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乗鞍岳への自転車道

40歳で突如、自転車乗りになろうと発心して早15年。CAAD9少佐と畳平へ駆け上がる日はくるのでしょうか。。。(汗)

いきなり、ハイエース!

2012年09月02日 | 日常
娘がクルマの運転免許を取得しました。
府中の試験場でテストを受けて、その日の午後にはもう、写真入りの免許証を手にした娘。
ここまでは、なにもかもが順調でした。
そう、、、
本当の試練は、免許を取得したその後に、待ち受けていたのです。

なぜならば、、、わが家のクルマは、
トヨタ ハイエース

自転車の前後輪を外すことなく、4台積める夢のトランポ。
しかし、、、自転車が好きでも何でもない娘からすると、無意味に大きいのみならず、荷室は広いが人間は5人しか乗れない、いっそワンボックスのファミリーカーのほうが、よっぽど使えるじゃないか、、、とツッコミを入れたくなるような、いまいましいクルマなのでした(汗)

もともとは、良識的なセダンに乗っていたものを、6年前、八王子に引っ越してくるやいなや、当時、自転車に狂っていたわたくしの一存でハイエースに買い替えたわけです。
娘にしてみれば「なんでこうなった?」という展開でございましょう。

そして、このたび、、、
めでたく運転免許証を手にした娘は、再度、母親であるわたくしの身勝手ぶりに、怒りをたぎらせることとなったのでした。
だって、免許取得後、はじめて握るハンドルが、ハイエースなんですから!
もう、怒りきれません~(汗)

実は、娘が免許を取ることになった時点で、もうちょっとサイズの小さな、普通のクルマに買い替えることも検討していたのです。
でも、バブル崩壊と同時に生を受け、平成不況と共に育った娘は、クルマを買い替えるなんてゼータクな話には、それはそれで、同調できないのでございます。

自分さえこの困難を乗り越えれば、家計からの出費を抑えられるのだと自らを鼓舞し、歯噛みしつつ、必死にハイエースの運転スキルを身につけようと頑張るのでありました。
ああ、、、非常識な親の元に生まれたがために、何につけても苦労を強いられる、かわいそうな娘であります。




おじさんとおばさんの会話

2012年08月24日 | 日常
自分が年齢的に中高年に分類される、、、という事実を、時々、会話の中で気づかされることがございます。
例えば、こんなとき、、、

友人K「それってさぁ、一種の囲い込み戦法だよね。“キューハチ”みたいな感じじゃん」
うり坊「キューハチ? ハテ、、、」
46歳のわたくしでさえ、一瞬、戸惑いましたのよ。

さあさあ! 中高年の方々は、もうお気づきですね。Kが言うところの、キューハチとは、、、
そうです。NEC PC9801シリーズのことですね!

今の30代の方々に“キューハチ”って言って、9801に結びつくことは、まずないでしょう。
よっぽどヲタクの方ならあり得るかもしれませんが、、、

この会話をきっかけに、長らく声に出して言っていない単語、懐かしい単語を発掘してみたのです。
以下、Kが発掘した単語。

OS2
ああ!懐かしいですね! 山口智子さんがイメージタレントさんでしたわね。

AUTOEXEC.BAT
シビレますわね~! DOSプロンプトなんてのも、関連用語ですわね。
CONFIG.SYSなんてのも、よく使いましたわね。

漢字Talk7
MAC OSに飛び火しましたわね。
これも懐かしい! 昔のMacは様々な意味で、参入障壁が高かったですわね。

HyperCard
まさしく久々に耳にする言葉ですわね!
ハイパーカードにはいろいろと楽しませていただきました。
当時のMacintoshの世界観を象徴するソフトウエアでございます。

VZ Editor
再びDosだ、、、これも懐かしい! 非常に優れた秀逸なソフトウエアでございます。
考え方がおおらかで、斬新でしたわね。
MS-DOSが終焉し、Windowsの時代の訪れと共に、役割を果たしきって消えていった。。。
ありがとう! VZ Editor!(涙)

、、、まだまだ、たくさん発掘したのですが、キリがないので、本日はここまで、、、
みなさま、ときどき思い出してくみてださいね。。。




丑三つ時の反省文

2012年08月08日 | 日常
丑三つ時あたりに目が覚めて、そのまま明け方近くまで眠ることができない、、、ということが、たまに発生いたします。
たいていは、その前日あたりに、自分の愚かさを痛感する出来事があったりして、心がザワザワしているときに起こるようでございます。
今もそんな感じでして、もう2時間近くも布団の上で悶々としているのでございました。

愚かしいことをしてしまったなあと反省する丑三つ時。
恥ずかしい、自分で自分がなさけない、、、等々、ガッカリな感情に苛まれる時間でございます。
そのうちに「いくつになっても私はバカなんだな」とか「人格のベースが浅はかなんだな」とか、どんどこ自己否定な方向に気持ちが向いていくわけでございます。
まいど、そんな感じで猛省するわけですが、いままで、これを何度も何度も繰り返してきた人生ですから、今回で人格が修正される可能性は非常に低いのでございます(汗)
きっとまた、近い将来、丑三つ時の猛省をする夜がやってくることでございましょう。

それにしましても、、、四十半ばをすぎて、いまだにこう人格が定まらないと申しましょうか、自分の人としての完成度の低さ、不出来さというものに苦しめられて、右往左往して夜中に目覚めてしまうというのは、大人としてどうなのかと、我ながら思うわけでございます。

泰然自若
遠い憧れなのですわ~。。。




雨の中、また銀座の伊東屋さんへ行った日

2012年06月17日 | 日常

今日は、仕事が終わってから、また銀座の伊東屋さんへ行きました。
それと申しますのは、友人Kが先日購入したばかりの「ペリカンM805」のペン先を伊東屋さんで調整してもらうというので、わたくしは、またそれに付き添って参ったわけです。

ああ、、、前回、わたくしが伊東屋さんに参りましたのは「蒔絵の万年筆 美しい日本の伝統」開催中でございました。
そこで思い切り、並木の研出高蒔絵にヤラレてから、はや半月。
今日あたり、伊東屋さんに足を踏み入れるのは極めて危険でございます(汗)

さて、MFの万年筆売り場でKが店員さんとやりとりしている間、わたくしは当然のことながら、
並木のガラスケースにむけて突進していったのであります!

ところが、、、

銀座伊東屋さんのレイアウトをご存じの方にはわかっていただけると思うのですが、並木コーナーは、万年筆売り場の隅の、ちょうど90度の壁の角のところに配置されているのですけれども、、、
本日のその時間は、どういうわけか、ひと組の男女がその隅っこのところに立ちすくんで、なにやら深刻な雰囲気でひそひそと会話をしているのでありました。

わたくしといたしましても、並木の万年筆を観賞したい気持ちは非常に強かったのでございますが、、、
その男女をとりまく空気が、あまりにも重いムードでありましたので、容易には近づくことができません。
なにげに、男女の立つ並木コーナーまで、あと2メートルくらいのところまでは歩み寄ったのですが、それ以上はどうしても近寄りがたいのでございます(汗)
逡巡しつつ、あたりをウロウロしておりますうちに、とうとうKの用事が済んでしまいました(汗)

どうやらKは、2本の万年筆のペン先調整を依頼したようで、出来上がりまで1時間ほどかかるとのこと。
その間、伊東屋さんの中で時間をつぶすことになりましたが、並木コーナーには、相変わらず例の男女が、やんごとない様子で立ちすくんでおりますので、とりあえず別のフロアを見て歩くことにいたしました。

まずは、5階の手帳コーナーへ。
このフロアでは、ツバメノートのタテ罫・A6ノート(147円)を2冊購入いたしました。

続いて4階では、トラベラーズノートのリフィル(840円)を購入。

さらに3階では、B5サイズの下敷き(126円)を1枚購入。

総額1,260円のお買いものですが、あれこれ眺めたり手に取ったりして選んでおりますので、
ずいぶんたくさんの物を買った気分でございますよ!

2階はスルーいたしまして、ふたたび万年筆売り場のMF階に戻ってまいりましたときには、ちょうど万年筆が出来上がる時間でございました。

さてさて、調整済みの万年筆の仕上がり具合をKが試しておりますところ、わたくしは手持ち無沙汰で、何気なく、隣りでお買いものをしているお客様の様子に気が向いたのでございます。

その方は、20代後半くらいの若い女性で、一人でお買い物にいらしているようでした。
プラチナの、セルロイド製の「金魚」という万年筆の購入について、ずいぶん悩んでいらっしゃるご様子です。
このプラチナの「金魚」、実は、わたくしもたいへん好ましく思っている品物で、内心(うん、うん、そうですわね、この金魚は、魅力的ですわね、わかりますわ~)と、はげしく共感していたのでございました。
お値段は、3万1,500円。
万年筆に3万円というのは、人によって価値観が異なるとは思いますけれど、、、
少なくともこのお嬢様にとっては、相当、高価なお買いもののようでした。
(もちろん、わたくしにとりましても、非常に高額なお品物です。)
なぜなら、日本製の万年筆というのは製品として、非常に高品質かつ高性能な出来栄えなのでございますから、筆記具という意味合いにおきましては、1万円のもので十分すぎるほど素晴らしい書き味だとわたくしは思うのです。

もちろん、1万円のものよりは2万円、2万円のものよりは3万円のもののほうが、より品質が高いには違いありませんが、、、

さて、このお嬢様。

どうやら、どなたかへのプレゼントを買うために、伊東屋さんにいらしているようなのですが、
だいたい、1万円くらいのご予算を想定していたようでございました。
それが、ショーケースに並んだ万年筆を吟味しているうちに、このプラチナ「金魚」がお気に召されたようで、その大切な方へのプレゼントに、ぜひこのプラチナ「金魚」を買い求めたいと思うものの、大幅な予算オーバーをいかに乗り越えるか、そのことで、お苦しみなのでいらっしゃいました。

店員さんは、1万円クラスの万年筆をいくつか取り出して、見せてくださっていましたが、、、
お嬢様のお心は、プラチナの「金魚」にすっかり魅せられているようでございました。
いったい、このお嬢様がどのような決断をされるのか、もう、わたくしもドキドキでございます。

ああ、本日、偶然、伊東屋さんの万年筆売り場で、たまたまお隣に居合わせただけなのでございますが、、、
もう、わたくしは手に汗にぎるような緊迫感で、お嬢様の葛藤をお見守り申し上げるのでございました。

この間、わたくしの頭の中には、さまざまな妄想が広がっております。
明日は、父の日。
このお嬢様は、もしかしたら、父の日のプレゼントを買いにいらしたのではないかしら。。。
当初の予算は1万円だったけれども、伊東屋さんのショーケースの万年筆を見ているうちに、どうしても、この「金魚」をお父さんにプレゼントしたくなってしまったのかもしれません。

でも、お金が足りない、、、月半ばで、3万円も散財してしまったら、お給料日まで暮らしていけないわ。。。
ああ、でも、お父さんには、この「金魚」がぴったりよ。プレゼントしたら、きっと喜んでくれるに違いないわ。
お父さんに、この「金魚」をあげたいなぁ。。。でも、お金が、、、

ああ! もう! なんてお父さん思いの、いい子なんでしょう!
おばさんは感動した!(涙)
こうなったら、おばさんが5000円お小遣いあげるから、お嬢ちゃん、お父さんのプレゼントに、この「金魚」お買いなさいな!
(あり? 5000円じゃ、どのみち足りないかな?)

、、、と、まあ、こんな具合に、わたくしの妄想は広がるばかりです(汗)

でも、とうとうそのお嬢様は、深いため息をつくと、
「どうしても決断できませんので、また出直してまいります」
そうおっしゃって、その場を立ち去っていかれました。

わたくしは、どっと脱力しつつも、、、
このお嬢様の、真摯な物選びの姿勢に心うたれておりました。

バブル世代のわたくしが20代のころといえば、日本は、、、とりわけ、この銀座という街は、のぼせかえっておりました。
今の時期でしたら夏のボーナスを見込んで、ブランド物の洋服やバックを買いにくる若い女性であふれていたはずです。
あれから25年、銀座は今も華やかな街ですが、若い人たちの買い物に対する意識は、ずいぶんと堅実になったと感じます。
まして、自分の物ではなく、どなたかへのプレゼントを、こんなにも懸命に気合いを入れてじっくり選んでいらっしゃる。。。

銀座には、あちこちに小さなドラマが見え隠れしているのでございますが、このお嬢様のシーンには、じんわり胸が熱くなったわたくしでございました。

、、、はっ! そういえば、あの並木コーナーにいらしたカップルは、どのような展開になったのでございましょう!
振り返ると、並木コーナーにはもう、誰もいないのでございました。
やはり、銀座には、さまざまなドラマが繰り広げられているようでございます~(汗)


中央自動車道の集中工事

2012年05月22日 | 日常
突然ですが、多摩エリアから都心に向かうハイウェイといえば、中央自動車道でございます。
この中央高速、毎年、ゴールデンウイークの後のこの時期に、集中工事を行うのですの。
安全のためには必要な工事なのでしょうから、何も文句はないのでございますが、ただ、しかし!
八王子くんだりから、毎日、六本木にクルマ通勤しているわたくしどもとしましては、この恒例の行事に悩まされるわけでございます。
え? 電車使えよ!でございますか?
ん~、、、ちょっとなぁ~、それは、ちょっとなぁ~、ブチブチ、、、
というわけで、なんとかクルマ通勤をゴリ押しすべく、毎年いろいろとプランを練るのでございますが、、、
結局のところ、東名高速に迂回する、、、くらいのアイディアしか出てこないのでございます。

八王子から東名高速、、、想像するだけでクラクラしちゃいますでしょう?
しかも、川崎ICから乗りますの。
八王子と川崎、、、完全に文化圏が異なっております。
だがしかし、やるしかないのでございます!

この集中工事の期間、わたくしどもは、八王子からトコトコと聖蹟桜ヶ丘を経由し、連光寺の坂を越えて大丸方面へ下り、多摩川に沿ってひたすら走り、生田緑地の山を越えて、小田急線を越えまして、ようやく川崎ICへ取り付くというわけでございます。

それで、今更申すのもなんですが、東名高速道路というのは中央道と比べて、やっぱりあか抜けていますわね!
なんでしょう、毎年感じることなのですが、日本経済のまさしく主脈の道という風格がありますのね。
わたくしは、根っからの多摩人なので、中央道とか甲州街道の文化に馴染んでおりますから、東名には異文化の空気感を感じるのです~。
都心部に入っても、やっぱり同じなんですの。
例えば、4号線の幡ヶ谷とか初台あたりの感じと、3号線の三軒茶屋や池尻のあたりって、風景が違いますもの。
あ、いえ、違う場所なんですから、風景が違うに決まってますが、そういうコトじゃなくて、、、(汗)
なんか、3号線のほうがスケール感がありますの。
「東京の表玄関はこっちだぜぇ」みたいな感じ、、、
すごいですわね~! さすがは東名さん。頼もしいですわ~。

中央道を使う者にとって、年に一度の集中工事はタイヘンですが、それでも年に一度くらい東名さんを走らせてもらうのも、またよきかな、、、と思う今日このごろでございます。