乱鳥の書きなぐり

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おうちでお芝居:11月後半  恋飛脚大和往来~封印切、仮名手本忠臣蔵~五・六段目、他

2011-11-30 | TVで 歌舞伎・能楽



  おうちでお芝居:11月後半  

    恋飛脚大和往来~封印切、仮名手本忠臣蔵~五・六段目、棒しばり、勧進帳、彦市ばなし、三人形、山吹、夏祭浪花鑑




棒しばり

出演:中村勘太郎 中村七之助
2006年(全3話)
44分
カラー
平成18年1月28日に催された“伝統文化放送十周年記念 新春特別舞踊公演”から、元気いっぱいで若さ溢れる楽しい舞踊「棒しばり」をご覧頂く。狂言の「棒縛(ぼうしばり)」を素材にした舞踊で、次郎冠者と太郎冠者の無邪気ないたずらや愉快な踊りが楽しい演目。岡村柿紅が踊りの名手六代目菊五郎と七世三津五郎のために書いた作品で、その六代目菊五郎の曾孫に当たる勘太郎と七之助の兄弟が次郎冠者と太郎冠者をつとめ、キレの良い動きで技を競い合うのもみどころだ。 (平成18年1月28日・歌舞伎座)





勧進帳

出演:市川團十郎 中村勘三郎 大谷友右衛門 市川高麗蔵 中村松江 大谷桂三 中村玉太郎 中村梅玉
2010年(全2話)
77分
カラー
歌舞伎屈指の名作「勧進帳」を團十郎、勘三郎、梅玉の豪華顔ぶれで 歌舞伎屈指の名作「勧進帳」。源義経という人物は「判官贔屓」という言葉を生み出すほど広く日本人に愛されており、またその家来である武蔵坊弁慶も英雄豪傑として世に名を残しています。本作は、源頼朝から追われる身となり安宅の関にさしかかった義経・弁慶一行と、関守富樫の攻防を描く歌舞伎十八番の傑作。今回は、弁慶に團十郎、富樫に梅玉、義経に勘三郎という絶好の配役で、歌舞伎座さよなら公演の舞台をお送りします。 (2010年/平成22年1月 歌舞伎座)





恋飛脚大和往来~封印切


出演:中村鴈治郎(現・坂田藤十郎) 中村時蔵 市川左團次 澤村田之助 片岡仁左衛門
2001年
85分

「上方和事」の代表作を鴈治郎(現・藤十郎)と仁左衛門のコンビで。 飛脚問屋亀屋の忠兵衛は、得意先に届ける大金を懐に入れたまま、大坂新町の廓にある井筒屋へやってきた。遊女梅川と馴染の忠兵衛は、彼女を身請けしようとするが金の工面が間に合わないでいる。そこへ金を揃えた八右衛門が同じ梅川を身請けしにやってくる。梅川の身請けをめぐって言い争ううち、男の意地にカッとなった忠兵衛は、預かりの大金の封を切ってしまい…。鴈治郎(現・藤十郎)の忠兵衛、仁左衛門の八右衛門、時蔵の梅川、左團次の治右衛門、田之助のおえんで。 (2001年/平成13年11月・歌舞伎座)





彦市ばなし


出演:尾上菊五郎 尾上辰之助(現・松緑) 市川染五郎
1997年
48分

民話の「頓知ばなし」に取材して書き下ろされた木下順二の作品。 ある日、嘘の巧い彦市は、天狗の子を騙して「隠れ蓑」をかすめ取った。しかし、大天狗の怒りを恐れて、釣りをしていても落ち着かない。そこへ殿様が通りがかり「何の釣りじゃ」と問うので彦市はまた出まかせに「河童を釣る」と答える。すると「ぜひとも河童を見たい」と殿様が言い出し、彦市は必死に頓知を働かせるのだが…。 菊五郎の彦市、辰之助(現・松緑)の天狗の子、染五郎の殿様で。 (1997年/平成9年6月・歌舞伎座)





三人形

出演:中村芝雀 中村錦之助 中村歌昇(現・又五郎)
2008年
27分
カラー
箱の中からあらわれた三つの人形が、廓遊びの様を舞ってみせるという楽しい舞踊劇。新吉原で評判の傾城に芝雀、馴染みの若衆に錦之助、そして供の奴に歌昇という配役で、古風な振りを残す常磐津舞踊をご覧下さい。 (2008年/平成20年6月・歌舞伎座)




仮名手本忠臣蔵~五・六段目


出演:片岡孝夫(現・仁左衛門) 坂東玉三郎 市川團十郎 片岡我童 三世河原崎権十郎
1986年(全2話)
120分

三ヶ月連続企画!『仮名手本忠臣蔵』の秘蔵映像をテレビ初放送 衛星劇場では三ヶ月連続企画として、昭和61年の名舞台『仮名手本忠臣蔵』の秘蔵映像をテレビ初放送でお届けする。 「五・六段目」<山崎街道鉄砲渡し~同二つ玉・与市兵衛内勘平腹切の場>は、ふたつの殺しとふたつの財布がもたらす誤解と悲劇の物語。今は猟師となりお軽の実家で暮らす勘平は、不忠の汚名を雪ぎ仇討ちの連判に加わりたい一心から、思わぬ一家の悲劇を巻き起こしてしまう…。孝夫(現・仁左衛門)の勘平に、玉三郎のお軽、團十郎の斧定九郎という豪華配役にも注目。




山吹

出演:中村歌六 市川段治郎 市川笑三郎
2006年
歌舞伎座
96分
カラー
明治・大正・昭和にかけて独自の幻想文学を生み出した文豪泉鏡花の作品で、絶望した女(笑三郎)、罪滅ぼしを望む老人(歌六)、画家の男(段治郎)、三人の登場人物が織りなす不思議な物語。 伊豆修善寺に程近い山中、ひとりの老いた人形遣い藤次が酒を飲んでいた。思いつめた様子でたたずんでいた婦人縫子は、昔恋した画家島津を見かけ一緒に連れて行ってくれと懇願する。島津が断ると絶望した縫子は人形遣いの老人に、自分はもう何も望みがなくなったのだからお前の望みをひとつだけかなえてやろう、と語りかける…。 (2006年/平成18年7月・歌舞伎座)




夏祭浪花鑑

出演:市川海老蔵 中村勘太郎 市川猿弥 市川笑也 市川笑三郎 市川春猿 坂東巳之助 片岡市蔵 市川右之助 中村獅童
2009年
128分

歌舞伎独特の色彩表現で魅せる殺し場が圧巻 堺の魚売り団七九郎兵衛は、恩人の息子である玉島磯之丞とその恋人の琴浦を悪人から守るため、女房のお梶、一寸徳兵衛らと協力し骨を折るが、団七の舅・義平次は悪人の手先となって琴浦を連れ去る。舅の悪事を知った団七は…。 最大の見せ場は、泥まみれで演じる舅殺しの場。祭りの喧騒に紛れて、団七が義平次を殺害する凄惨な場面で、本泥を使い泥まみれになることから通称「泥場」ともいう。浴衣をかなぐり捨て白い肌に美しい彫り物が汗に光り、肩にかかるザンバラ髪と、赤い下がり…。歌舞伎独特の色彩表現が「殺し」を美しく印象的なシーンにしている。団七九郎兵衛に海老蔵、一寸徳兵衛に獅童、徳兵衛女房お辰に勘太郎、釣舟三婦に猿弥ほか、笑也、笑三郎、春猿、市蔵の出演で「歌舞伎座さよなら公演」から。













 11月後半  

 テレビで次の演目を楽しむ。


    恋飛脚大和往来~封印切、仮名手本忠臣蔵~五・六段目

    棒しばり、勧進帳、彦市ばなし、三人形、山吹、夏祭浪花鑑


 藤十郎丈、仁左衛門丈の 『恋飛脚大和往来~封印切』葉何度みても味わい深い。

 みる程に八右衛門が気の毒になる『恋飛脚大和往来~封印切』の、廓(井筒屋)の人間模様に探りを入れたくなる。

 原作を今一度熟読し、梅川ならず裏側を把握すべき時…。

 



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