9日の日曜日は、はらきちさまからお声をかけていただくという、
うれしいハプニングのあった日でございました。。。
しかしながら、この日は……うれしくないハプニングにも遭遇した日でありました。
それは、初めての前輪パンク事件でございます。
昨年の初冬、笹子峠越えで初めのパンクを経験して以来、どうゆーわけか、
少佐どののパンクは、かならず後輪と決まっておりました。
そういえば、GT(MTB)に乗って多摩サイを走っていたときに、一度だけ前輪のパンクに
見舞われたことがございましたが、そのときは、GTの前輪に、
よく学校などで使われる画びょうが、プスリと刺さっていたという
悲しい要因によるものだったのでございます。
今回の少佐どののパンクは……と、申しますと……
いったい、何だったのでござましょう。。。
それが起こったのは、ちょうど下記の地図のあたりでございました。。。
都営墓地の丘から坂道を気持ちよく下っている途中のことでございます。
足元で、パンッという破裂音がしたかと思うと、みるみる前輪がペッチャンコに
なってしまったのでございました。
……毎度のことではございますが、パンクというのは、嫌なものでございますね。。。
パンクに遭遇したときの気分といったらもう、「がっかり……」という言葉が、
ぴったりなのですわ。。。
不幸中の幸いだったのは、その付近は歩道が広々としていて、チューブ交換するのに
十分なスペースがあったことでございます。
わたくしはかんねんして、CAAD9少佐どのをひっくり返してサドルとハンドルで
逆さに立てて、前輪をはずしてチューブ交換を始めたのでした。
ところが、タイヤのゴムが、ちょっと前代未聞というくらいに、硬いのです!
タイヤレバーをビシバシ差し込んでも、ホイールから外れてくれません~。
実は、6月の乗鞍のレースに参加する折、わたくしはタイヤを新調しておりました。
それまでは、CAAD9少佐どのが工場出荷時に穿いていらっしゃったタイヤのまま
乗っていたのでございます。
それを、ヴェロフレックスのレコードという、超軽量にしてハイグリップな、
贅沢三昧なタイヤに交換していたのでございました。
このタイヤ、お値段のことだけはある、軽くてよい具合のタイヤなのでございますが、
こんなにもゴムの硬いタイヤだったとは~~!
やはり、物事には良い面と、わるい面とがあるのでございまして、
この優秀なタイヤには、着脱が困難というダークサイドが潜んでいたのでございます。
バキンッ バキンッ
もう、タイヤレバーが折れるのではないかというくらい、
テコの原理を総動員して取り組むのですが、ちょっと信じられないくらい硬い!
そうこうしているうち、辺りはとっぷりと日が暮れてしまい、手元も暗くなるありさまです。
なんとかタイヤの片方の面がホイールから外れたものの、あまりにもゴムが硬くて、
その状態からタイヤをホイールから完全に引き離すのに、さらに5分くらい
格闘してしまったくらいなのでございます。
……いえ、ホント、冗談ではなく、指がちぎれるかと思いましたわ。。。
予備のチューブに取り替えて、今度はホイールにはめようとする段でございますが、
当然のことながら、これまた、硬い!
周囲はもう、真っ暗です。しかも、公園墓地のど真ん中でございますのよ~!
(お願い~! ハマって! ハマってちょうだいませ~!)
わたくしはもう、半べそ状態になりながら、タイヤと格闘するのでございました。
バキンッ バキンッ またもタイヤレバーの限界に挑戦でございます。
そういえば、よく軽量化のために、タイヤレバーは3本も持っていく必要はない、
つまり、2本で十分だという話を聞いたりしますわね。
でも、でも……わたくしは身をもって体験いたしましたわ。。。
ぶきっちょさん(わたくし)が、ヴェロフレックスのようなカチンコチンなタイヤを
着脱する場合は、タイヤレバーはかならず、3本必要だということを!
全身汗まみれになりつつ格闘すること30分……ようやく、タイヤをはめることに
成功したのでございました。。。
それで、また、このテの硬いタイヤの場合、チューブをかみ込んでしまう危険性が
非常に高いわけでございますよ。
ですから、焦る気持ちを抑えつつ、ホイールをぐるぐる回して、
入念にチューブのかみ込みをチェックするわけでございます。
いつまでたっても、出発できないワケでございます~(涙)
さらにここから、エアの注入が始まるわけでして……。
みなさま、もうご存知ですわね。。。パンクを恐れるがあまり、わたくしが、さまざまな
パンク対策ツールを購入しているオバサンだということを……
わたくし、この日は、CO2のカートリッジと専用ポンプを携帯しておりました。
さらに、いつものハンディタイプのポンプも持参しておりました。
ただひとつ、持ってこなかったのは、グランジのポンプアダプターでございます。
嗚呼! 一生の不覚!
なぜに、グランジのポンプアダプターのみ、忘れてしまったのでございましょうや!
この時点で、あたりは、わたくしの心とともに、もう真っ暗闇でございます。
お金にモノを言わせてCO2ボンベを使うのか!
地道に携帯ポンプで空気を入れるのか!
二つにひとつでございます。二者択一でございます!
そして、わたくしのチョイスは!
……地道に空気を入れました。数え切れないほどポンピングいたしました。。。
しかも、ポンプアダプターなしで……
貧乏なわたくしに、たかだか家の近所でのパンクに、CO2ボンベを用いる勇気は
なかったのでございます。。。
ガタイばかり大きくても、わたくしの腕力はヘニョヘニョでございますから、
当然のこととして空気圧は中途半端……
たぶん、60~70PSIも入っていたら、いいほうなのでございますわ。。。
ですがもう、地道なポンピングで体力を使い切ってしまっていましたから、
空気圧を測る気にもなりません。
エアゲージの抜き挿しでも、ちょっとはエアがもれますし、
圧が足りないことを確認したところで、もうこれ以上、空気を入れる力がないのですから
どうにもなりません。
リム打ちしないようにゆっくり走って、家までもたせるしかございません。
そんなヘニョヘニョの状態で、真っ暗闇の公園墓地から、多摩御陵を脇を通って
おそるおそる、自宅へと逃げ帰ったのでございました。
このところ、平安な自転車ライフが続くなぁ~と思っていた矢先に、
このありていでございますよ。とほほ。。。
いつになったら、危なげのない自転車乗りになれるものなのでしょうか。。。
自転車道とは、かくも困難ないばらの道なのでございますね。。。
しかも、20Cしかないみたいですし。
んー、かなりレース向きな感じに見えますが、耐久性はどうなんでしょうねー。
タイヤをはめるときに固いんですね。
このところ、私も固いタイヤばっかでした。
パナレーサーのタイヤは最初超固かったんですけど、脱着を繰り返すうちにやわくなってきました。
その点、ミシュランは何回やっても固くて夏場にパンクなんかすると空気を入れる以前にタイヤをはめる時点で汗かきますし、チューブをはさんで傷付けていないか更に冷や汗書きますね。
軽量チューブとかだと、ちょっとタイヤレバーがひっかかっただけですぐ穴が開くしでいつもどきどきです。それなのでタイヤレバーを使わないんですけど、固いっすね。
なんかでも、テレビとかでプロのメカニックとかは、手でタイヤをもみもみしながら、素手でさくっとはめちゃうんですよね。
走るコースがよくないのか、いいタイヤは仕方ないのかパンクしないまでも走っていると結構タイヤはダメージを受けて傷になります。
そのまた、傷が微妙でどこまで傷がついたらタイヤを交換しようかとっても迷います。
それもあって、普段は安いタイヤをつけて走っているんですけど、乗り味も乗り心地も値段相応でいいタイヤと比べると落ちるんですよねー
というわけで、タイヤが1本だめになったくらいで走れなくならないように予備のタイヤは常にストックしてます。
9日ですか?そちらの路面は平安だったんですか?
台風の影響で奥多摩は道路が荒れに荒れて路上はごみだらけ、泥だらけ。
トンネルは水漏れが激しくびちょびちょ。
こうも自転車って汚せるんだっていうくらい人も自転車も汚れました。
まーあのシチューエーションでパンクしなかっただけよしとするかって感じです。
幸いな事に、小生この一年約4,000kmノーパンクです。
いつかはやられるだろう、と思いながら走ってますが。
おお! YOSHIDAX さまは、奥多摩方面へお出かけでいらっしゃいましたか!
そうなんです。9日の日は、台風の影響で路面がゴミだらけだったのですわ~。
そういえば、けっこう大きな木の枝とか、ジャリとか、たくさん落ちていました。
そんなひどい路上を不注意に走っていたら、パンクするのは当たり前かもしれませんわ~。
まったくもって、わたくしったら……ガサツでオハズカシイですわ。
ヴェロフレックスのレコードほどのタイヤを、ふだんから使う必要はないかもしれませんわね。。。
たしかに軽妙で、上り坂などではバツグンに威力を発揮してくれるようにも思うのですが、
普段着にはかえってリスクが高いのかもしれませんわ~。
うわ~! kurokantaroさまは、4000kmも走られたのでございますか!
す、すごいですわ~!
しかも、その間、一度のパンクもなし!
す、すばらしい……
きっと、注意深く、小石をよけたり、道路の凸凹を上手に跳ねたりしていらっしゃるに違いありませんわ。
これからも、記録を更新してくださいませ~。
ほんとうですわね。。。時間に制約のある時にパンクなんてしようものなら、わたくし、大遅刻まちがいなしですわ。
そう考えますと、暗闇の墓地とはいえ、まあ、仕方ございません。。。
それにしましても、次からは、かならず、ポンプアダプタを携帯しようと心に誓った体験でございました。。。