望みをひとつだけかなえてやろう、と語りかける…。 (2006年/平成18年7月・歌舞伎座)




夏祭浪花鑑

出演:市川海老蔵 中村勘太郎 市川猿弥 市川笑也 市川笑三郎 市川春猿 坂東巳之助 片岡市蔵 市川右之助 中村獅童
2009年
128分

歌舞伎独特の色彩表現で魅せる殺し場が圧巻 堺の魚売り団七九郎兵衛は、恩人の息子である玉島磯之丞とその恋人の琴浦を悪人から守るため、女房のお梶、一寸徳兵衛らと協力し骨を折るが、団七の舅・義平次は悪人の手先となって琴浦を連れ去る。舅の悪事を知った団七は…。 最大の見せ場は、泥まみれで演じる舅殺しの場。祭りの喧騒に紛れて、団七が義平次を殺害する凄惨な場面で、本泥を使い泥まみれになることから通称「泥場」ともいう。浴衣をかなぐり捨て白い肌に美しい彫り物が汗に光り、肩にかかるザンバラ髪と、赤い下がり…。歌舞伎独特の色彩表現が「殺し」を美しく印象的なシーンにしている。団七九郎兵衛に海老蔵、一寸徳兵衛に獅童、徳兵衛女房お辰に勘太郎、釣舟三婦に猿弥ほか、笑也、笑三郎、春猿、市蔵の出演で「歌舞伎座さよなら公演」から。













 11月後半  

 テレビで次の演目を楽しむ。


    恋飛脚大和往来~封印切、仮名手本忠臣蔵~五・六段目

    棒しばり、勧進帳、彦市ばなし、三人形、山吹、夏祭浪花鑑


 藤十郎丈、仁左衛門丈の 『恋飛脚大和往来~封印切』葉何度みても味わい深い。

 みる程に八右衛門が気の毒になる『恋飛脚大和往来~封印切』の、廓(井筒屋)の人間模様に探りを入れたくなる。

 原作を今一度熟読し、梅川ならず裏側を把握すべき時…。

 


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157;『折口信夫と古代を旅ゆく』芳賀 日出男 写真/文  慶應義塾大学出版会 2009年

2011-11-30 | 読書全般(古典など以外の一般書)



  157;  『折口信夫と古代を旅ゆく』 




 
 折口信夫と古代を旅ゆく

 芳賀 日出男 写真/文

 慶應義塾大学出版会

 2009/11/20

 145ページ 3360円





 折口信夫の見た原風景を民俗写真の第一人者、芳賀日出男が記録。

 ▼88歳の現役民俗写真家芳賀日出男が、70年間にわたって撮り続けている折口信夫の見た原風景の集大成。

 ▼数万枚の貴重な写真からえりすぐった300余枚とポイントをつかんだ短い解説文で構成した第I章。第II章は実際に授業を受けた折口教授の授業、折口と奥野信太郎、折口と西脇順三郎についてのエッセイ4本。難解な折口の民俗学を写真でわかりやすく展開してみせた入門書であり、古代の日本人を理解するための手引書としても興味深い。オールカラー版。



 


折口信夫と古代を旅ゆく




I章
万葉集の古代へ
    飛鳥坐(あすかにいます)神社に詣る
    万葉集を熟読する
    万葉びとの心
    雄略天皇の宮跡

生まれ育った大阪
    生誕の地
    今宮戎神社の十日戎
    四天王寺と俊徳丸
    四天王寺舞楽と俊徳丸
    俊徳道を歩む
    夕陽丘の中学校

髯籠(ひげこ)の話
    髯籠
    依代(よりしろ)
    よりまし

伊勢・熊野の旅
    大王崎に立つ
    山中を彷徨する

沖縄の旅
    古代が迎えにくる
    折口信夫の沖縄の旅
    まれびとへの発想
    盆あんがまの夜
    長者(ちょうじゃ)の大主(うふっしゅ)
    多良間島の豊年祭り
    伊平屋島と伊是名島

三信遠の旅    
    信濃新野の雪祭り
    奥三河の花祭(はなまつり)
    「返閇(へんばい)」を発見する
    花祭は誰が伝えたのか
    幻の大神楽(おおかぐら)
    西浦(にしうれ)の田楽

初春の訪れ神
    なまはげ・年どん・あまめはぎ
    初春のほかひびと
    伊勢太神楽(だいかぐら)

人形(ひとがた)
    各地の人形
    神の身替わり
    芸能への道
    折口家の河童像

巫女とのりわら
    東北地方のいたこ
    沖縄の祝女(のろ)
    奈良のそねったん
    福島ののりわらと審神者(さには)

源氏物語
    紫式部と光源氏
    須磨
    明石

説経節
    愛護若
    信太妻(しのだづま)
    安倍晴明は実在の人物か
    小栗判官
    説経節の現在

中世の芸能と祭り
    毛越寺の延年
    早池峰(はやちね)の山伏神楽
    幸若舞(こうわかまい)
    黒川能
    京都の祇園祭(ぎおんまつり)
    奈良の春日若宮おん祭

年中行事
    正月/二月/三月/四月/五月/六月/七月/八月/九月/十月/十一月/十二月

小説 身毒丸

小説 死者の書
    伝説「中将姫」と當麻曼荼羅
    『死者の書』の出版
    称讃浄土佛囁受経
    古代エジプトの『死者の書』

國學院大學
    開校の地
    渋谷の國學院大學
    叢隠居(そういんきょ)

東京の住居
    哲学堂鑽仰軒(さんぎょうけん)
    出石(いずるいし)町の折口家

氣多(けた)大社と折口父子
    折口父子の墓碑

II章
折口教授の授業

折口学と奥野信太郎

折口信夫と西脇順三郎――詩人と詩人の語らい

ヨーロッパの民俗資料を読む折口信夫
    フレイザーの『金枝篇』
    ゴムの『ザ・ハンドブック・オブ・フォクロア』
    バーンの『民俗学概論』
    メレジコスキーの『背教者じゅりあの――神々の死』

芸能と藝能学会

参考資料
   折口信夫略歴/日本の祭り一覧/地図

後書き






芳賀日出男(はが ひでお)
1921年 中国大連市に生まれる
1944年 慶應義塾大学文学部卒業
1950年 日本写真家協会に創立者の一人として入会する
1970年 大阪府万博博(お祭り広場)のプロデューサーとして世界と日本の祭りの制作を担当
1981年~7年余、日本写真家協会副会長を務める
1985年 (株)芳賀ライブラリーを設立する
1988年 オーストリア国ウィーン市より文化交流に尽くした功績により、栄誉功労銀勲章を授与される
1989年 紫綬褒章を授与される
1991年 社団法人全日本郷土芸能協会理事長に1997年まで就任
1992年 日本写真家協会名誉会員に推挙される
1995年 勲四等旭日小綬章を授与される
1997年 社団法人日本写真家協会賞功労賞を授与され名誉会員となる






 memo



  「類化性能」     15


   西浦(にしうれ)の田楽   後半「はね能」   47


   奈良 「そねったん」巫女  龍田大社など

          中世  坂本家  徳川時代(1762) 巫女の載許状   64
         「惣のいち」  「神の嫁」


   人形  神の身替わり    98


   
  『説教節』    70

      「四天王寺と俊徳丸」

       
        14; 『説経節』「信徳丸」東洋文庫(『弱法師』『摂州合邦辻』『文楽瑠璃集 』の「摂州合邦辻」比較)

        21; 『説経節』から 「付 信太妻」 東洋文庫 平凡社

        13; 『文楽瑠璃集 』から「摂州合邦辻」 日本古典文学大系 昭和40年



   十三月   うるう年    丹生木(にふぎ)  
                 年神に供える燃料   十三月と表記
                 例年         十二月    
                 長野県阿南町               94


   五月   ショウブ

       京都市北区今宮神社  「やすらいの花祭り」4月第二日曜

       京都市         軒の菖蒲     5/5
                   歌舞伎『女殺油地獄』では菖蒲一本が落ちる
                   本書写真では、菖蒲と四方日複数本が葉を軒下に向け、秩序正しく並べられている。    97








 とても興味深い面白い本でした。

 写真が多く美しく、民俗学の本で読んでいた内容が、イメージ的により具体化される良書だと感じます。







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信貴山 朝護孫子寺 2011年 モミジとイチョウ 2   (13景)

2011-11-30 | お出かけ






























 今年も信貴山 朝護孫子寺のモミジとイチョウを楽しんできました。

 今年はイチョウの黄色が鮮やか

 モミジの赤によく映えます。

 今回は横写真ばかりを集めてみました。

 みて下されば、嬉しいです。



       2011年11月28日

       信貴山真言宗 総本山 朝護孫子寺

       〒636-0923 奈良県生駒郡平群町信貴山
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信貴山 朝護孫子寺 2011年 モミジとイチョウ 1   (7景)

2011-11-30 | お出かけ



















 今年も信貴山 朝護孫子寺のモミジとイチョウを楽しんできました。

 今年はイチョウの黄色が鮮やか

 モミジの赤によく映えます。

 今回は縦写真ばかりを集めてみました。

 みて下されば、嬉しいです。



       2011年11月28日

       信貴山真言宗 総本山 朝護孫子寺

       〒636-0923 奈良県生駒郡平群町信貴山



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