2011年度 13
『文楽瑠璃集 』から「摂州合邦辻」
『文楽瑠璃集 』から「摂州合邦辻」
日本古典文学大系 99
P、303~328
岩波書店
昭和40年 1000円(P,472)
昨日夜中テレビで歌舞伎「摂州合邦辻」を見たあと、『観世流百番集』「弱法師」を読んだので、今回は日本古典文学大系の中から『文楽瑠璃集 』から「摂州合邦辻」を読む
『文楽瑠璃集 』から「摂州合邦辻」は娘が俊徳丸の後を追って実家に帰ってきた部分だけが載せられている。
娘(俊徳丸の義母)の真意を知り、せつなくて涙を誘う部分。
『鳴神』の場合は内容や表現が大きく変えられていたが、『文楽瑠璃集 』の「摂州合邦辻」は原作に忠実。
『文楽瑠璃集 』を読むと 娘(俊徳丸の義母)の母親の重要性が感じられる。
皆の橋渡し的存在で、テレビでは今回東蔵さんだったが、この役はべなところでは 東蔵さん、田之助さん、竹三郎さん以外は思い浮かない。
俊徳丸といえばわたしが読み始めようとしている東洋文庫の『説教節』にも載っている。
せっかくだから、ここに三日は俊徳丸で楽しむことにする。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます