朝、洗濯物を干しに外へ出るとお隣の奥さんが話しかけてきた。
近頃の体調の話から「ショックなことがあって・・・」と言う。
「あなただけに言うけど」との前置きで始まった話はお嬢さんが亡くなったということ。
実はお隣のご夫婦は4月の始め、あの地震の前に奥さんの兄弟が住む九州に行った。だから、その悲報はつい最近届いたことになる。
とても不運だと思うのは、このご夫婦は7年前にご長男を亡くされている。
ご長男は40代で、お嬢さんは51歳だった。
子供がふたりともに先立ってしまった悲しみは計り知れない。
あまりにも辛い出来事に言葉を失った。
こんなに辛い思いをしなければならないなんて、人生ってなんだろうと思う。