みなさま、またも、すっかりご無沙汰して申し訳ございません。
相変わらずドタバタやっている間に厳しい寒波は遠のき、
多摩エリアは、すっかり春風そよぐポカポカ陽気となってまいりました。
そのようなわけで、ようやく多摩地区の散策に乗り出したわたくしでございました。
まずは、ショップBのウッチー店長いちおしの激坂、通称「百草園の坂」の
調査にいって参りましたので、ご報告させていただきます。
* * * * * *
さてさて、「百草園」と申したところで、それっていったいドコ?
……という方もいらっしゃいますでしょう。
百草園(もぐさえん)というのは、わたくしが暮らしております聖蹟桜ヶ丘駅の
お隣の駅でございまして……
あ! 聖蹟桜ヶ丘って、いったいドコ?
……という方もいらっしゃることでございましょう!
大変失礼いたしました。
聖蹟桜ヶ丘ならびに百草園というのは、新宿と八王子とを結ぶ京王電鉄の駅のひとつ。
東京西部のベッドタウン、多摩地区にございます。
新宿駅から、特急で30分弱……というところでたいたいの雰囲気を
ご判断くださいませ。典型的な、都下エリアでございます。
さてさて、この「百草園の坂」の「百草園」でございますが、
実のところ、多摩丘陵の上にある梅林園の名称なのでございます。
その梅林園がある駅ということで、駅名も百草園になっておりますし、
住所表記にも「日野市百草」というのがあったりするのでございました。
ショップB・ウッチ店長の「このへんじゃ、百草園の坂がいちばん急だと思う……」
というご発言からして、かなりの激坂が予想されるのですから、
怖いもの見たさ気分も盛り上がってまいります。
起点は京王線・聖蹟桜ヶ丘駅。駅のすぐ北側は多摩川の河川敷でございますので、
多摩川サイクリングロードを西へ向かいます。
すぐ前方に府中四谷橋が見えてくるのでございます。
四谷橋付近で川から離れ、進路を南へ変更し、丘を目指してまいります。 京王線の百草園駅前を通り過ぎ、看板にしたがって左折いたしますと…… なにやら、立派な古民家風のお屋敷が視界に入って参りました。 大きくて立派な赤い屋根……鉄板葺きになっていますが、おそらく昔は 藁葺きだったに違いありません。 このあたりの豪農のお屋敷なのかもしれませんわ~。 「百草園の坂」にアタックする前に、目の保養をさせていただいたのでした。 さて、このお屋敷を過ぎますと、さっそく急な坂道となって参ります。 乗用車のすれ違いがやっと……という程度の道幅でございますが、舗装状態はよく ロードバイクでも、問題なくアタックできそうでございました。 ……あ、ですが……白状いたしますと、わたくしは今回もまた、GT(MTB)で やってきていたのでございました。。。 いえその……ちょうど梅の見ごろでございましょう? せっかくですから、坂道だけえではなく、梅林園の百草園も観賞したいじゃございませんか。 そんなとき、少佐どのをどこかに停め置いて、おそばを離れるなんてことは わたくしにはとてもできないのでございます。 ですからね、GTには申し訳ないのですが、気軽にカギかけてほっぽっておけるほうを チョイスしてしまったのでございました。 さてさて、道はそこそこ急傾斜……ではございますが、ウッチー店長おっしゃるところの、 「尋常でない激坂」というほどではございません。 「あとひといき」の看板を見て、このまま百草園の坂が終わってしまうなら、 ちょっと拍子抜けだわ~などと、少々楽観的な気分になっていたわたくしでございました。 ところが…… で、でました! 激坂! 恐怖の百草園の坂! 唐突に、突然に、道の角度がものすごいことになってしまったのでございます。 いくつか写真を撮ったのですが、どうも激坂の雰囲気が出ていないのでございますね~。 この↓写真がいちばん、急な感じがするのですが。。。 でも、まだ臨場感が伝わっていませんわ~。 実際は、もっと、もっと、めちゃくちゃ急な感じなのですわ~。 この百草園の坂、住宅地の中にありますので、生活の道として普通に機能している と思われますが、雪が降った翌日など、住民の方々はいったいどうやって この坂を下るのだろうと、わたくしはちょっと心配になったのでした。 ↑梅見にいらっしゃったご夫婦も、ずいぶんご苦労されていらっしゃるご様子…… ご高齢の方にはちょっと、厳しすぎる坂でございます。 まぎれもなく、ここの斜度はクレイジーだったのでした。 さすがはウッチー店長がいちおしなさるだけのことはございます。 さてさて、坂を上りきると、ようやく百草梅林園に到着でございます。 梅林園の外からでも、十分、梅を満喫できる感じでございます。 これは期待できそうなのですわ~。 さっそくわたくしも、入園してみることにいたしました。 入ってみると、思いのほか、こぢんまりとした感じの庭園でございました。 梅の見ごろは、最盛期にはまだちょっと早いかな……という印象です。 今年の冬は寒かったので、3月の第二週くらいが見ごろになるかもしれません。 ↑枝にはかたい蕾がたくさんありますから、満開になったら、もっともっと 見ごたえがあろうかと存じます。 でも、梅に早かった分、咲き残りのスイセンや、福寿草を楽しむことができました。 石の階段を上りつめたところには、藁葺き屋根の庵がありまして、 建物の一部が茶店として開放されていました。 もちろん、お約束の「花より団子コーナー」もございますの。 おでんとか、甘酒とか、とっても魅力的な幟が並んでおります。 木々の間からは、多摩川越しに国立か国分寺あたりの町並みが 眺望できるのでございました。 この百草園、もともとは、松連寺というお寺だったようでございます。 ふむふむ……そして、今は京王電鉄が管理する観光梅林園となった……という ことなのでございますね。 鉄道会社が管理しているだけありまして、こんな↓ところにその名残が…… この↑土留めに使われている木材は、たぶん、線路の枕木でございましょう? 京王電鉄の路線で使われていた枕木を、再利用していらっしゃるのではないでしょうか。 今の枕木はコンクリート製でしょうから、この木製の枕木は、きっと年代モノに違いありません。 味わい深くて、よい感じなのですわ~。 さてさて、古い枕木も観賞したところで、梅林園を出たわたくし。。。 「百草園の坂」も「百草園の梅林」も、取材完了でございますから、任務は無事、 達成したのでございますが…… 梅林園の出入り口のところに、ちょっと気になる看板を見つけてしまったのです。 手作りジェラート…… しかも、牛舎とともに紹介されているということは、きっと、新鮮なミルクで 手作りされた特製ジェラートに違いないのですわ~! わたくしは大急ぎでGTのカギをはずして、まずは牛舎めがけて尾根道を下りだしたのでございました。 その顛末につきましては、また後ほど……
ときどきのぞきに来ているのですが、なにはなくとも書き込みがあるとほっとします。
ではでは
お元気そうで何よりです。新天地で、新たなるトレーニングルートが開拓できましたね。
それにしても、写真でそれだけの度迫力で写る坂ってすごいですね。
本当に雪の日なんか、上から車が降ってきそうな感じですね。
普段何気なく通過するだけの百草園なんですけど、思ったより趣のある場所なんですね。すごく意外です。
かくいう、私は伊豆に行って川津桜を見物してきました。すさまじい渋滞でしたが、自転車には「そんなの関係ねぇ(そろそろ、潮時かな)」っていう感じでスイスイ行かせてもらいました。
ようやく自転車の季節ですね。
我々も皆、Mt.富士ヒルクライムにエントリーして(定員オーバーで締め切りギリギリ)
これからトレーニング開始ってところです。
うり坊さんは今年も乗鞍出られるのでしょうか?
お忙しいとは思いますが、また楽しい話お知らせください。
久々のレポート、楽しく読ませていただきました!
百草園は名前しかしらなかったのですが、のんびりできそうな良い所ですね。
激坂2枚目の写真を見た瞬間、迫力に「うわぁ…」。以前横浜は天王町のYBP近くのビール坂という一直線の急な坂を歩いて登ったのですが、ふと振り返った時の恐怖を思い出しました。
私も急な坂道を見ると、雪の日はどうしてるんだろうと心配してしまいます。よかった、同じことを考える人がいて。
ジェラートのてん末も楽しみにしています。
ではでは、また!
今年は蘇我の梅林の梅見にいかなかったので、せめて富士霊園の桜でも見せに母を連れて行こうかと思っています。
わたくしめの近所にも距離は短いですが激坂があるのですが、写真でみるかぎりそれ以上のようですね。うり坊様はこの坂をGTで上ったのですか?
今回はうり坊様がとられた写真がいっぱいありましたが、わたくしめにとってあこがれの君であるうり坊様ご自身が写っている写真がないのが残念です。う~ん、お願~い、今度は誰かにうり坊様ご自身の写真を撮ってもらって元気なお姿を(お美しいそのお顔も)拝見したいものです。
次のレポートを楽しみにしています!
偶然にも同じころに同じ場所に行かれていたと知って、つい初コメントしてしまいました。私はどうにもヘタレですので、しっかり挫折してしまいましたが……。枕木には気づきませんでした。売店ばかりに目がいってしまう私とは違ってさすがです~。
帰りは私も百草ファーム経由でした。かわいい子牛さんの大きな瞳に癒されましたよ~。アルティジャーノ・ジェラテリアはいかがでしたか? 冬のアイスもいいものですよね。
仲間と若葉台パークヒルズ周辺をサイクリング(トレーニング)しておりました。
丁度周回出来る坂コースが有り、ナカナカきつうございました。
帰りには’耳をすませば’の舞台にもなった坂(仲間はいろは坂と言ってましたが正式名称は?)、桜ヶ丘駅を真っ直ぐ南に走った所を体験してまいりました。
都内と違い多摩サイは近いし山はあるし いいところですねえw
ご無沙汰ばかりして、申し訳ございません。
ときどき見にきてくださっていたとか……申し訳ございません~。
相変わらずのドタバタ生活でございますが、できるだけ自転車には乗りたいと思っているわたくしでございます。
yassiさまは、最近も遠出などされていらっしゃるのでしょうか。
yassi さまがお住まいのエリアは、あまりスギ花粉なんて飛ばないのですわね?
こちらは毎日、花粉情報が記録を更新しております。
今朝の天気予報でも「この春で最も花粉が多い日」なんて言っていました。
うわ~ん、いま時分は、あちこちから花の開花情報なんかが聞こえてきて、
とってもステキな季節のはずなのに、スギ花粉アレルギーのせいで毎年台無しなのですわ~。。。
ご無沙汰しておりまして、申し訳ございませんでした。
百草園はすぐご近所なので、「梅の開花チェックはしておかないと……」と思ってでかけてみました。
ものすごい激坂の上にあり、さらに入り口の門をくぐってからも上り坂が続き……お年寄りには険しい梅林と思いましたけれど、高齢とお見受けするお花見の方が思いのほか多くて、おどろきましたわ~。
YOSHIDAXさまは、ソメイヨシノよりも一足も二足も早い、川津桜をご観賞されたとか……
それはそれは、ようございました~。
川津桜は人気がありますから、マイカーなどでの花見は、渋滞も激しくて大変だとお察しいたしますけれど、なるほど、自転車ならスイスイ走れて、とっても理にかなっているのですわ。
駐車場の心配も不要でございますもの~。
わたくしの体力では、伊豆の山越えも困難かと思いますけれど、さすがはYOSHIDAXさま!
伊豆の山も、アップダウンの激しい海岸線も、なんなく駆けてしまわれるのですね~。
んま~! お懐かしゅうございます、福岡さま~。
コメントを頂戴し、ありがとうございます。
ご無沙汰ばかりして、申し訳ございません。
感涙隊のみなさまは、今年もイベント参加をグイグイ推し進めていらっしゃるのですね。
Mt.富士ヒルクライムは人気がありますから、すぐいっぱいになってしまうのですよね~。
でも、富士山のヒルクライムレースの中では、毎年、いちばん盛り上がっているのではないでしょうか。
ぜひぜひがんばってくださいませ~。
わたくしのほうは、乗鞍は……ムムム、ムリですわ~!!!
とにかく、わたくし、レースというものには絶対的に不向きでございますし、
他の選手の方々にご迷惑でございます~!
今年もし、乗鞍へいくとしましたら、それは個人山行……いえ、個人クライムでございます。
そして、今度はエコーラインに挑戦したいですわ~。