乱鳥の書きなぐり

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映画三昧;「田園に死す」寺山修司 1974年/「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」「時をかける少女」

2011年08月21日 | 映画




「田園に死す」 

ウィキペディアより ▼

監督 寺山修司
脚本 寺山修司
製作 九条映子
ユミ・ゴヴァーズ
寺山修司
出演者 菅貫太郎
高野浩幸
音楽 J・A・シーザー
撮影 鈴木達夫
編集 山路早智子
大坪隆平
浅井弘
配給 日本アート・シアター・ギルド
公開 1974年12月28日
上映時間 102分


私:菅貫太郎
少年時代の私:高野浩幸
人妻:八千草薫
空気女:春川ますみ
股引き:斉藤正治
草衣:新高恵子
せむしの少女:蘭妖子
大男:大前均
イタコ:原泉
牛:三上寛
批評家:木村功
詩人:粟津潔
嵐:原田芳雄

『田園に死す』(でんえんにしす)は1974年公開の日本映画。寺山修司監督、脚本。
「恐山」「母殺し」「家出」など寺山特有のテーマが多く取り上げられており、自伝的要素が見られるが、劇中劇が用いられるなど虚構の性格が強い作品である。なお、先行して1965年に同名の歌集が刊行されており、映画の中でも同書からの短歌が朗読される。 菅貫太郎唯一の映画主演作である。ラストシーンは『幕末太陽傳』から影響を受けたと言われる。

父親のいない中学生の私は、恐山の麓の村で母と二人で暮らしている。唯一の楽しみといえば、イタコに父親の霊を呼び出させて会話をすることだった。私の家の隣には他所から嫁入りした若い人妻が住んでおり、それが意中の人である。ある日、村にやって来たサーカスへ遊びに行った私は、団員から外の世界の事を聞かされ、憧れを抱くようになった。今の生活に嫌気がさした私は家出をすることを決心し、同じように生活が嫌になった隣の人妻と共に村を離れる約束をした。駅で待ち合わせをして線路を歩く二人・・・
実はここまでは、映画監督となった現在の私が制作した自伝映画の一部である。試写会に来ていた人々は映画の出来を褒め、私を称えた。その後、評論家と一緒にスナックへと入った私は、「もし、君がタイムマシーンに乗って数百年をさかのぼり、君の三代前のおばあさんを殺したとしたら、現在の君はいなくなると思うか」と尋ねられた。質問の意味を深く考えていた私は、少年時代の自分自身に出会う。少年の私は、映画で描かれた少年時代は脚色されており、真実ではないと言い放つ。そして、本当の少年時代がどの様なものであったかが語られる。
村に住む人々はみな狂気じみており、サーカス団も実は変質者の集まりだった。人妻からは家出の計画を本気にしていなかったことを告げられ、目の前で愛人の男と心中されてしまう。そんな中、少年は現在の私と出くわした。現在の私は、過去の私が母親を殺せば自分がどうなるのかを知るためにやって来た。二人で話をするうちに、少年は母親を捨てて上京することを決意する。しかし、出発の準備を整える中、東京からの出戻り女によって童貞を奪われてしまう。たまらなくなった少年は電車に乗り、故郷を離れていった。結局母殺しは起きなかった。それでも私は少年を待ち続ける。しかし、何も変わりはしなかった。今、現在の私は20年前の母親と向き合い、黙って食事をしている。やがて家の壁が崩壊すると、そこは新宿駅前の交差点だった。その周囲を沢山の人間が行きかっている。それでも私と母は黙って飯を食っている・・・




「田園に死す」は好きな映画のひとつで、DVDでだが、今までにも何度か見たことがある。

 今回は食事をかね、気楽に楽しむ。

 昔、大阪の某映画館ではこういった映画が多く上映され、家族はかなり多く見たと言う。

 私はまだ、このような映画を見る年齢には達していなかった。

 こういった映画から時代がずれている私にはテレビで放映あされるのはとてもありがたい。

「田園に死す」は以前シアターテレビジョンを契約していた頃に 録画しておいたもの。

 久々にブルーレイ録画リストを整理し、お宝を発見したと言う感じ。

 昔に何度か見た時と葉随分印象が違ったが、満足した時間を過ごすことができた。



 ところで、三上寛さんは三上博史さんとは違ったのね^^;;

 三上寛さんの歌って、知らなかった……


 三上寛 青森県北津軽郡東京村
 
 三上寛   五所川原の日々
 






「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」

監督:大森一樹
脚本:那須真知子
出演:緒形直人 渡哲也 水野真紀 袴田吉彦 星由里子
1996年
112分
カラー
作家・宮沢賢治の半生を描いた伝記ドラマ 宮沢賢治生誕100年を記念して製作された本作品は、芸術・科学・宗教・農業にと多彩に活動する賢治の姿を、家族や友人たちとの交流を交えながら描いた愛と感動の物語。 映画は、賢治の童話から喚起される豊かなイメージをアニメーションとCGで魅せながら、病弱ながらも破天荒な夢想家で活動家だった賢治37年の生涯を斬新な手法で描いていく



 割合に満足した。

 ラストの 渡哲也さんの【雨にも負けず…】の一言にとこと噛み締めるような朗読が、心にしみ込んだ。

 これは小学校の教室で生徒全員が超えたからかに朗読し、宮沢賢治きらいな人間を多く作り出す教育とは真逆の読みだった。

 宮沢賢治の生き方や健康状態や精神的なものをしっかりと見据えた映画「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」だと感じた。






大林SP「時をかける少女」

監督:大林宣彦
原作:筒井康隆
脚本:剣持亘
出演:原田知世 高柳良一 尾美としのり 津田ゆかり 岸部一徳 根岸季衣 上原謙
1983年(全2話)
角川映画
180分
カラー
土曜日の放課後、掃除当番に残っていた和子は実験室の物音に様子を見に行き、ラベンダーの香りの中で気を失ってしまう。それ以来、彼女には時間と空間を越えるタイムトラベラーの能力が・・・。筒井康隆のSF小説を大林宣彦が映像化、切ないラストが印象的なラブ・ロマンスに仕上げた。



 まぁ、面白かった………。

 好みにもよるだろうが、この映画を見て、男性は原田知世チャマがかわいいと感じる方が多いと思うし、実際 きゃぴきゃぴしておられた。




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