コロンボの特捜最前線日記

ロケ地探訪やオフ会ならびに意見交換など

新河岸川

2014-05-07 22:00:00 | 特捜
以前、成増の記事で落合橋周辺を扱いましたがアレ以来、「板橋」ロケ地探訪熱が青白い炎となってコロンボ君を焦がすのです。
真っ「白」な太陽が焦らせるのよジリジリと♪合流点が「白」子川だけに。(笑)

口笛ひとりで 吹いている
サクラもひとりで 咲いている
オレはひとりで 流れ者
明日もどこかで ロケ地旅
ああ 板橋 流れ者~♪

最初に向かったのは・・・
 #50「凶弾・神代夏子死す!」(1978年3月15日 放送)より ←「日清製紙」と判明!
 同#50より おばあさん(南美江さん)死体発見現場のシーン
 <キリンビール東京北部物流センター>前にて ←正確には100メートル程下流が当該ロケ地です。
当時は堤防が存在してなかったのに、結構高いコンクリート堤防が聳え立つ!
ウォール・マリア(第1の壁)に行く手を遮られるコロンボ君。(苦笑)
どうやって河原に降りるんだぁ?ココまで来てオメオメと引き下がれるかっちゅーの!
工事用の出っ張り(正式名称は知らん)につかまって昇り降り。←不審者で通報されはしないかヒヤヒヤ。(自意識過剰?)
実際、コイ釣りをされる方も同じ様にしてるみたい。機動性を鑑み、やっぱりドイツ製軍用パンツで良かった。
写真ではたいした事ないように見えるけど、実際は・・・・・・ちょっと躊躇するレベルです。(汗)

結果論だけど、かなりロケ地が集中していました。
西台橋に向かうと・・・・・・
 #409「ベッドタウン殺人事件!」(1985年4月3日 放送)より 少女(大川陽子さん)
 <西台橋 A> 夏さんをトレースして歩くコロンボ君。(照)

(今福さんの)
面影たずねて 
見はてぬ夢の 
降り積もる「橋」~♪
ルルルル~ルルルルル~ル~ルルルルル~♪( ̄ー ̄)
 同#409より 老人(今福将雄さん)
 <西台橋 B> リニューアルされた方が絵になる稀有な例じゃないでしょうか?
そうそう!せっかく再訪したので撮り直ししようとしたら・・・・・・・・・
 <ドラマの撮影に遭遇>
「写真撮影はご遠慮くださ~い!」だって。「オメーラなんかに興味ね~よ」と言いたいのをグッと堪える。(笑)
よって去年の画像でご勘弁を。
「特捜」もこんな感じで当時撮影してたのかなぁ~?

持ち込まれた機材を見つめる数名、
野次馬を整理するスタッフ、
慌ただしく走るメイクさん、
出番待ちの俳優さん達etcエトセトラ・・・

「ハイ!カットー!!」の掛け声と同時に彼らのすぐ横(30センチ程)を通り抜けるコロンボ君。←早く次のロケ地に行きたいから。(^^)
「アレ?あの俳優さんをどこかで見たような・・・いやいや、そんな事より聖地巡礼だっ!」

ココまで下ると(「相棒」も含めて多くのドラマでロケ使用される)船渡親水公園に出るんですが、
用が有るのはもう片方の入江(下流側)なので、「新日本製鉄東京製造所」をぐるっと迂回します。
また河原に降りるのかとウンザリしてたら、丁度「橋の下の住人」の方と遭遇。(ラッキー!)
立体機動装置・・・・・・じゃなくて梯子を使わせてもらってロケ地へ突入!
ウォール・ローゼ(第2の壁)の外で吸った空気は一味違った・・・。(爆)
 サクラがキレイだな~。光の明暗のコントラストもグッド!
ね?結構高低差があるでしょう?新旧のツートンカラーから往時は低かったのを実感。トシ取ったらもう来れないかも。(><)

 #54「ナーンチャッテおじさんがいた!」(1978年4月12日 放送)より
もう1丁!
 #88「私だけの三億円犯人!」(1978年12月6日 放送)より
ココで先刻の都営西台団地5・6・7・8号棟が活きてくるんですよ。
 「我 山(団地)立てに 成功せり!」←都営西台団地5号棟しか見えないよぉ・・・。(>0<)
テープレコーダー(オリンパス社製「PEARL CORDER」)からはベロ出しおじさんの英会話を練習する声・・・。
「 Hello! This is...Hello! This is...My name is Jimpei Noro...」
ベロ出しおじさん(野呂甚平さん)終焉の地、高杉の頬を伝う涙、それを見守る特命課員たち・・・・・・胸熱シーンがグルグル走馬灯。

別れ告げよう あの名場面に
別れ告げよう あの俳優に
ああ 忍び寄る 不意の幕切れ 
ああ あの灼熱は もう帰らない~♪

写真撮影後、(梯子を貸してくれた)オジサンにお礼を言って名残惜しく立ち去る。(クスン)

さあ!いよいよコロンボ君が行きたくって堪らなかったロケ地をご紹介させて戴きます。←本日のイチオシ!
「黙秘する女!」で小池栄子(泉晶子さん)と紅林刑事が河原で話をするシーンロケ地の事です。
散々悩みましたが突破口は油槽所でした。ウォール・シーナ(第3の壁)を昇り降り。もーイヤ!(^^)
 #280「黙秘する女!」(1982年9月29日 放送)冒頭より
 <日本石油板橋油槽所 跡地 その1>
石油会社のロゴマークを紹介してるサイトの情報のおかげで辿り着けました。
↓のシーンこそが突破口でした。
 同#280より 紅林の小池栄子への罵倒シーンより
 <日本石油板橋油槽所 跡地 その2>
紅林の背後に「CALTEX」と読み込めます。これがすべてでした。
解いてしまえば何ともないロケ地究明作業。でもそのキッカケにぶつかるまでが一苦労。ま、楽しんだからイイや。(笑)
堤防が当時は低く、岸際に容易にアプローチ出来たのでしょう。
板チョコレート状のコンクリート護岸は上から更に塗り固めて、往時の面影ナシ。仕方なかんべさ。

傍証としては
 #71「恐怖のタクシードライバー!」(1978年8月9日 放送)より
「黙秘する女!」だけでは不明だった油槽所や対岸の工場の姿がハッキリします。

謎は解明された。無事にロケ地も撮影し終え・・・ぽかぽか陽気に少しまどろむ進撃の「小さな」巨人(コロンボ君)。
 <日本石油板橋油槽所 跡地 その3> 劇中のパイプが通っていた穴の跡を見つめてみる。
「あんなに無数にあったパイプや支柱はどこに消えたんだろう・・・・・・・・・」
風に散る桜の花を袖に受け、穴が御跡と思ひつるかも 
あっ!コロンボ君、白昼夢のついでにY氏を呪殺しちゃった。(・ω<)
だって劇中のセリフにムカついたんだわさ。

(紅林)「インチキだよ!アンタたちはインチキだよ!!」
    ↑インチキはアンタだ、アンタ。
    「自分の言った事、した事を忘れて時代に合わせてコロコロと生き方を変えて小利口に立ち回る者がいる。反吐が出る!」
    ↑うわ~、天に向かって吐いた唾が返ってきたねぇ。
(オレ)「アナタは許せません!」
ちなみに冤罪を仕組んだ拷問王「紅林」の最期は脳溢血(ただし不審死の疑い濃厚)。←因果応報!
誰かさんには、どんな天罰が下るのか・・・・・・・・・。←天網恢恢疎にして漏らさず。


(コロンボのひとりごと)


ついでなので浮間公園にも立ち寄りました。花見客でイッパイ。キレイなオネーチャンもいっぱい。
 <浮間公園>
「特捜最前線」黄金期にオレはブラックバス釣りに夢中。
小学館「ルアーづり入門」のカラーページに「ミスタープロンソン」が掲載されています。
厳寒期の湖(山中湖?)で効果絶大だった伝説的ルアー。その製作者の鮎川氏は当時この池でスイムテストをされていたとか。
あっ!釣りに興味無い人には関係ナイ話ですよね。失礼しました。


以上、劇中キャプチャー画像の著作権は東映に所属します。